2015

20

Apr

クルマの上手な買い方

車ボディタイプの種類とボディタイプ別の特徴について

<必見>ぴったりの1台が見つかる!クルマのボディタイプ別相性診断

現在、販売されているクルマのボディタイプは、ハッチバック、セダン、クーペ、ステーションワゴン、ワンボックス、ミニバン、SUV、オープンカーの8つに大きく分けることができます。
自分のライフスタイルや用途に合うものを選ばないと、「あっちにしておけばよかった」と後悔するハメになってしまいます。

そんなことにならないように、2回目のテーマは「ボディタイプ別相性診断」。
ボディタイプごとの特徴を通して、どんな人に合うのかを紹介していきます。

ハッチバック

ハッチバック

自動車ライターの水野誠志朗さん曰く、「いまでは最もスタンダードな形で、最も使いやすい」のがこのタイプ。
コンパクトな車体の後部に、船のハッチのような跳ね上げ式のドアがあることから「ハッチバック」と呼ばれています。
車室と荷室が仕切られていないうえ、後部座席を倒すことができるため、かさばる荷物でもラクラクと積み込むことができるのが特徴です。

また、その多くはスマートなデザインで、見た目にもこだわりたいという人もきっと満足できるでしょう。機能性に加えてデザイン性にも優れたハッチバックは、まさにオールラウンダー。
使い勝手のよさで、マイカービギナーにはオススメです。

セダン

セダン

エンジンスペース、居室、荷室が独立した3つのボックスに分かれているのがこのタイプ。
人は人、荷物は荷物、と機能がしっかり分けられており、特に後席空間が快適に作られているのが特徴です。
タクシーや高級車に多く採用されているのはそのせいで、乗員を重視しているので乗り心地も快適です。
その反面、それほど機能性が高いとは言えず、スタイリングの面でも無骨になりがちなクルマかもしれません。

クーペ

クーペ

いわゆるスポーツカーがこのタイプ。スタイリング重視で荷室は小さく、2人ぐらい乗れたらいいという感じです。
流線型のかっこいいボディに憧れるという男子は少なくないのではないでしょうか。
クーペとは、まさに“走り”を追い求めたタイプだと言えそうです。
そういった意味で、機能性はほとんどない(排除している)と言っても過言ではないので、子どもがいるようなファミリーにはオススメできません。
とにかくクルマの運転が好きで、「どこかに移動するのではなく、運転すること自体がクルマに乗る目的」という人にオススメです。

ステーションワゴン

ステーションワゴン

セダンの後部の車室と荷室を一体とさせたものがこのタイプ。セダンが持つ快適性と、荷室の広いクルマが持つ機能性を兼ね備えていると言えるでしょう。
セダン並みの快適性と走行性能を備えながらも、大きな荷物がたくさん積み込める…。水野さんも「性能と機能が融合していて、私のオススメは断然このタイプです」と語るほどです。
特にヨーロッパのクルマには多いですが、ハッチバックが主流の日本ではあまり人気がなく、選択肢も少ないと水野さんは残念がります。走りや快適性を求めつつ、荷物もいっぱい運びたいという人にピッタリ。

人とは違った個性を打ち出すなら、ステーションワゴンがオススメです。

ワンボックス

ワンボックス

その名の通り、1つの箱のようなボディスタイルをしたタイプです。エンジンは運転席の下にあるためボンネットはなく、また巨大な荷室があるのが特徴。
もともと商用車として生まれたものがこのワンボックス。
その後は乗用車としても派生し、かつては大人数が乗れるファミリーカーとしても認知されるようになりましたが、ミニバンが登場して以来その面での影は薄いです。

とにかく車室は広いので、アウトドアスポーツなど、荷物をたくさん運びたいという人との相性がいいようです。

ミニバン

ミニバン

ファミリーカーとして「日本で最もよく売れているタイプ」(水野さん)のクルマです。ワンボックスとは違い、エンジンが車両前部にあるのがミニバンの特徴。車高が高いため室内空間が広々と感じられるほか、シートが3列あり、乗車定員が最大8人と多いのも魅力です。
また、シートをたためば荷物をたくさん積むことも可能です。
技術が進歩したおかげで、近年ではセダンと遜色のない走行性能を持っていると水野さんは評しています。一度に大人数が乗れるため、ファミリー層に特に絶大な人気を誇っていて、子どもがいるファミリーや、親子3世代で暮らしているような大家族には一番のオススメです。

SUV

SUV

スポーツ・ユーティリティ・ビークル(Sport Utility Vehicle)の略称。
その名が示す通り、ユーティリティ性の高いクルマで、地面から車体までの高さ(最低地上高)があるため、悪路を走破することに長けているほか、ドライバーの視点も高くなるので、非常に運転がしやすいという特徴もあります。
かつて「クロカン(クロスカントリー)四駆」とも呼ばれていた、激しい使用に耐えるヘビーデューティーな4WDタイプと、スッキリした都市型SUVと言われるタイプがあり、現在は2WDの設定もある後者が主流となっています。一方、ヘビーデューティーな4WDタイプには軍用車から派生したモデルもあるほどで、「走行性能はすさまじく、人が歩けないような道なき道も平気で走ることができるクルマです」と水野さんは話してくれました。

オープンカー

オープンカー

その名の通り、屋根が開くクルマです。オープンカーといえば、スポーツタイプのクーペを思い浮かべる人が圧倒的に多いかと思いますが、4人が乗れるセダンタイプのものも存在します。
最大の魅力は爽快感。街行く人の注目を集めること請け合いです。
とはいえ、耐久性の問題や(乗っている人に対する)騒音などというデメリットもありますし、車種によっては風をまともに受けることもあるようです。日本であまり流行らないのは、シャイな人や花粉症でお悩みの人が多いからかもしれませんね。

ただ、寒いと思われがちな冬に関しては、実はそうでもないようです。
シートヒーターが付いている車種も多く、暖房を付けて乗っているとちょうど冬の露天風呂に入っているような心地よさだとか。それは気持ちよさそうですね。

取材・文:クレインズ
イラスト:タケバヤシデザインファクトリー