帰省ラッシュ、渋滞する原因は?

お盆や正月など、帰省する際に車を使う人は非常に多いですよね。
特に小さい子供がいる場合は、急に鳴き声や騒ぎ声などをあげてしまうことがあります。

そのため、公共交通機関である新幹線や飛行機などでは迷惑に感じる人もおり、利用するのをためらってしまいます。車なら急にぐずってしまっても、小さい子供に合わせて休憩の予定を変更するなどの対処ができます。

しかし、車を使って帰省する際に懸念されるのが帰省ラッシュによる渋滞です。渋滞によって所要時間が倍になることもあります。

なぜ渋滞ができるのか?

高速道路を走っていると、急に流れが悪くなったり、急にスムーズになったりすることもあります。
同じ高速道路を走っているのに、何故ここまで状況が変わるのか不思議に思う人もいるでしょう。

その理由は、道路環境が少し変わるだけで、車の流れに大きな影響を与えてしまうからです。車の流れが悪くなると、渋滞になってしまいます。
この渋滞を引き起こしてしまう原因はいくつかあります。

サグ

渋滞の発生しやすい環境の1つがサグです。
サグとは、下り坂から上り坂へと道路の勾配が変わる部分です。

高速道路は、平坦な道路が続くわけではありません。
下り坂もあれば上り坂もあります。
下り坂と上り坂で同じスピードを保つためには、アクセルの踏み込み具合を変える必要があります。

サグは、横から見ると緩いV字やU字に近い形状になっています。
この時、勾配の変化に気付かないでいると、いつの間にか車の速度が低下し、車間距離が縮まってしまうのです。

車間距離が縮まってしまうと、後続の車は次々とブレーキを踏まなければなりません。下り坂でスピードを出している時に車間距離が縮まるのですから、ブレーキを強めに踏むこととなります。その結果、渋滞となってしまうのです。

トンネル

トンネルへ入ると、明るさや景色は大きく変わります。特に昼間は、明るい場所から暗い場所へと急に移動することになります。
この時、人は自然と警戒心を強めて、アクセルを緩めてしまいます。そうなると、速度が落ちてしまい、車の流れが悪くなってしまうのです。

IC・JCT

IC(インターチェンジ)やJCT(ジャンクション)では、流入する車と本線の合流部があります。
この時、流入する車のタイミングによっては、本線の車がその車を避けるためにブレーキを踏むことになります。

また規模の大きいJCTになると、流入する車の量も多くなるため、交通量の急な増加によって、流れが滞る場合もあります。 そうすると、後続の車と車間距離が縮まり、渋滞となるのです。

周辺道路

高速道路を下りると、周辺の一般道を走ることになります。
この際に、一般道が渋滞している場合や、下り口に信号がある場合は、スムーズに一般道へ流入することができません。
一般道へと流入出来る台数よりも、高速道路から下りてくる台数の方が多くなると、下り口で渋滞してしまい、その列が本線にまで影響を及ぼす場合もあります。

その結果、本線の車線を1つ塞いでしまうことになるので、渋滞が発生してしまいます。

料金所

料金所では、発券や精算をするために、減速しなければいけません。そのため、渋滞発生の原因となります。
しかしETCの普及により、停止する車が大幅に減少したので、料金所が原因となる渋滞は緩和傾向にあります。
帰省ラッシュ時に車を利用する際には、ETCを装備しておくだけで、渋滞の発生を防ぐことができます。

渋滞を発生させないために

このように、渋滞は何らかの理由で車間距離が縮まってしまうことで発生します。
渋滞を発生させないためには、まず車間距離の確保を意識しておくことが重要になります。

車間距離が縮まってしまうと、前の車とぶつからないようにするために、自然と前の車よりも速度を低下させることになります。また、後ろの車も同様に自分の車とぶつからないように速度を低下させます。
この波が伝わり続けてしまうと、後ろに行けば行く程、速度が低下してしまい、渋滞となります。

また車間距離の確保だけでなく、速度を一定に保つことも重要です。
サグやトンネル入口部は、無意識なうちに速度が低下しやすいので、出来るだけ同じ速度を保つようにしておきましょう。

いつも渋滞する道

高速道路では、帰省ラッシュ時に渋滞する場所は毎年ほぼ同じです。
これらの渋滞が発生しやすいポイントの付近には、必ずサグやトンネルなどの速度低下を招いてしまう原因があります。

その他に、交通容量が足りていないことも関係しています。
特に、東京や大阪の都市部から、東北地方や中国地方方面への道路や、大きな高速道路の合流部では、帰省ラッシュによる交通量の増加が著しくなります。そのため、渋滞が渋滞を招いてしまうこともあれば、別々の渋滞だったものが合体してしまうこともあり、長い渋滞を作ってしまうのです。

また帰省ラッシュは、Uターンのことも考えておかなければなりません。
Uターンラッシュでは、東京や大阪の都市部へ向かう高速道路の交通量が増え、渋滞が発生しやすくなります。

このような渋滞を避けるためには、こと前にどこが渋滞しやすいのかを把握しておき、迂回路を利用することも考えておきましょう。