2015

22

Jul

試乗レポート

人気の日産エクストレイルに新たな魅力のハイブリッドモデルが新登場!

カンタンにまとめると!

  • 日産エクストレイルにハイブリッドモデルが新たに加わった
  • ハイブリッドながらもアウトドアもできる力強さを備えた4WD性能
  • 外観の大きな変更は無いながら、圧倒的なコストパフォーマンスは維持

日産エクストレイル・ハイブリッドモデルが新たに登場

日産エクストレイル・ハイブリッドモデル

先代モデルでは、いち早く新世代クリーンディーゼル・エンジン搭載車を用意して、近頃のディーゼル流行りに先駆けて販売を行っていたエクストレイルだったが、今回のモデルからは宗旨替えともいえるハイブリッドを用意した。

その理由を日産に聞いてみると、
「実際にお客様の声を聞いてみると、やはりディーゼルよりもハイブリッドが欲しいという声が大きいのです。今回はそれに答える形としました」
とのこと。最近では輸入車の多くがディーゼル搭載車を用意しているし、国産でもマツダが販売に躍起になっている。しかし市場の声としては「ハイブリッド優勢」なのだという。

ハイブリッドが加わる前から、エクストレイル自体の販売は好調だった。結構なサイズ感のSUVながら、230万円台からのリーズナブルな価格設定が人気の理由だ。

ただガソリン仕様のエクストレイルは、これといって個性の薄いクルマだったことも事実。先代エクストレイルが、“タフギア”という打ち出しでアウトドアに親和性の高い装備等を数々備えていたのに対し、現在のモデルはそうした部分が影を潜め、良い意味ではシンプルなSUVだが、悪い意味では無個性なSUVという印象だった。

しかし今回ハイブリッドを加えたことで、その商品性は大きく高まり、個性も多少は増したことで魅力的な1台になったといえる。

ハイブリッドでもアウトドアをしっかりとこなせる4WD性能

これまでと同じ2.0Lエンジン(最高出力141ps、最大トルク21.1kgm)に、新たにハイブリッドシステムが加わった。つまりモーター(最高出力41ps、最大トルク16.3kgm)が加わったことで、システムトータルでの出力は188psとなった。

これによって走り出しから力強さが当然感じられるようになったし、加速自体も以前より遥かに伸びやかで気持ち良いものになった。

一方で燃費の方は、20.6km/Lとハイブリッドとしてはそれほど良いとは言えない数値。この辺りはスバルのXVハイブリッドやインプレッサ・スポーツハイブリッドと同様に、スポーツ性に振ったハイブリッドと考えるのが良いだろう。

スバルXV
スバルXV

スバル・インプレッサスポーツ
スバル・インプレッサスポーツ

ただ、ハイブリッドになった分、普段の街中での走りなどではモーターで走れる部分も多いために静粛性も高く、快適性という面でもガソリン仕様をしのいでいるといえる。そして魅力はなんといっても4WD性能で、ハイブリッドながらもアウトドアをしっかりとこなせるだけの走破性も備えている点は魅力だ。

また高速道路等でも、ゆとるある力強さと、適度に引き締められた乗り心地が融合して、しっかり感のあるスポーティな走りを味わうこともできる。

圧倒的なコストパフォーマンス

そして何と言っても魅力的なのは、やはりハイブリッドになってもリーズナブルなことだろう。比較的ゆとりのあるボディサイズのSUVでハイブリッドながら、価格は280万円台からと300万円を切っている。諸費用込みだと300万円は超えるが、それでもリーズナブルな感覚は強い。

個性という面ではハイブリッドになってようやく少し独自性が出たという感じではあるが、何よりもコスパの高さが印象的なのがエクストレイル・ハイブリッドの最大の魅力といえるのではないだろうか?

このクルマも実用の足や、趣味の相棒として使うならば、とてもプレーンで長く付き合える存在といえるだろう。クルマ自体の趣味性は高くないが、道具としての使い勝手の高さは非常にバランス点が高いといえる。

【日産オフィシャルWEBサイト(エクストレイルハイブリッド)】
http://www.nissan.co.jp/X-TRAIL/point_hybrid.html