2015

9

May

運転の基礎知識

雨の日の高速運転について気を付けること

雨の日の高速道路に注意!

雨の日の高速道路に注意!

高速道路では雨、特に豪雨の時に大きな事故が多発しています。スピードが高くなるほどスリップなどの危険性が増す上に、ワイパーが雨滴をぬぐいきれず、十分な視界が確保できなくなるからです。また、「ハイドロプレーニング現象」による事故も多発します。

この現象はタイヤに刻まれた溝からの排水が追いつかなくなって、路面との間に水の幕ができ、車が水上に浮いた状態になってしまうものです。一般の道路でも起きますが、雨が強かったり車のスピードが高くなったりするほど起きやすくなります。防止策として最も有効なのがスピードを出さないことです。水がたまりやすい轍を避けることも大切です。万が一、起きてしまった時は、ハンドルもブレーキもギアも操作してはいけません。タイヤの回転に合わせて徐々にスピードを落としてタイヤの摩擦力が回復するのを待ちましょう。

このほか高速道路では、晴天時も含めて渋滞や障害物を見つけた時にブレーキが遅れ、追突するという事故が多発しています。事故が重大化しやすい雨の日は、いつも以上に交通情報の表示板やハイウェイラジオなどを参考にして、事前に渋滞や道路障害物を察知し、スピードを落としたり車間距離をとったりして走るようにしましょう。

なお、豪雨で視界が悪いときは、昼間でもヘッドライトとテールライトを点灯するといいでしょう。視界が確保できるほか、自分が運転する車の存在を他車に知らせる効果があります。

ゲリラ豪雨の恐怖

ゲリラ豪雨の恐怖

最近は短時間に積乱雲が発生し、局地的な豪雨が降る「ゲリラ豪雨」が増えてきました。

地下道やアンダーパスなどにできた水たまりで車が動かなくなり、あっという間に水かさが増して車が水没してしまう事故や、道路と小川・側溝などとの境がわからなくなり、転落する事故が起きています。

また、セダンなどの車高が低めの車は水深30cmを超えると故障して走れなくなる可能性があるので、ゲリラ豪雨に見舞われたときは、まわりよりも低い所にいないことを確認した後に運転を中止しましょう。

危険な場所にいる時は移動が必要ですが、冠水した道路は迂回するようにしてください。どうしても冠水した道路を通過しなければいけない時は、水を巻き上げないような低速で通過するようにしましょう。

雨の日の車内で気をつけたいこと

雨の日の車内で気をつけたいこと

傘の水滴や、濡れたままの靴底が事故の原因になることがあります。アクセルペダルやブレーキペダルを踏んだ時に滑ってしまうのです。傘カバーを使ったり、雑巾で床や靴底の水分を拭き取ったりするだけで事故の発生を減らすことができます。

一方で湿気の多さから窓が曇ってしまうことがあります。そんな時のために覚えておきたいのがエアコンの使い方です。基本的には外気導入スイッチを押してエアコンをON、吹き出し口をデフロスター(フロントガラスに吹き出す)にすれば、短時間で曇りが消えます。この方法は冬でも効果的なので覚えておきましょう。

水しぶきにもご用心

水しぶきにもご用心

対向車や二車線で並走している車などから盛大な水しぶきが上がり、瞬間的に視界が奪われることがあります。

そんな時にスピードが出ていれば事故につながる確立が高まってしまいます。水しぶきが上がりそうな路面でスピードを落としたり、他車、特に大型車と併走しないようにすれば、事故の確率を低くすることができます。

また、自分が運転する車が水たまりに入って歩行者に水しぶきをかけてしまうことがあります。これは道路交通法でも禁じられていることなので、水たまりはスピードを落として通過するようにしましょう。水たまりが深そうなときは、水たまりの中に何が隠れているかわからない上に、ブレーキが水をかぶって効きにくくなる場合があるので、可能な限り避けるようにしましょう。