クルマの基礎知識
更新日: 2021-11-04
【決定版】中古車ローンのおすすめと賢いローンの組み方完全ガイド
この記事のポイント
- 中古車購入でローンを組むなら、金利の低い銀行の自動車ローンがおすすめ
- 銀行の自動車ローンの審査に落ちても「ディーラーローン」「自社ローン」の選択肢がある
- 返済期間は5年以内、繰り上げ返済を積極的に利用しよう
「中古車を購入するのにローンを組むことってできるの?」
「自動車ローンの種類はたくさんあるけど、何を選べばいいのかわからない……」
「上手なローンの組み方を知りたい」
中古車を買おうとしている方には、ローンを組んでの購入を検討している方もいらっしゃるかと思います。
ただ特に車を初めて購入する、もしくは初めてローンを組む方にとっては、さまざまな疑問や不安があるでしょう。
この記事では、ローンを組んで中古車を買うときにおさえておきたい必須知識を解説していきます。
どのようなローンを使えばいいのか、ローンの適切な組み方、ローンを組む際の注意点など、ローンを組むうえで必要となる情報はすべて盛り込んでいます。
参考にしていただいて、賢い中古車購入を実現させてください。
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【前提】 中古車の購入でもローンを組むことはできる
まず大前提として伝えておきたいのは、中古車購入でも問題なくローンを組むことができるという点です。
「自動車ローンは新車購入でしか使えないのでは?」という声も聞きますが、中古車購入でも自動車ローンの対象です。
また一般的に「自動車ローン」は新車・中古車の購入に限らず広い用途に使うことができます。たとえばJAバンクの「マイカーローン」では、以下のような使いみちが想定されています。
自動車・バイク購入(中古車両含む)費用およびその付帯費用、修理、車検費用、カー用品費用、運転免許取得費用、車庫建設費用(100万円以内)
「マイカー」といっても、バイクを購入することもできます。またカー用品、車検費用、免許取得費用など用途は広く認められています。
JAバンクに「中古車両含む」と明記しているように、中古車購入でローンを組むこともできますし、新車に比べて不利ということもありません。
前提をお伝えしたところで、いよいよ中古車購入でどのようにローンを組んでいけばいいのか解説していきます。
中古車購入時のローンの組み方完全ガイド
ここから本格的に中古車を購入する際のローンの組み方を解説していきます。 ローンを組むまでの大きな流れは次のようになります。
- どのローンに申し込むか決める
- 実際に申し込みを行い、審査を受ける
- 審査の通過を経て、融資を受ける
まずは、どのようなローンに申し込むかを決めなければなりません。そこで自動車ローンの種類と、その特徴についてみていきます。
中古車購入時に使えるローンの種類
中古車購入時に使えるローンとしては、大きく分けると次の3パターンになります。
- 銀行の自動車ローン
- ディーラーローン
- 自社ローン
それぞれ、どのようなローンなのか見ていきましょう。
もっとも馴染みがあるのは「銀行の自動車ローン」ではないでしょうか。名前としては「自動車ローン」「マイカーローン」「カーローン」「オートローン」など、銀行によってさまざまですが、本質的にはすべて同じです。「銀行が提供している車に関するローンサービス」のことだと考えれば問題ありません。
「ディーラーローン」は耳にしたことがない方もいらっしゃるかもしれません。これは中古車販売店で中古車を購入するとき、その販売店経由で信販会社にローンを申し込むことを指します。購入するときにあわせてローンを申し込むことができ、手軽です。
最後の「自社ローン」は多くの方はご存知ないかと思います。これは販売店が独自に審査を行い、自社でローンを提供しているサービスを指します。ディーラーローンはあくまでもディーラーを経由して、ローン契約自体は信販会社と結ぶことになります。自社ローンの場合は、販売店と直接契約するところが大きな違いです。
それぞれのローンの種類の定義についてはこれでだいたい理解できたかと思います。しかし結局「どのローンを使えばいいんだろう?」と疑問が残るかと思います。そこで、次に各ローンの特徴を踏まえ、どのローンを選べばいいか紹介していきます。
中古車購入なら「銀行の自動車ローン」がおすすめ
中古車を買うときのローンの種類として大まかに「銀行の自動車ローン」「ディーラーローン」「自社ローン」の3つがあると解説しました。
この3つのなかでいちばん利用をおすすめできるのは銀行が提供している自動車ローンです。おすすめ順に並べると、次の通りです。
銀行の自動車ローンをおすすめする理由は、ディーラーローン、自社ローンに比べると最も金利(手数料)が低いためです。いまは金利も安くなっており、おおむね銀行の自動車ローンは3%以下で利用することができます。
ローン審査に受かるなら、銀行の自動車ローンを選べばまず間違いないでしょう。ただしその分だけ審査が厳しいという特徴があります。
各ローンの特徴をまとめると、次のようになります。
金利 | 審査 | 審査期間 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|
銀行の自動車ローン | 〇 | △ | △ |
|
ディーラーローン | △ | 〇 | 〇 |
|
自社ローン | ×(ただし店舗による) | ◎ | 〇 |
|
以上の特性を踏まえたうえで、どのようにローンを申し込めばいいのか案内していきます。
おすすめの中古車ローンの申し込み方
すでにお伝えしていますが、金利が安い銀行の自動車ローンを組むのが最もおすすめです。
そのため中古車の購入までに時間的余裕がある方は、まずは銀行の自動車ローンに申し込んでおくようにしましょう。すでに付き合いのある銀行の金利をチェックして問題がなければ、その銀行に申し込めばいいでしょう。
しかし、すでに付き合いのある銀行の自動車ローンでは希望の条件に合わない場合があるかと思います。希望の条件に合った自動車ローンを選びたい方は、国内初の個人向け融資プラットフォームサービス「クラウドローン」で最適プランを見つけるのがおすすめです。クラウドローンなら、仮審査を一度に行うことで複数の銀行の自動車ローンを比較して、希望条件に合ったローンプランを迅速に見つけることができます。
銀行の自動車ローンの審査に受からなければ、次にディーラーローンの検討、それでも無理なら自社ローンを検討するという流れでローン申し込みを進めていくのがおすすめです。
銀行自動車ローンを申し込む際の注意点:一度に複数のローンに申し込まない
注意点としては、いくら銀行の自動車ローンに申し込みたいからといって、一度に複数の銀行のローンに申し込みをしないということです。
「全国銀行個人信用情報センター」という機関が一括して個人のローン申し込み履歴を管理しており、銀行はそのセンターに履歴を照合することができます。同時に自動車ローンを申し込むと、返却能力を疑われる可能性があるため、避けておいたほうが無難です。
銀行の自動車ローンの審査基準
銀行の自動車ローンの審査基準は、ディーラーローンや自社ローンに比べると厳しいのはすでに触れた通りです。具体的にどのような条件の方が審査に落ちてしまう可能性が高いのか補足しておきます。
- 信用情報に事故情報が含まれている
- 年収が200万円以下
- 現職の勤務期間が1年未満
- フリーター、自営業者
銀行としては貸し倒れリスクが高い、つまり返済が滞る可能性が高い人との契約は避けたいと考えます。上の条件にあてはまっている方は、返済が滞る可能性があると見なされ、審査に通らない可能性が高いので注意しましょう。
特に信用情報に事故情報が含まれていると、審査に通過するのが厳しくなります。過去5年で「ローンの支払いを延滞した」「任意整理を行った」「自己破産をした」といった方は、事故情報として記録されているため、銀行の自動車ローンの審査に通る見込みは薄いと言わざるをえません(この場合、ディーラーローンも通過しにくくなります)。
銀行の自動車ローンがベストな選択ですが、審査に落ちてしまった方はディーラーローン、自社ローンを検討してください。銀行でのローン申し込みが難しい方のために、ディーラーローン、自社ローンについて次に補足解説します。
ディーラーローン:購入時にすぐに申し込みができるのが魅力
ディーラーローンのメリットは、中古車を購入する際にすぐに申し込むことができるという点です。銀行でローンを組む場合は本人確認、収入確認、見積書などを揃えて窓口まで行かなければなりません。また審査期間も1週間弱かかることが一般的です。
銀行の自動車ローンに比べて劣るのが、やはり金利の高さです。銀行は金利3%以下の自動車ローンが多くありますが、ディーラーローンの場合、金利は3%~6%が平均です(さらに購入するのが中古車の場合、新車に比べて金利が高くなる場合があります)。
またローン返済中は中古車の所有権は信販会社にあるため、自由に車を売ることができないことも注意しておきたいところ。銀行系ローンに比べて繰り上げ返済もしにくいので、長く乗るつもりがないなら、返済期間も短く設定する必要があります。
最後に自社ローンについて補足しておきます。
自社ローン:最も審査に通りやすいローン
銀行系ローンの審査に落ち、ディーラーローンの審査にも落ちてしまった場合は、自社ローンを提供している販売店でローンを組むことを検討しましょう。自社ローンのメリットは審査に受かりやすいことに尽きます。
デメリットして挙げられるのは、自社ローンは手数料が高くつく場合が多いことです。販売店によっては手数料がゼロに近いところもありますが、この場合、車両価格や諸費用として価格を上乗せされている場合があります。
自社ローンを利用する際には「総額としてどれくらいかかるのか」「価格は許容できる程度なのか」をしっかりと確認することが必要です。
さらに自社ローンについて知りたい方は「中古車の自社ローンについて知りたい!注意点を解説&対応店舗を紹介」も参照ください。
ここまでは中古車でローンを組む場合の選択肢について解説してまいりました。繰り返しになりますが、銀行の自動車ローンをまずは念頭において、それからディーラーローン、自社ローンを検討するようにしてください。
次に賢いローンの組み方について説明します。
知っておきたい中古車ローンの賢い組み方
それでは知っておくと得をするローンの組み方、返済方法を見ていきましょう。意識するだけで大きく差が出るポイントになりますので、参考にしてください。
重要なポイントは2つです。
- 返済期間は5年以内を目安にする
- できるだけ繰り上げ返済をする
それぞれ説明を加えていきます。
返済期間は5年以内を目安にする
返済期間はできれば3年以内、長くとも5年までになるようにローンを組んでください。
返済期間が長引けば長引くほど、余計に支払わなければならない金利手数料がかさんできます。また何年落ちの中古車を購入するかにもよりますが、中古車の保有期間は5年前後が一般的です。
車を乗り換えるにしても、売るにしても、ローンが残っていると余計な手続きが必要になります(ローンが残っていても車を売ることはできます。詳しくは「ローンが残っていても車売却はできる!必要な対応をわかりやすく解説」を参照)。
返済期間はなるべく短く、しかし毎月の生活費に無理がないようバランスを取った返済計画を立てるようにしてください。
できるだけ繰り上げ返済をする
「返済期間を短くする」ことにも大きく関連しますが、できるだけ繰り上げ返済をするようにしてください。繰り上げ返済をすることで、金利の負担がどんどん減っていきます。
銀行から借りると繰り上げ返済もしやすいのですが、ディーラーローンの場合は繰り上げ返済する際に手数料を取られることがあります。
基本的にはそれでも繰り上げ返済をしたほうが得になりますが、どれだけ手数料がかかるのか事前にしっかりとおさえておくようにしてください。
まとめ
この記事では、これからローンを組んで中古車を購入しようと考えている方に向けて、中古車購入時に利用できるローンの種類とそれぞれの特徴を紹介してきました。
手続きに時間がかかる、審査が厳しいといったデメリットはあるものの、総合的にはやはり銀行の自動車ローンがいちばんおすすめです。
ローンは手元に現金がなくても車を買うことができる利便性があります。一方でローンは借金の一種であることを忘れてはいけません。
返済期間はなるべく短く、できるだけ繰り上げ返済するようにするのが、ローンの正しい使いみちです。
車を購入するべきか迷われている方は一度ナビクルの車の売り方・買い方診断を利用してみてください。普段の生活スタイルからあなたにピッタリの車の購入・利用方法を提案することができます。
- 公開日: 2020-04-10

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