車選び
更新日: 2022-06-06
ランドクルーザープラドの維持費は年間22万円!維持にかかる諸経費一覧
ランドクルーザープラドは耐久性、走破性、信頼性において世界トップレベルです。
ブランド力やリセールバリューの高さから、購入を検討している人も多いのではないでしょうか。しかし、その人気とは裏腹に「ランドクルーザープラドは購入しても維持できないんじゃないか…」と不安な方も多くいらっしゃるでしょう。
車の維持費というのは、大きく以下の4つの費用に分けられます。
車にかかる主な維持費
- 燃料代
- 自動車税
- 車検代
- 任意保険
車を購入する時は車体価格ばかりに注目しがちですが、維持費がいくらかかるのか把握しておくのは重要です。上手く計画を立てないと生活が圧迫されてしまいます。
そこで今回の記事では、ランドクルーザープラドの維持費を詳しく紹介していきます。ランドクルーザープラドに乗るのに必要な維持費や諸経費がわかり、今後の見通しにも役立ちます。
ただランドクルーザープラドの維持費を安く抑えるのには限界があります。自動車関連の費用を抑えるには、乗り換えの際に、いま乗っている車を高く売るなどの工夫が必要です。
車の乗り換えの際には、平均10万円以上も得をする一括査定サイトなどを上手く活用することをおすすめします。
ランドクルーザープラドの維持費は年間22万円
ランドクルーザープラドの維持費は、年間あたり約22万円です。
1年間にかかる維持費の詳細は以下のようになります。
ランドクルーザープラドの維持費の詳細
- 1年間の燃料代:10万円
- 自動車税:5万円
- 1年換算の車検費用:5万円
- 任意保険料:2万円
- 合計:22万円
また、自宅に駐車場がない場合は、上記の費用に加えて駐車場代も発生します。たとえば、東京23区内の月極駐車場の相場は15,000~55,000円です。
さらに、もし突発的な故障や損傷があれば修理代も発生するので注意が必要です。
維持費を安くするには、日頃のメンテナンスを欠かさないこと、自分でできる部分は自分で対応することなどが大切です。
燃料代:年間10万円(走行距離8,000km想定)
この章では、ランドクルーザープラドに乗るのに必要な燃料代を割り出していきます。
走行距離によって燃料代は異なるため、シミュレーションでは走行距離3,000キロ、5,000キロ、8,000キロで算出します。ご自身の状況に近いものを参考にしてみてください。
シミュレーションをするにあたって、まずはランドクルーザープラドの燃費性能をみてみましょう。カタログ値と実燃費を、トヨタ公式サイトやe燃費から調査しました。以下の表をご覧ください。
使用燃料 | グレード | カタログ値 | 実燃費 |
ディーゼル | TZ-G | 11.2km/L | 9.90km/L |
TX/TX”Lパッケージ” | 11.8km/L | 10.58km/L | |
ガソリン | TX/TX”Lパッケージ” | 9.0km/L | 7.52km/L |
ハイオク/td> | GX//AX/ZX/VX/GR SPORT | 9.0km/L | 7.52km/L |
※e燃費から引用
ランドクルーザーはガソリンとディーゼル、ハイオクの3種類が用意されていて、燃費性能も若干異なっていることがわかります。
以下では、売れ筋グレードである「TX」の燃費性能を基に、年間の燃料代を算出していきます。カタログ値で求めることも可能ですが、より現実に近い実燃費を採用します。
ランドクルーザープラドの燃料代をシミュレーション
ここから、ランドクルーザープラドの燃料代を、3つの走行距離に分けて算出していきます。
シミュレーションに使用する走行距離
- 年間走行距離:3,000km
- 年間走行距離:5,000km
- 年間走行距離:8,000km
ディーゼルエンジン車に使われる燃料は軽油なので、2022年5月時点の全国平均価格「1リットルあたり142円」で算出していきます。(価格はe燃費から引用) ガソリン価格は産油国の情勢で変動しますが、年間を通じて同じ価格とします。
計算方法ですが、年間の燃料使用量を計算したあとに1リットルあたりの燃料価格をかけて費用を算出します。計算式は以下の通りです。
燃料代シミュレーションの計算式
- 1年間の燃料使用量:年間走行距離(km)÷ 燃費(km/L)
- 1年間の燃料代:1年間の燃料使用量(L)× 1リットルの燃料価格(円)
では、3種類の走行距離別に燃料代を計算していきましょう。
走行距離3,000キロの場合:燃料代は年間約4万円
年間3,000km走行で想定される用途は、以下の通りです。
日常/レジャー | 近所への買い物や送り迎え、週末限定のドライブ |
通勤/通学 | 自宅から5km圏内にある職場への通勤に週5日ほど利用 |
では、ランドクルーザープラドで3,000km走行したときの燃料代を計算しましょう。
ランクルプラドの3,000km分の燃料代
- 1年間の燃料使用量:3,000(km)÷10.7(km/L)=280.4(L)
- 1年間の燃料代:280.4(L)×142(円)=39,817円
ランドクルーザープラドの1年間の燃料代は、3,000km走行で39,817円です。
走行距離5,000キロの場合:燃料代は年間約7万円
以下は、年間5,000km走行で想定される用途です。
日常/レジャー | 近所への送迎や買い物、1ヶ月に1回ほどの遠出の旅行 |
通勤/通学 | 自宅から7km圏内にある職場への通勤に週5日ほど利用 |
5,000km走行したときにかかるランドクルーザープラドの燃料代の計算は以下の通りです。
ランクルプラドの5,000km分の燃料代
- 1年間の燃料使用量:5,000(km)÷10.7(km/L)=467.3(L)
- 1年間の燃料代:467.3(L)×142(円)=66,357円
ランドクルーザープラドにかかる年間の燃料代は、5,000km走行で66,357円です。
走行距離8,000キロの場合:燃料代は年間約10万円
以下は、年間8,000km走行で想定される用途です。
日常/レジャー | 週末になったら頻繁にドライブへ出かける |
通勤/通学 | 自宅から10km圏内にある職場への通勤に週5日ほど利用 |
では、ランドクルーザープラドで8,000km走行したときの燃料代を計算します。
ランクルプラドの8,000km分の燃料代
- 1年間の燃料使用量:8,000(km)÷10.7(km/L)=747.7(L)
- 1年間の燃料代:747.7(L)×142(円)=106,173円
年間8,000km走行したときのランドクルーザープラドの燃料代は、106,173円です。
さらに、上記の走行距離でランドクルーザープラドに1~3年間乗り続けたときの燃料代を以下の表にまとめました。
年間走行距離 | 1年 | 2年 | 3年 |
3,000km | 39,817円 | 79,634円 | 119,451円 |
5,000km | 66,357円 | 132,714円 | 199,071円 |
8,000km | 106,173円 | 212,346円 | 318,519円 |
ランドクルーザープラドに乗るのに必要な燃料代の目安として、参考にしてみてください。
次は、ランドクルーザープラドにかかる自動車税について解説していきます。
自動車税:年間5万円
ここからは、ランドクルーザープラドの自動車税について説明していきます。
ランドクルーザープラドに課せられる自動車税は、年間5万円です。
自動車税とは、毎年4月1日時点における車の所有者に課せられる税金のことです。普通車は「自動車税」であるのに対して、軽自動車は「軽自動車税」と呼び分けられています。
※税金の種類が違うため(自動車税は都道府県税、軽自動車は市区町村税)
最も排気量が小さい「1,000cc以下」の自動車税は25,000円で、「1,000cc超」からは500cc単位で課税額が増額していきます。最大は「6,000cc超」の11万円です。
なお、2019年10月1日からの消費税10%への増税とともに、同日以降に登録した自家用乗用車は課税額が下がることとなりました。排気量ごとの自動車税額を以下にまとめたのでご覧ください。
排気量 | 2019年9月30日以前 | 2019年10月1日以降 |
1,000cc以下 | 29,500円 | 25,000円 |
1,000cc超1,500cc以下 | 34,500円 | 30,500円 |
1,500cc超2,000cc以下 | 39,500円 | 36,000円 |
2,000cc超2,500cc以下 | 45,000円 | 43,500円 |
2,500cc超3,000cc以下 | 51,000円 | 5万円 |
3,000cc超3,500cc以下 | 58,000円 | 57,000円 |
3,500cc超4,000cc以下 | 66,500円 | 65,500円 |
4,000cc超4,500cc以下 | 76,500円 | 75,500円 |
4,500cc超6,000cc以下 | 88,000円 | 87,000円 |
6,000cc超 | 111,000円 | 11万円 |
軽自動車税 | 10,800円 |
つまり、2019年10月1日以降にランドクルーザープラドを購入した人は、年間5万円の自動車税で済むのです。
初年度登録から13年経過した車は増税の対象になりますが、ここでは割愛します。
次は、ランドクルーザープラドの車検代について説明していきます。
ランドクルーザープラドの車検代:5万円(1年換算)
ランドクルーザープラドの1回あたりの車検代は約10万円です。新規登録なら36ヶ月、2回目以降は24ヶ月の周期で車検を行うため、1年換算で約5万円を想定しておくと良いでしょう。
車検の費用というのは、さまざまな要因によって違ってきます。
関連項目 | 費用の傾向 | |
高価 | 安価 | |
車検を依頼する場所 | ディーラー | 街の整備工場、ユーザー車検 |
メンテナンス | 純正部品 | 社外品、再生品、中古品 |
整備箇所 | 多い | 少ない |
端的にいうと、すべてをディーラーに任せると車検費用は高額になりがちです。しかし、メーカー直系のメカニックや設備があるので信頼性は抜群です。
逆にユーザー車検で済ませるのは安いですが、メンテナンスはDIYや街の整備工場に依頼しなければならないので、車の知識や自己管理力を要します。
以下は、車検時に交換が推奨されている消耗部品の一例です。
車検時に交換する消耗部品の例
- エンジンオイル
- オイルフィルター(前回交換していない場合)
- バッテリー
- タイヤ
- ブレーキフルード
- ブレーキパッド
- エアクリーナー
- デフオイル
- クーラント液
上記の部品を摩耗度合い、走行距離や経過年数など必要に応じて交換します。これから紹介する車検代の相場は、上記の消耗品の交換や作業工賃を含んだ価格としています。
以上を踏まえて、ランドクルーザープラドの車検代をみていきましょう。
車検費用:10万円前後が相場
ランドクルーザープラドの車検代は、10万円前後が相場です。
ただし、これは一般的な整備工場で車検を受けた場合の費用です。ディーラーで車検を受けたり交換部品が多かったりすると、20万円以上かかることもあります。
車検費用は、大きく整備費用と法定費用に分けられます。
ランドクルーザープラドの車検費用の内訳
- 整備費用が約4万円
- 法定費用が62,410円
整備費用は車検を受ける工場の基本料や都度追加される整備代や部品代などによって変動します。ランドクルーザープラドにかかる整備費用は4万円ほどが予想されます。
整備費用以外にかかるものは「法定費用」です。税金や保険などを総称したもので、どこで車検を受けても同じ費用が必要になります。
その法定費用の内訳は、以下の通りです。
法定費用の内訳
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
- 印紙代
上記の法定費用について、以下で説明していきます。
自賠責保険料:20,010円
ランドクルーザープラドの自賠責保険料は、2年間で20,010円です。
別名「強制保険」とも呼ばれる自賠責保険は、法律によって車の所有者に加入が義務づけられています。事故を起こしたとき、加害者の負担だけでなく被害者も救済してくれるのです。
自賠責保険料は、「自動車の区分」「加入する年数」などで保険料が異なります。
以下が自賠責保険の保険料一覧です。
保険期間 | 12ヶ月 | 13ヶ月 | 24ヶ月 | 25ヶ月 | 36ヶ月 | 37ヶ月 |
自家用乗用車 | 12,700円 | 13,310円 | 20,010円 | 20,610円 | 27,180円 | 27,770円 |
軽自動車 | 12,550円 | 13,150円 | 19,730円 | 20,310円 | 26,760円 | 27,330円 |
※2021年4月1日以降保険始期の契約に適用
自賠責保険はまとまった年数で用意されており、車検のタイミングで加入することが一般的なことから、24ヶ月や36ヶ月での加入が多いです。
13ヶ月、25ヶ月、37ヶ月といったように1ヶ月多いものも用意されているのは、車検の有効期限を過ぎても自賠責保険が切れないようにするためです。
新規登録なら36ヶ月分の自賠責保険料を支払いますが、2回目以降の車検は24ヶ月20,010円を支払います。
自動車重量税:41,000円
ランドクルーザープラドの自動車重量税は、2年間で41,000円です。
以下の表に、自動車重量税の税額をまとめました。
車両重量 | 24ヶ月 | 36ヶ月 |
~500kg以下 | 8,200円 | 12,300円 |
~1,000kg以下 | 16,400円 | 24,600円 |
~1,500kg以下 | 24,600円 | 36,900円 |
~2,000kg以下 | 32,800円 | 49,200円 |
~2,500kg以下 | 41,000円 | 61,500円 |
~3,000kg以下 | 49,200円 | 73,800円 |
※13年/18年経過車の重量税は割愛
ランドクルーザープラド・ディーゼル車の重量は2,180~2,330kgなので、2年間で41,000円の自動車重量税が課せられます。
印紙代:1,400円
指定工場で車検を受けた場合、印紙代は1,400円です。
印紙代は、車検の審査や車検適合証の発行などに充てられる手数料を指します。整備工場には「指定工場」と「認定工場」があり、どちらで車検を受けるかによって印紙代は違います。
種類 | 説明 | 代金 |
認定工場 | 地方運輸局長の認証を受けた工場 | 5ナンバー:2,100円 3ナンバー:2,200円 軽自動車:1,800円 |
指定工場 | 認定工場のうち一定基準を満たした工場で 自社に検査ラインをもつ |
一律1,400円 |
つまり、3ナンバーのランドクルーザープラドが認定工場で車検を受けた場合は2,200円の印紙代が必要で、指定工場なら1,400円の印紙代が必要になるということです。
以上が、車検代の中身となります。次は、任意保険料について説明していきます。
任意保険:2万円(20等級・平均的な走行距離)
ここからは、ランドクルーザープラドの任意保険料について説明していきます。
20等級で平均的な走行距離なら、自動車保険料は年間で約2万円です。
そもそも自動車保険とも呼ばれる任意保険ですが、自賠責保険ではカバーできない部分を補償する保険のことを指します。
法律による加入の義務付けはありませんが、約7割の運転者が加入しています。
年齢や補償範囲といった条件や「等級」によって、割引率が異なることも特徴の一つです。等級は契約者の事故リスクを示すもので、1~20等級の区分があります。
※22等級まで用意されている自動車共済もある
1年間事故を起こさないと翌年に等級が1つ上がり、保険料が安くなります。逆に事故を起こして保険を使うと、翌年に1~3等級下がってしまいます。
※事故の内容によって下がる等級が異なる
以上を踏まえて、条件を次のように設定して保険料を算出しました。
ランドクルーザープラドの保険料算出条件
- 免許証の色:ブルー
- 運転者の範囲:本人・配偶者限定
- 年齢条件の適用範囲:30歳以上
- 主な使用用途:通勤・通学
- 年間走行距離:5,000km~1万km
試算した保険会社は、「代理店型」ではなく「通販型(ダイレクト型)」です。なお、申し込み時に適用される「インターネット割引」も含めた保険料を算出しています。
等級別にみていきましょう。
15等級の場合
ランドクルーザープラドの15等級の保険料は以下です。
ランドクルーザープラドの15等級の保険料
- 車両保険なし:25,170円
- 車両保険あり:54,350円
車両保険をつけると、3万円ほど保険料が高くなります。
20等級の場合
20等級の場合の保険料は、以下の通りです。
ランドクルーザープラドの20等級の保険料
- 車両保険なし:20,270円
- 車両保険あり:42,760円
20等級の場合は、車両保険をつけても2万円ほどしか保険料は上がりません。等級が上がることで、車両保険も割安になることがわかります。
任意保険料の目安として、参考にしてみてください。
まとめ
今回の記事では、ランドクルーザープラドの維持費をまるごとご紹介しました。ランドクルーザープラドの維持費は、年間約22万円です。
ランドクルーザープラドはランドクルーザーと同等の信頼性がありながら、車体やエンジンはひと回り小さくつくられているため、維持費は安めです。
この記事を読んでランドクルーザープラドを買いたくなったら、ディーラーや中古車販売店まで足を運んで、実際に乗ってみましょう。
ランドクルーザープラドが、あなたと長く付き合える相棒であることを願っています。
- 公開日: 2022-06-02

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