2015

26

Jun

クルマの上手な買い方

福祉車両の上手な選び方についてご紹介します

「福祉車両」の選び方

介護車両

介護車両とは

車いす生活をされている方のためにクルマへの乗降を手助けしたり、車いすごと車内に乗り込むことを可能としている車両を福祉車両といいます。福祉車両は身体の不自由な方だけのためにあるものではありません。高齢化社会の加速より、今後はさらに車いす生活の方が増えることが確実視されている背景もあり、どの自動車メーカーも非常に力を注いでいる、ある種、注目のカテゴリーとなっています。

車いすからの乗降を手助けするタイプの中には、助手席側やリアシートが単純に横を向く簡易的なものから、シート自体にリフト機能が設けられ、車外にクルマのシートがせり出し、着座した状態のまま車内に格納される構造のものまで存在します。

また、車いすごと車内に乗り込むことが可能なタイプには、スロープ(坂)を押して車いすを車内にしまう簡単な構造のもののほか、リフト機能で車いすごと持ち上げる画期的なものもあるので、非力な方や高齢者同士の介護のような場合でも、安心して乗降させることが可能です。

このような機能や使い勝手だけでなく、車種の充実ぶりにも目覚ましいものがあります。それぞれの新車メーカーが一般的な製品ラインアップとして福祉車両を用意していることから、ワンボックスやミニバンばかりではなく、スマートに普段使いができるセダン、維持費や取り回しが有利な軽自動車、環境に配慮されたハイブリッドやEV(電気自動車)など、一昔前では考えられなかったほど幅広い車種選択ができることも、イマドキの福祉車両の魅力といえます。

福祉車両選びのポイント!

車椅子リフト車

車椅子リフト車

本格的な介護タクシーや、介護支援施設などでも採用されることが多いタイプの、本格的福祉車両です。車いすごと車内にアクセスすることができるだけでなく、人が乗ったままの車いすをリフトで持ち上げることで乗降できるので、介護する側の体力や年齢などの心配がほぼなくなります。車両の後方からの乗降だけでなく、車両の側方から乗降できるタイプもあります。

車椅子スロープ車

車椅子スロープ車

一昔前までは介護タクシーなどで最もポピュラーだった、車いすごと車内にアクセスできるタイプの福祉車両です。ワンボックスタイプのリアゲート側に専用のスロープを設け、そこを車いすが滑ることで乗降します。特に、乗せる際に大きな力が必要となりますが、車いすから介助される方を降ろさなくていいので、メリットは大きいです。

回転昇降シート車

回転昇降シート車

クルマの助手席側や後部座席が、乗降時に横方向に回転したり、車両の外側までシートがせり出すようにリフトすることで、車いすからクルマの椅子に座り替える際の煩わしさを軽減できる構造の福祉車両がこちらです。車いすに乗られている方の体力が比較的しっかりしている場合や、福祉車両以外にも愛車を使いたい場合にお勧めです。

「福祉車両」を購入した、武本さん一家

(名古屋市在住 | 主婦40歳 |70代の叔父介護をしています。)

「福祉車両」を購入した、武本さん一家
福祉車両を購入した武本さん一家
福祉車両を購入したことで毎日の通院も
ラクラクです。

車椅子から車へ移動するのが大変でしたが、福祉車両購入で解決しました。

3年ほど前に父が脳梗塞で倒れ、一命は取り留めたものの麻痺が残ってしまい、その時から車いす生活が始まりました。若い頃から出かけるのが好きだった父なのでクルマで出かける頻度も多く、その都度、クルマへの乗降を手伝っていたのですが、介護に慣れていない女性としては、男性を担ぎ上げてクルマの椅子に座ってもらうのは非常に重労働でした。そんな時に、一般家庭でも購入できる福祉車両の存在を知り、車検時期も重なったこともあり、思い切って自宅のクルマを福祉車両へ入れ替えたのでした。
購入する前までは、介護をするためだけの専用車両になってしまうのでは?と心配していましたが、我が家の愛車は助手席が横方向にリフトするモデルにしたので、父以外の人が助手席に座ることも可能ということもあり、ほぼ普通のマイカーとして活躍しています。父の乗り降りが昔以上に簡単になったことは言うまでもありません。
福祉車両のライナップが増えたため、元々クルマにうるさかった父が、ハイブリッドセダンに乗れていることを喜んでいる点も非常に印象的です。

「福祉車両」の口コミランキング

※口コミの投稿が多い車のランキングを集計するものとなり、車の売上や性能を順序付けるものではありません。

ダイハツ タント 2013年モデル

軽なのに窮屈さを感じなく快適!

まず乗ってみて驚いたのが広さで軽自動車は狭いイメージがあるけど後部座席に乗っても窮屈さは感じなく快適です。また助手席にも乗ってみましたがフロントガラスが大きいので視野も広くて運転もしやすそうでした。積荷の広さは大きくないものの室内が快適なので気にするまでもなくとても乗り心地が良かったです。

20代/男性 同乗者

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トヨタ アルファード 2015年モデル

特に2列目は非常にゆったり!

非常に開放感があって特に2列目は非常にゆったりとした気持ちで座ることができると思いました。 3列目も非常にスペースがあり、大人がある程度ゆったり座れると思います。特に2列目シートはビジネスクラスのような座席ですが、これがまた一緒に試乗した家族には好評。前のシートよりもホールド感が増していると思います。

40代/男性 運転経験者

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日産 セレナ 2010年モデル

個性的で操作性がアップ!

個性的なデザインとしながらも、スイッチなど操作系をコントロール中央に集めて操作性を高めています。インパネまわりを中心に室内には便利な収納スペースを数多く設けているので、収納場所がなくて困るということはありません。

30代/女性 同乗者

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トヨタ ノア 2014年モデル

広々として遠出にとても重宝!

とても広々としています。子どもや足が不自由な高齢者でものびのびと座れるので、遠出にとても重宝しています。運転時も、視界が広くて車高も高いので、とても運転しやすい車だと思います。私は、この車に乗っていてあまり不快な感じは受けません。走りもとてもスムーズなので、一番最初に乗った時も、緊張はしたけれど、とてもゆったりとしながら運転することができました。

20代/男性 同乗者

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ホンダ N BOX+ 2012年モデル

運転しやすく楽しい!

1.運転時の視界の広さがとても良くて運転しやすく楽しい。 2.軽自動車なので当たり前ですが、小回りが効くので駐車およびUターンしやすい。 3.乗り心地が良く疲れにくいので長距離運転も気にならない。 4.乗り降りが楽で非常に使いやすい。

60代/男性 所有者

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「福祉車両」選びで見るべきポイントや注意点

車選びのプロが「福祉車両」で注目すべきポイントを独自にアドバイス。また意外な落とし穴や注意点もお教えします。

「福祉車両」選びで見るべきポイントや注意点

上記のユーザーボイスの中でも言われていますが、極端に車いすを乗せるということに特化させてクルマを選んでしまうと、それ以外の要素での使い勝手に制限が出てしまうので注意が必要といえます。介護以外の場面では、普通のファミリーカーとして使いたいとか、ある程度の乗車定員数は確保しておきたいと考えた場合に車いすごと乗降するモデルを選んでしまうと、車いす用スペースが大きく取られてしまい使い勝手が悪くなるので避けたほうがいいでしょう。
反対に、要介護者の病状が非常に重く、クルマの椅子に座り替えることが難しい状況なのに、普段使いを優先させたクルマ選びをしてしまうと、何のために福祉車両を選択したのかが分からなくなってしまいます。そういった場合は、ある程度普段使いが犠牲になってでも、車いすごと乗降できる車両を選ぶべきでしょう。
福祉車両を購入する際は、家族のライフスタイルなどに合わせて、どのくらいの便利さが必要かを見定めてから、福祉車両の種類を絞っていきましょう。