2015

11

Mar

クルマの上手な買い方

新車を購入する時に必ず知っておきたい!10の購入のポイント

カンタンにまとめると!

  • 新車購の狙い目は「3月」と「9月」
  • 高価な買い物は、じっくり時間をかけて商談をするのが基本

新車が欲しい! でもどうやって買ったらいいの?「この値段でよかったのかな?」「高く買ってしまったんじゃない?」なんて不安がつきまとってしまう新車購入。

洋服などのように買い慣れてるものではないし、値段が高いからついついためらってしまいがち。でも、せっかくの新車。買うからには、いつまでも気に入って乗れる愛車を、おトクな値段で納得して買う方法をチェックしてみましょう

【1】ベストなタイミングを選ぼう

■車を買う狙い目は「3月」と「9月」

ショップにバーゲンがあるように、クルマのディーラーにもドーンとプライスダウンする時期があります。

一般的にはディーラーの決算期がある3月」と「9月」。

それぞれの月末までが、いわばディーラーのバーゲン期間です。

また、買う私たちにとっては、まとまったお金が用意できる夏と冬のボーナス時期は買い物のモチベーションも盛り上がります。

それに合わせてディーラーもおトクなクルマを用意したりしますので、購入するには良いチャンスといえます。


決算期は決戦期!?

どんな企業でも、1年のある時期に売上げを集計して成績を確定します。

車のディーラーの場合、それが「3月」「9月」にあります。

いわば期末試験のようなもの。

1点でも多くとった生徒がほめられるように、1台でも多く売ったお店がメーカーから表彰されたり、セールスマンにもごほうびが出たりします。

同じメーカーでもディーラーが違えばやはり競争に。

「あの店が10万円値引くなら、ウチは12万円引きます。だからぜひご契約を!」というような安売り合戦、値引き合戦がヒートアップします。

こうした事情から3月と9月は値引きが多くなり、結果安く新車が買えるようになるのです。


■この時期に買うなら商談は早めに!

ディーラーにとって、車のナンバーがついてはじめて「売上げ」にカウントされます

つまり3月と9月の末日までにナンバー登録できないと、決算機の売上げとして集計されず、値引きが期待できなくなってしまいます。

ナンバー登録までには、必要な書類を揃えたり手続きをしたりするのに日数が必要です。またオプション装着に思わぬ日数がかかることもあります。

それらを見越して早めに、少なくとも2月はじめ、8月はじめくらいには希望する車種が揃えられそうか、当たりを付けておくといいでしょう。


■モデルチェンジ前の車種もオススメ

モデルチェンジを間近に控え、旧型になってしまう車種も狙い目です。旧型のクルマを残しておきたくないので、値段を下げて売り切ってしまおうとするからです。

ただし、買ったとたんに旧型になってしまうため、そういったことを気にしない人に限ります。

【2】高く「売る」ことも考えよう

■買取、査定の値段にもこだわりを!

新車の代金に、いまのクルマの下取り価格を足した額が、クルマ買い替えにかかる全費用です。だから、新車をたくさん値引きしてもらいつつ、高く下取ってもらうほど、支払うお金が抑えられ、おトクになります。

新車を買うときは、その代金や値引き額にばかり目が行ってしまいがちですが、下取り価格も要チェック。

ディーラーでは値引きと下取りをひとくくりにして、見積書の中でも同じ項目に書く場合もあります。

こうなると分かりにくくなってしまうので、値引き・下取り、それぞれにいくらなのかハッキリさせてもらうようにしましょう。

また、自分がいま乗ってるクルマの価格はいくらぐらいなのか、あらかじめ知っておくとディーラーとの商談も有利に進められます。そのためにも、新車購入が決まったら買い取り専門店に確かめておくといいでしょう。

最近は、複数の買い取り専門店の一括見積もりが取れるインターネットのサービスがあります。これを利用するとどの店が高く買い取ってくれるか、おおよその傾向が分かるので便利です。


■買い取り専門店もチェックして!

クルマを下取りしてくれるのは新車を買うディーラーだけではありません。

これまでだったら下取りに出す以外に方法のなかったクルマを買い取ってくれる「買い取り専門店」が各地にあります。

一般的にディーラーよりも「買い取り専門店」や「オークション」の方が高く売れる傾向があります。

特に、買い取り専門店が欲しい車種やボディカラーなどの条件と、あなたが売りたいクルマの特徴がマッチすればビックリするような高い値段がつくこともあります。

場合によってはウン十万円といった差がつくことも。

その差額でもうワンランク上の車種を選ぶことができるかもしれません。


■ディーラーの下取り?買い取り?

下取り車がないと新車を売れない、というディーラーはありません。

ディーラーと買い取り専門店、それぞれに「いくらで買ってもらえるか」を聞き(このことを査定といいます)、どちらか高い方に売ればいいだけです。

ただし、通勤などで毎日のようにクルマを使っている場合、クルマを売るときと納車の日のタイミングを合わせないと「使いたいのにクルマがない!」ということにもなります。

ディーラーに下取りしてもらう場合はそんなことはないのですが、下取り専門店に買い取ってもらうときは、以下に書くようにタイミングの調整が必要となります。


■ディーラー下取りの場合

まず、ディーラーに、新車購入費用の見積りをお願いします。

このときに「もしかしたら下取りに出さないかもしれない」と伝えて、下取りがある場合とない場合の2通りをお願いします。

そうすると、下取り価格がハッキリ分かります

またその際、買い取り専門店の話題を出すとイヤがるセールスさんもいるため、「友だちに譲るかもしれない」などとお茶を濁しておきます。

そうして、購入の契約をする前に買い取り専門店に査定をお願いします。

その結果、ディーラーの方が高ければそのままディーラーに下取りしてもらいます。買い取り専門店が高ければ、そちらに売る手続きをします

気を付けたいのは、これらのことは購入の契約をする前に行わなければなりません。契約のときは、下取り先もその値段もすべて決めることになります。

契約後は基本的に変更できませんので注意が必要です。


■買い取り専門店の場合

ディーラーで新車購入の契約をする前に、買い取り専門店に査定をお願いします。

査定の日と手放す日が離れていると、買い取り額が変わってしまうため、無用なトラブルを防ぐ意味でも、できるだけ手放す日の直前に査定してもらうようにします。

今のクルマを手放す日と新車の納車のタイミングを合わせるには、あらかじめディーラーからだいたい何日頃に納車されそうかを聞いておき、その時点での売却になることを伝えます。

そうすると販売店ではその時点での買い取り額を教えてくれるはずです。その値段をディーラーの下取り価格と比べます。

【3】好きなオプションを選ぼう

■例えば、こんなオプションを

オプションは、カーナビやETCなどあなたが必要とするものを選ぶといいでしょう。

ワンボックスカーではスライドドアを自動で閉める「オートクロージャー」などが、子どもや両親を乗せるときに便利、と人気を集めているようです。また、スポーツカーの場合カッコ良く引き立たせるエアロパーツも人気です。

ただし、オプションをたくさん付けすぎると新車購入代金が高くなるばかりでなく、購入時に支払う税金(自動車取得税)も高くなってしまいます。

さらに、代金にかかる消費税にも影響が出ますので、オプションの付けすぎには注意してください。


■2つのオプションの注意点

オプションには大きく分けて「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」の2種類があります。

「メーカーオプション」はオートエアコンやサンルーフなど、あとから装着できません。ですから、契約前に付けるかどうかじっくり考えて装着しましょう。

「ディーラーオプション」はカーナビやETCなど、納車後でもディーラーで装着できますので、あとから申し込んでも問題ありません。

【4】あなたの購入計画を立てよう

■基本、商談は長期戦で!

高価な買い物は、じっくり時間をかけて商談をするのが基本です。

高級車の商談などでは、1年以上かかることも珍しくはありません。

ディーラーに行くと通常、担当セールスが付きます。

そのセールスと時間をかけてゆっくり話すうちに、あなたの車の使い方や好みをセールスが理解してくれて、ふさわしいクルマやオプションを提案してくれることもあります。

また、お買い得の特別仕様車や、そのディーラー独自のキャンペーンなども、発表前にそっと教えてくれたりすることもあります。

じっくり時間をかけると、それだけ納得のいくお買い物になる、といえそうです。


■場合によっては短期決戦も効果的!

「値引きは得意!」という人は、短期決戦もいいかもしれません。

最初にも書きましたが

「3月」&「9月」の決算期は大幅値引きも引き出せる絶好のチャンス!

この時期を狙ってアタックしてみてはいかがでしょう。セールスはより多くのお客さんと商談をして、一台でも多く売りたいもの。「この値段にしてくれれば買う」とハッキリ希望を伝えて商談すれば、相手のセールスも少しでもいい成績を上げるために「OK」が出るかもしれません。

ちょっとムリ目の値引き額を設定して、チャレンジしてみてください。

その際、より忙しそうなディーラーを選ぶと、話がトントンと進むことが多いようです。セールスはチーフや部長といった権限を持つ人の方が値引きの判断が早くなります。

また、普段からディーラーに顔を出して“おなじみ”になっておいて、決算期になったら短期決戦でキメるという“合わせ技”もいいかもしれません。

【5】さらに値引きを引き出そう!


《値引き術①》ライバル同士で競わせる

「あっちは○万円値引いてくれる、って言ってますよ」というのが、値引き獲得の王道。特に同じクラスでライバルになるクルマ同士を競わせると、思いのほか大きな値引きをゲットすることも夢ではありません。

ひとつのディーラーでA車の見積もりを取ったら、つぎは別のディーラーで同じくらいのサイズや価格帯のB車の見積もりを取り、双方の見積額を競わせるわけです。

このやり方は、商談の最初の頃にやると、より低い値段から商談スタートできて有利です。


《値引き術②》違うメーカーで競わせる

競わせるなら、まず、違うメーカーのクルマを選びます。

他のメーカーにお客さんを取られたくないのでディーラーはがんばる、つまり大きな値引きが期待できるからです。

同じような価格帯で、異なったメーカーから気になるクルマを選ぶといいでしょう。


《値引き術③》違うディーラーで競わせる

ひとつの車種でも、違うディーラーどうしで競わせる方法もあります。

その場合は、終盤にさしかかってからの「切り札」として使うといいでしょう。

メーカーではお客さんの情報は各ディーラーで共有しています。

あなたの値引き情報もディーラーが知ってしまい、最初から競わせると同じ値引き額のままそれ以上進まなくなることもあるからです。

また、人気車種などでは値引きが渋いことがあります。こういった場合は、同じメーカーでも違うディーラーどうしで競わせると、良い条件が引き出せることがあります。


【6】お得に買うなら、こんなクルマも

・新古車

ディーラーで使っていた試乗車や展示車が売りに出されることがあります。クルマ業界には「新古車」と呼ばれますが、一度ナンバーを付けたクルマですので、正式には中古車です。オプションがふんだんに付けられていたりする割に走行距離が短いので、お買い得感が高いのが特徴です。

・在庫車

お客さんにすぐに納車できるよう、ディーラーで持っているクルマです。一度もナンバーを付けてないので、新車です。たまに売れずに残っていることがあり、特に新車に入れ替わるときは、ディーラーは在庫車を早めに処分してしまいたいので、お買い得になります。

【7】ディーラー以外のお店も見てみよう

新車を売っているのはディーラーばかりではありません

自動車販売会社で、さまざまなメーカーの新車を扱っているお店がけっこうあります。インターネット検索などで探せるでしょう。実際に買わないまでも、値引きの材料として利用できます。

【8】メールを使って商談を有利に

仕事が忙しいので何度もディーラーに行けない、という人も多いのでは。そんな場合はメールで商談を進めてはいかがでしょう。

自宅や職場でじっくりと検討でき、面と向かっては言えない値引き要求なども、メールなら気軽に伝えられます。

【9】家族や友人を使って交渉を有利に

「あと5万円値下げしてください」なんて値下げのお願いをハッキリ言える日と派そう多くありません。

そんなときは「主人があと5万円下げたら、って言ってる」という言い方ならできるはず。

こんなふうに、家族や友人を上手に使うのもテクニックのひとつです。

【10】「総額」にこだわろう

同じ車種でも、グレードや仕様によって値引き額が微妙に変わることがあります。

価格表では安いグレードを買ったつもりでも、値引きなどを総合したら実はその上のグレードが買える値段になっていたということも。

そんなことのないよう、グレードごとに同じ条件で見積もりを取って確かめてみることも必要です。