2015

1

Apr

クルマの基礎知識

車運転中に地震が発生したらどう対処するの?

<ピンチ!>地震、ドアロック…他【クルマのトラブル対処】~前編~

クルマに乗る上で覚えておくと安心なのが、急なトラブルへの対処法の数々。
「地震の時はどうすればいい?」「冠水・浸水した場合の対処法」などのトラブルから「カギを閉じ込めちゃった!」などと言うよくあるのもしもの時のトラブルまで、細かな対処法を徹底的に紹介!
事前に対処法をチェックしておくことで、いざという時に焦ることにない様にしておきましょう。

運転中、地震が発生したら?

運転中に地震

もし運転中に地震が起きたら、慌てることなく対処することが何より大切です。
実際に地震に遭遇した際は、次の3ステップに沿って冷静に行動するように心がけましょう。

【ステップ1:クルマを停止させる】

運転中に地震が起きた場合は、まずはクルマを安全な場所に停止させますが、その際に注意したいのが前後のクルマとの間隔です。
地震発生直後は、自分以外のドライバーが地震に気づいていない場合がありますので、急な減速や無理な車線変更を行おうとすると、大きな事故に繋がりかねません。
まずは、ハザードランプを点滅させるなど周囲への注意を促しながらゆっくりと減速をしていき、前後のクルマと合わせるようにして道路の左側へ寄せて行きます。
大きな地震の場合は電柱が傾いていたり、建物が崩れそうになっていたりしないかを確認して、安全な場所にクルマを停止させます。

【ステップ2:車内で揺れがおさまるのを待つ】

クルマを停止させた後は、暫くは車内で待機することが大切です。
急に外に飛び出すと、周囲にはまだクルマが走っている場合もありますし、揺れが続いている場合は転倒による怪我をする恐れもあります。
揺れがおさまり落ち着くまではクルマの中で大人しく待ち、揺れが完全に止まったのを確認してから、十分に周囲に注意しつつ外に出るようにします。
車内で待っている間にラジオやワンセグなどで避難情報を確認して、正しい情報を集めておくことも、その後の避難を安全に進める上で重要です。

【ステップ3:クルマは置いたままで避難する】

周囲が落ち着いてきたら、クルマから降りて徒歩で避難することになります。
その際クルマは停車場所に置いて行きますが、クルマのエンジンを止めてサイドブレーキをかけた上で、キーをつけたまま、ドアのロックもあけたままの状態で避難するようにします。
これは、万が一クルマが緊急車両等の通行の妨げになった際に、速やかに移動させる必要があるためです。

 

クルマが冠水・浸水してしまったら?

冠水・浸水

クルマは豪雨などの災害時でも走れるように設計されていますが、一般的にクルマの床面より水位が高くなると冠水・浸水により、走行が難しくなります。


その為、集中豪雨などの際には道路上の水位を常に意識しながら走ることが大切です。特に電車のガード下などのすり鉢状になっている場所には水が溜まりやすく、いざ侵入してみるとクルマが冠水してしまったという例も少なくありません。


また、運転席からは水たまりの深さが把握しづらく、気付かないうちに車内にまで浸水を許してしまっていることもありますので、水たまりや窪地になっている場所は避けるように運転をすることも重要です。

浸水を許してしまった場合も焦らず冷静に対処することで、クルマへの被害を最小限でおさえることができます。


浸水した状態で走行を続けるとクルマが水中に浮いて動けなくなったり、吸気管が水を吸ってしまいエンジンが動かなくなる場合もあります。そのため、冠水や浸水に気づいた際はすぐにクルマを停車させてエンジンを停め、安全な場所へと避難をしましょう。
避難時は水位が深くなっている場所も多いため外に出る時も焦ることなく、一歩一歩安全を確かめながら移動するようにします。

停車したクルマは、水がひけるまでその場に置いておくことになります。水がひけたからとクルマを動かすと、感電や故障などの二次被害を招く可能性がありますので、放置の旨を専門業者に伝え、対応をお願いしましょう。

 

クルマが水没したときの対処と脱出方法は?

水没

冠水した道路や池や川など、水位の深い水中に転落してしまった場合も、慌てることなく行動することで、十分に避難することができます。
前方にエンジンが積んであるクルマでは前傾状態となりますが、浮力の働きによりすぐに沈むことはありません。


まずは、どこか支えられる場所を掴みながら落ち着いてシートベルトを外します。
この際に支えが弱いと前方に体を投げ出されることがあるため、注意が必要です。
次にウインドウガラスの位置を確認し、水面より高い位置にあるようでしたらウインドウを開けて避難します。
水による電気系統の故障や水圧によって開かない場合があるので、脱出用のハンマーを車内に常備しておくと安心です。

水圧でドアやウインドウを開けられず、ハンマー等もない場合でも落ち着いてクルマが水面下に沈みきるのを待ちましょう。
クルマが沈みきると水圧が弱まるので、息を止めて一気にドアを押し開け、外に脱出することができます。