中古車購入

更新日: 2022-11-21

中古車選び方ガイド|失敗しないためのチェックポイントと注意点

中古車選び方で失敗しないためのチェックポイントと注意点

この記事のポイント

  • 用途に合ったボディタイプを選び「走行距離」「年式」「車検」「保証の有無」をチェックする
  • 車に詳しくない方はリスクのある「修復歴車」「水没車」「塩害車・雪害車」を避ける
  • 信頼できる販売店を選び、しっかりと質問・相談をすることが重要

中古車の購入を検討している方の中には「中古車を選ぶとき、購入するときの注意点は何があるのか?」「選んではいけない中古車とはどのようなものなのか?」が気になっている方も多いと思います。

中古車選びの際に気をつけるべきポイントはいくつかありますが、ボディタイプ、車種問わず共通しておさえておきたい注意点は多くあります。正しい情報を知っておくことで、安全かつスムーズに中古車を購入することができるようになります

この記事では中古車選びを行ううえで、必ずおさえておきたいポイントとコツ、そして注意点について解説していきます。具体的には、

中古車選びのポイントと注意点

  • ボディタイプ(軽自動車、コンパクトカー、SUVなど)の選び方
  • 中古車選び・購入時のポイント
  • 中古車購入で知っておくべきリスク・注意点
  • 中古車販売店でチェックするべきポイント
  • よりお得に賢く中古車を購入するためのコツ

といった点について、詳しく見ていきます。

まず車を購入すること自体迷われている方がいれば、ナビクルの「車の売り方・買い方診断」の結果を参考に判断してみてください。

この記事を読むことで、自分にあった中古車をどのように選んだらいいのか理解でき、失敗を避けることができるようになります。候補となる車種を上手に絞り、満足できる中古車購入をかなえてください。

 

まずはボディタイプを選ぶ:あなたにおすすめのボディタイプ

購入する車種すら決まっていない場合は、まずはボディタイプから決めるのがおすすめです。用途にあわせて、適切なボディタイプを選ぶようにしましょう。

とはいえ、どのボディタイプを選んだらよいかわからない方もいると思います。初めて車を購入するのであれば、なおさらでしょう。軽自動車、コンパクトカー、SUVなどボディタイプはさまざまですが、それぞれ特徴は大きく異なります。

この章では、ボディタイプ別の特徴を紹介していきます。まだボディタイプが決まっていない方は参考にしてください(ボディタイプが決まっている方は、読み飛ばしていただいてかまいません)。

小回りがきく、運転しやすい車が欲しいなら「軽自動車」がおすすめ

軽自動車の規格は「総排気量が660cc以下であり、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2m、乗車定員が4名以下」と厳密に定められています。価格と維持費の安さ、街中での使い勝手の良さ、乗りやすさから中古車でも根強い人気があります。代表的な車種はホンダ「N-BOX」やダイハツ「ムーヴ」などです。

購入費・維持費を安く抑えたい方や運転しやすい車が欲しい方は、軽自動車がおすすめです。

軽自動車の中古車についてさらに詳しく知りたい方、自分に合った軽自動車の中古車を探したいという方は「軽自動車の中古でおすすめ車種を紹介!ぴったりの軽が見つかる人気ランキング」をご覧ください。

小さくてもパワーのある車が欲しいなら「コンパクトカー」がおすすめ

排気量が1,000cc~1,500ccほどの小さめの車をコンパクトカーといいます。軽自動車よりはパワーがあり、高速道路も難なく走ることができます。代表的な車種はトヨタ「アクア」や日産「ノート」などです。

小型でもパワーがあり実用性が高い車が欲しい方は、コンパクトカーを候補に入れることをおすすめします。

コンパクトカーのおすすめ中古車を詳しく知りたい方は「コンパクトカーの中古車/おすすめ車種と探し方のポイントを解説」をご覧ください。

大人数で出かけたいならミニバンも候補に入れたい

ミニバンは車内に3列シートを備えており、6人以上の乗車が可能です。車体は大きくなりますが価格は比較的安く、ファミリーカーとして人気があります。代表的な車種はトヨタ「ノア」や日産「セレナ」などです。

このような性格を持っているミニバンは大人数での移動が多い方や収容力のある車が欲しい方におすすめです。

ミニバン中古車のおすすめ車種は「ミニバン中古車に迷ったら!価格別おすすめ車種とお得に買う為の全知識」を参考にしてください。

オフロードも走りたいならSUVを選びたい

SUVは「Sport Utility Vehicle(スポーツ用多目的乗用車)」の略称です。車高が高く、収容力が高いうえ、優れた走行性能を有しています。代表的な車種はホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「ハリアー」などです。軽自動車に次いで人気の高いボディタイプです。

SUVはアウトドア用の車が欲しい方、収容力の高い車が欲しい方におすすめできます

SUVのおすすめ車種と探し方について、詳しくは「SUVの中古車で今が「お買い得」のおすすめ車種と探し方の全知識」を参考にしてください。

運転しやすく、疲れにくい車が欲しいならセダン

セダンは荷室と客室が仕切られたスタンダードなタイプの車です。高い安全性能を誇っています。代表的な車種はトヨタ「プリウス」やスバル「インプレッサ」などです。

運転しやすく疲れにくい車が欲しい方、静かで安定した車内空間を求める方にはセダンがおすすめです。

セダンのおすすめ車種について、詳しくは「かっこいいセダンを紹介!セダンの魅力を再認識させる全10車種」を参考にしてください。

収容力のある車が欲しいなら:ステーションワゴン

広々とした荷室を有しているのがステーションワゴンの特徴です。大人数での移動にも適しています。代表的な車種はホンダ「シャトル」やトヨタ「カローラフィールダー」などです。

ステーションワゴンは優れた収容力のある車が欲しい方におすすめです。

ステーションワゴンのおすすめ車種について、詳しくは「人気は下火…それでも売れている魅力的なステーションワゴンを紹介」を参考にしてください。

ひたすらドライブを楽しみたいならクーペ

クーペは2人乗りのツードア車を指します。デザイン性が高いうえ、優れた走行性能を有しています。代表的な車種は日産「フェアレディZ」やアウディ「TT」などです。

運転の楽しさを追求したい方、人とは違う車が欲しい方にはクーペをまず推薦します

クーペのなかでもさらにおすすめしたい車種については「クーペは中古車がおすすめ!狙い目クーペ車種の完全ガイド」を参考にしてください。

ここまで、7種のボディタイプについて説明してきました。利用目的に適した車を探す際の参考にしてください。

またボディタイプ別のおすすめ中古車について、まとめて詳しく知りたい方は「【決定版】外れなし!ボディタイプ別おすすめ中古車28選」をご覧ください。

次の章からは、初心者の方が避けるべき中古車の解説をしていきます。失敗しない中古車選びのためには、まず「買ってはいけない」中古車を知っておくことが重要です。ぜひ参考にしてください。

購入を避けるべき中古車:「修復歴車/事故車」「水没車」「塩害車・雪害車」

中古車は正しく選べば安全に動く車をお得に手に入れることができます。しかし、中古車の質を見極められるかどうか不安な方もいるでしょう。

中古車を賢く選ぶためには、どのような中古車にどのようなリスクがあるのか具体的に知っておくことが大切です。あわせて回避方法を知っておけば万全といえます。そこでここでは、購入を避けるべき中古車について説明していきます。具体的には以下のようなものが挙げられます。

購入を避けるべき中古車

  • 修復歴車/事故車
  • 水没車
  • 塩害車・雪害車
なぜ、これらの中古車を避けるべきなのか、その理由を詳しく説明していきます。

修復歴車/事故車を買うべきではない理由

修復歴車とは「車の骨格(フレーム)にあたる部分に事故などで損傷を受けたことがある車」のことで、事故車とも呼ばれます。相場より安くなっている中古車や激安価格の中古車にはよく見られます。

価格が安いというメリットはありますが、機能や安全性を考えると修復歴のある車は選ぶべきではありません。骨格部分の損傷は、後々想定外の不具合や故障につながる可能性があります

試乗で問題なく動いたとしても、その後どうなるかは分かりません。あなたが価格にこだわるとしても、希望の中古車が修復歴車であることが分かったら購入は控えるのが賢明です。

具体的にどの部分が損傷を受けたら修復歴車と呼ばれるのかを下記に図解しました。

車の骨格・フレーム名称

自動車の骨格・フレーム名称

  1. フレーム
  2. フロントクロスメンバー
  3. フロントインサイドパネル
  4. ピラー
  5. ダッシュパネル
  6. ルーフパネル
  7. ルームフロアパネル
  8. トランクフロアパネル
  9. ラジエターコアサポート

現在では修復歴のある中古車は車種情報に記載することが義務づけられています。中古車検索サイト等で探す場合は、はじめから修復歴なしの条件設定で探すのが良いでしょう。

またごく稀にですが、修復歴車にもかかわらず記載がない場合もあります。その場合は、現車確認の際に、バンパー等のボディの隙間が均一かどうかで見抜けることがあります。通常はボディパーツの隙間は均一になっています。ヘッドライトとボンネット、ヘッドライトとバンパーの隙間をチェックして隙間が均一でなかったら、車体がゆがんでいる、つまり事故車である可能性があります。

修復歴車のより実践的な見分け方、チェック方法については「修復歴ありの中古車は買い?修復歴車のリスクと見分け方を徹底解説」をご覧ください。

水没車を避けるべき理由

水没車とは、沿岸や河川地域などで水害を受けた車のことです。

実は、水没車は修復歴車として扱われません。「修復歴なし」だとしても、水没車である可能性があるのです。

水没車は電装系に異常をきたすケースが多く、連鎖的に各電装系が故障し、高額の修理費がかかる場合があるので購入は避けたほうが無難です。水没車であるかどうかを見抜く方法としては以下のようなものがあります。

水没車の見分け方

  • シートベルトを限界まで引き出してみて、泥のような染みのラインがある
  • 空調を切った状態で、車内から雑巾のような臭いがする

これらに当てはまれば、水没車の可能性があるので注意が必要です。

水没車を避けるための方法について、より詳細は「水没車の簡単な見分け方5つを紹介!水没車を確実に避けるための対処法」をご覧ください。

塩害車・雪害車を避けるべき理由

沿岸地域の潮風でダメージを受けた車を塩害車、積雪地域で雪によってダメージを受けた車のことを雪害車といいます。これらの車は共通して「錆」が問題です。フレーム部分や内部の重要部品が錆びてしまうと車の機能に支障が出ます

ボディの錆はコーティングで隠せることも多いので、エンジンルームなどの通常あまり見ない箇所をチェックする必要があります。周りに比べて不自然に錆びていれば、塩害・雪害車である可能性があります。

結論として、上記のようなリスクが見られたらその中古車を購入するのはやめておくのが賢明です。より具体的な中古車のチェック項目について知りたい方は「中古車を購入する前にチェックするポイントを紹介」をご覧ください。

ここまでで、原則的にどんな中古車を避けたほうがいいのか理解されたかと思います。次に、より自分に合った中古車を選ぶためのポイントを紹介します。

中古車選びでチェックするべき4つのポイント

中古車選びの際に、本当にチェックしなければならないポイントは限られています。次の4項目をまずはチェックしてみましょう。

中古車選びの際にチェックすべき4項目

  • 走行距離
  • 年式
  • 車検の有無
  • 保証の有無

それでは、順に見ていきましょう。

走行距離をチェックする

中古車を選ぶ際にチェックすべきポイントとしてまず挙げられるのが「走行距離」です。

言葉の通り、走行距離とは今までにその車がどれだけの距離を走ってきたかを示すものです。走行距離が長ければ価格は安くなり、走行距離が短ければ、自然と高年式ということになり、価格は上がります。

一般的に10万kmの走行距離が中古車の寿命と言われることも多いのですが、こちらは現実とは違う部分があります。実際は走行距離が10万km~15万kmの中古車であっても、修復歴車などを除けば全く問題なく走る車が大半です。トヨタ車などは特に経年に強く、海外では20万kmを超えても現役の車がよく見られます。

もちろん、時間の経過とともに車の機能が全く劣化しないということはありません。また走行距離が長いということは、それだけ年月も乗られているということになります。

しかし、まだ十分に走れる状態であるにもかかわらず、走行距離だけを理由に候補から外してしまうのはもったいないと言えます。そのことを踏まえて検討していくことが必要です。

以上を踏まえ、走行距離という観点から中古車の選び方をまとめると、

中古車選びの際の走行距離の目安

  • 価格の安さよりも、新しさや綺麗さを重視するなら3~7万km
  • 価格の安さで決めたいなら8~12万km

を目安に候補を絞っていくと良いでしょう。

3万km以内を外しているのは、3年落ち以内の中古車である場合が多く、中古車市場にほとんど存在しないか、流通していても新車とそこまで変わらない価格であるためです(1年間の車の走行距離は8,000~10,000kmが平均といわれています)。

中古車の走行距離についてさらに詳しく知りたい方は「中古車の距離は何万キロがベスト?年式との関係とおすすめ距離」をご覧ください。

年式をチェックする

「年式」についても走行距離と同じことがいえます。もちろん高年式であるほど中古車の見た目や内装は綺麗ですが、よくいわれているような「10年が中古車の寿命」というのは少し前の話です。

とはいえ、とにかく綺麗であることが大切だという方は、6年落ちあたりまでで選ぶようにすれば満足いく中古車に出会えるでしょう。

また注意すべきなのは、車のフルモデルチェンジが一般的に5~7年ほどの間隔で行われることです。フルモデルチェンジが起こると、車の外観やシルエットも大きく変わる場合があります。デザインの新しさを重視する場合は高年式を選んだ方がよいでしょう。

以上を踏まえ、年式という観点から中古車の選び方をまとめると、

中古車選びの際の年式の目安

  • 綺麗さやデザイン重視なら6年落ちまで
  • 綺麗さより価格を重視なら7~12年落ちまで

を目安にしましょう。

車の機能はどんどん向上しています。たとえば軽自動車のジムニーなどはその頑丈さや根強い人気もあって、15年落ち以上でも50万円以上という高価格で販売されています。走行距離・年式は中古車選びのうえでおさえておきたいポイントですが、そこだけに囚われると良い中古車を見逃す可能性があるので注意が必要です。

車検の有無をチェックする

中古車の中には車検が残っていないものもあります。その場合、以下の3つのパターンが存在します(ここではカーセンサーの記載を例として扱います)。

1.車検整備付(もしくは車検整備込)

納車までに車検・車検整備を実施。必要な費用は車両本体価格に含まれており、自動車取得税・自動車重量税の法定費用を含めた諸費用が別途必要になります。

2.車検整備別

納車までに車検・車検整備を実施。 車両本体価格以外に自動車取得税・自動車重量税の法定費用を含めた諸費用と、車検整備費が別途必要になります。

3.車検整備無

購入時には車検整備は実施されません。 購入後、別途車検整備を整備工場などで実施してもらう必要があります。その際に上記と同様の法定費用・車検整備費がかかります。

手間と費用を考えると1→2→3の順におすすめですが、安い中古車の場合、2か3のパターンに当たることが多くあります。身近に車検整備を依頼できそうな整備工場がないなら、3のパターンの中古車は避けるのが無難でしょう。

保証のついたものを選ぶ

中古車を購入する際は保証のついているものを選びましょう。以前は、保証制度は新車がメインでしたが、ユーザーのニーズに応えて保証を設ける中古車販売店が増えてきました。中古車検索サイトのカーセンサーやGooでは

中古車検索サイトの販売店保証

  • カーセンサーアフター保証
  • Goo保証

といった公式保証をつけている中古車販売店もあります。

一方、販売店保証の内容はお店によってさまざまです。気になった中古車については必ず保証内容を確認するようにしましょう。期間について、半年より長い販売店保証は中古車ではあまり見かけませんが、有償プランに変更すれば保証期間を延長することも可能です。

中古車保証の内容については「中古車こそ保証が大切!保証の内容・期間など必須知識を詳しく解説」に詳しいので、必要に応じて参照ください。

ここまで、どのような観点に注目して中古車を選ぶのがよいか説明してきました。ここからは、実際に中古車を購入する際の流れと注意点を説明していきます。

中古車購入の簡単な流れ

ここからは、買う車が決まった方に向けて解説していきます。まずは中古車を購入するときのおおまかな流れをおさえておきましょう。

中古車購入の流れ

  1. 中古車を探す・問い合わせ
  2. 来店・現車確認
  3. 見積もり
  4. 契約
  5. 支払い
  6. 納車

まずは車の利用目的と予算を決め、それらに合った中古車を探します。

検索サイトや専門誌を活用するとともに、場合によっては電話で問い合わせを行いましょう。気になる車の在庫があったら、実際に店舗を訪問し、現車確認をします。問題がなければ見積もりを出してもらい、契約手続きに進みましょう。

必要書類の作成等が完了したら、費用を支払います。ローンを組むことも可能です。ここまで完了したら、いよいよ納車となります。以上が大まかな流れです。

中古車購入の流れ、各工程の注意点についてさらに詳しく知りたい方は、「これで安心!中古車購入の流れと必要手続きをすべて解説」で徹底的に解説しているので、参考にしてください。

中古車を購入する際のポイントと注意点

実際に、販売店に行くときにはどんなことに注意すればいいか解説します。内容は大きく次の3つです。

販売店に行く際のポイントと注意点

  • 中古車販売店の選び方
  • 在庫問い合わせ時のポイント
  • 現車確認・試乗の際のポイント

中古車販売店の選び方のポイント

中古車選びにおいては、車本体はもちろん、購入する販売店のチョイスも気になるところでしょう。中古車には「定価」はないので、安心して購入するためには信頼できる販売店を見つけることが大切です。

以下で紹介するポイントをクリアしているかを目安にしてみてください。

こちらの疑問にきちんと答えてくれるか

疑問がある際は、遠慮せずに質問するようにしましょう。

初めて中古車を購入する場合、見積もりの項目ひとつ取っても分からないことがたくさんあるでしょう。また、中古車検索サイトなどで気になる中古車を見つけた場合、店舗に行く時間が取れず電話で問い合わせることもあると思います。その際に、傷の具合などを詳細に伝えてくれるかどうかに注目しましょう。「新品同様ですよ」「私は全然気にならないですね」と、具体的に教えてくれない場合は注意が必要です。

傷の具合を細かく伝えてくれる店舗の方が安心して中古車を購入できます。

また、後からトラブルの種になることがあるのが契約書の項目です。多くの人が良く分からないからとスルーしがちなものですが、不安な項目があれば気が済むまで聞いてみてください。この段階で話をかわそうとする販売店には要注意です。

諸費用に過剰な利益を乗せていないか

中古車の購入金額は、ざっくりいうと

中古車の購入金額内訳

  • 車両本体価格
  • 諸費用(法定費用と販売店手数料※代行費用)

の合計です。

激安中古車でときどき見られるのですが、車両本体価格がかなり安くなっているものの、諸費用が不明なケースがあります。こういった場合、安い車両本体価格でユーザーを惹きつけて、諸費用に利益を多めに乗せる、ということがありえます。

諸費用込みの総額が不明な場合や、要問合せとなっている場合は、お店に行く前に電話等でまず確認しましょう。諸費用の目安は、「中古車の購入時に掛かる諸費用を徹底解説」の記事に詳しいので、この記事を参考に諸費用が適切な範囲なのか判断してください。

おとり在庫の可能性がないか

「おとり在庫」は、不動産の賃貸などでよく聞かれます。そして中古車市場にもおとり在庫は存在します

外観も綺麗でスペックも問題なく、お手頃な価格に惹かれて店舗に向かうと「さきほど売り切れてしまった」と言って、ほかの中古車を勧められることがあります。もちろん本当に売れてしまった場合もありますが、即日引き取りでもない限り、現車もないというのは「おとり在庫」を疑いましょう。

カーセンサーやGooでは、こういった行為は規約で禁止されていますが、事実上把握・規制する手段がないため、一部ではまだ実施されている可能性があります。

契約してから納車までの期間を確認

契約から納車までの期間を確認しましょう。基本的に納車期間は10日~2週間程度ですが、車の状態によっては納車までの期間が変わることがあります。

納期にかかる時間によって現在の車の状態がわかることもあるので、忘れずに尋ねるようにしましょう。

納車期間については「中古車の納車/気になる期間・費用から注意点まで徹底解説」の記事も参考にしてください。

カーセンサー・グーネットなどで販売店の口コミをチェック

カーセンサーやグーネットでは中古車在庫を掲載している販売店の情報を見ることができます。そこにユーザーからの口コミがある場合は必ずチェックしましょう。

※中古車ディーラーは含まれていませんのでご注意ください。

中古車販売店のクチコミ

出典:カーセンサー

参考になるとはいえ、口コミの全てが真実とは限りません。口コミを見るポイントとしては、

口コミを見る際のポイント

  • 良い点とともに、悪い点も説明している口コミは信用度が高い
  • ベタ褒めだが、具体的な褒めポイントがない(「とにかく最高で大満足です」など)口コミは疑わしい

となります。中古車販売店を選ぶ際は、以上のような点をチェックすることをおすすめします。

在庫問い合わせ時のポイント

中古車問い合わせのポイント

自分の希望する中古車を見つけたら、中古車検索サイトから問い合わせ申し込みをするか、電話で直接問い合わせることになります。中古車検索サイトから問い合わせをした場合は、販売店から電話・メール等で連絡が入ります。

ここでは、問い合わせの際に確認しておくべきポイントをお伝えします。

車の状態、傷や凹み

写真だけでは分からない、傷や凹みの状態については来店前に確認しておきましょう。この度合いをしっかり教えてくれるかどうかで販売店の信頼度が分かります。

しかし「実際見てみないことにはユーザーがどう思うか分からない」という信条の販売店もあるため、その場合は現車確認の際に改めて確認するようにしましょう。

交換した方がよい部品があるか

販売店の視点で、乗り始める際に「交換した方が良い部品」はあるかを聞いておきましょう。事前に交換費用などが発生する可能性が分かれば、交渉準備や予算の調整ができます。

本体価格以外の諸費用はどれだけかかるか

車両本体価格以外の諸費用についても確認しましょう。本体価格しか掲載されていない場合はもちろん、諸費用込みの総額が記載されていたとしても詳細を確認するべきです。

諸費用は希望のオプションや、保証内容によって変わることがあるためです。額面しか書かれていないことも多いので、問い合わせ段階でどんな項目が含まれているかを把握しておけるとスムーズです。

記録簿があるか

記録簿があるかも確認しておきましょう。記録簿とは、中古車点検記録簿(定期点検整備記録簿・分解整備記録簿)とも言われ、12ヶ月点検・24ヶ月点検といった法定点検の際に、工場が整備内容を記録した書類のことを指します。

紛失してしまったケースや点検した工場が発行していないケースもありますが、記録簿がある中古車であれば過去の点検結果がわかるので、より安心して購入することができます

ちなみに、記録簿がないからといってメーター戻し(走行距離改ざん)をしているというわけではありません。

記録簿について詳しく知りたい方は「中古車の記録簿は必要?点検記録の実状と中古車選びを徹底解説」を参考にしてみてください。

ローン金利(中古車ローン利用希望の場合)

中古車ローンを希望する場合は、ローン金利を確認しておきましょう。金利は販売店によって異なります。なお販売店で組むローンよりも、銀行など金融機関で申し込む自動車ローンの方がお得な場合がほとんどです。

中古車購入の際にローン利用を検討されている方は「中古車の自動車ローンを徹底比較!分割で買うならこの方法がおすすめ」を確認いただき、自分に合った自動車ローンを選べるようにしておくことをおすすめします。

また月々の支払いをおさえたい方は、残価設定型ローン(残クレ)の利用も検討しておくと良いでしょう。「要注意!残価設定型クレジットのデメリットと利用の判断基準を解説」でわかりやすく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

保証がつくか

保証がつくかどうか、つくとしたら無償(車両本体価格に含まれているのか)なのか有償(諸費用としてプラスされるのか)なのかを事前に確認しましょう。

可能であれば、保証期間だけでなく、適用走行距離・対象の修理などの細かい内容まで聞けると理想的です。

サイトに掲載済みの情報でも聞いてみる

以上のようなポイントは、中古車検索サイトなどの情報欄に書いてあったとしても確認したいところです。時間の経過とともに情報が変わっていたり、まれですが中古車情報は定型文で済ませている販売店もあるためです。

また、販売店側は来店を促すために全部の質問には答えない場合もあることに注意しましょう。販売店からすると、全部の情報をくまなく得たユーザーは来店してくれないと考えるものです。

そのため営業方針として「実際来店してもらってから」という返答をすることがあります。問い合わせ段階で不明点があった=信頼できないとは一概に言い切れないのが実状です。

ただ、上記にご紹介した5つのポイントのうち、3つ以上教えてもらえない場合は要注意だと筆者は考えています。

中古車の購入手順、買い方についてより詳しく知りたい方は「中古車の賢い買い方が分かる!買い方の手順と注意点をご紹介」をご覧ください。既に購入したい車種条件と販売店が決まっている場合は、中古車購入前のチェック項目に目を通しておくことをおすすめします。

現車確認・試乗の際のポイント

中古車現車確認・試乗のポイント

中古車は1台1台、状態が異なります。先ほどお伝えした修復歴車やメンテナンスが充分でない車を避けるためにも、現車確認の正しいポイントを知っておく必要があります。中古車の現車確認の方法は、以下の2つに分かれます。

中古車の現車確認方法

  • 試乗を許可してもらい、実際に運転してチェックする
  • 車が止まっている状態で現車のコンディションを確認する

まず、試乗でのチェックポイントについてお話しします。試乗で見るべきポイントは以下の3つです。

試乗の際に見るべき3つのポイント

試乗でチェックすべき3つのポイント

補足を入れていきます。

視野が合っているか

視野の確認は必須です。自分の運転しやすい姿勢にシートを調整し、運転席からの視野を確認しましょう。外観や雰囲気が気に入った車だとしても、実際に運転するとなると、視野が合わないということもあります。

そういった場合でも、試乗するのがわずかな時間であることや、車自体は気に入っていることから、気にせずそのまま購入するケースもあるでしょう。

しかし視野が合わないと、思っている以上に運転がしづらいものです。疲れやすくなったり、事故の可能性が増したりします。少しでも違和感があったら、慎重に検討する必要があります。特に右折・左折の場面で、対向車や車体の死角が見えにくくないかの確認は必須です。

まっすぐ走るかどうか

まっすぐ走るかどうかも確認しておきましょう。直線道路で、ハンドルを握らずにそっと手を添えるだけにし、まっすぐ走るかを確認しましょう。

もし、左右どちらかに勝手に動いていくようなら要注意です。これは修復歴車(事故車)によく見られる症状で、タイヤやホイールをはじめ、動力を伝える部品の角度・取り付け部分の調整が狂っていることで起こります。

修復歴車は事故によって車の構造部分にズレや損傷が生じていて、これが調整の狂いにつながるのです。上記のような症状があれば、修復歴車の可能性があります。

ギア・ミッションの入り

オートマ車でもマニュアル車でも、ギアを切り替えてみてスムーズに入るか確認しましょう。これがスムーズでなければ、購入を見送ることをおすすめします。

ギア・ミッションの確認ポイント

  • マニュアルで、ギア切り替えがスムーズでない・違和感がある(クラッチが磨り減っている可能性あり)
  • オートマでギアを切り替える際、ガクン、となるような大きめの変速ショックがある

これらに当てはまるようなら、後々トラブルに繋がる可能性があるので購入は控えましょう

ここまで、試乗でのチェックポイントについて説明しました。これらのポイントを押さえておけば、リスクのある中古車を選ぶ可能性を限りなく低くできるでしょう

補足:その他購入方法の注意点

ここまで、中古車販売店で車を購入する際の注意点について説明してきました。ただし、中古車の購入にあたっては、中古車販売店を利用する他にも中古車ディーラー、オークション代行、個人間売買といった方法があります。この中で、特に注意するべきなのは

特に注意するべき購入方法

  • オークション代行
  • 個人間売買

の2つです。

どちらもメジャーな購入方法ではありませんが、それだけに「掘り出しものがあるかも?」と思う方もいるでしょう。しかし、よほど慣れた方でない限り、リスクの方が大きいといえます。

特に「個人間売買」は、掲示板などを活用し個人から個人へと中古車を購入することを指しますが、

個人間売買をおすすめしない理由

  • 契約取り交わし・名義変更などの法的手続きを自分でする必要がある
  • トラブルがあった際に、自分たちで解決しなくてはならない
  • 瑕疵担保責任(売却後、不具合が発覚した際の責任所在)などのトラブルがつきもの

といった理由から、あまりおすすめできません。

それでも個人間売買にチャレンジしたい方は「中古車の個人売買/おすすめとメリット・デメリットを解説」を、オークション代行の利用を検討している方は「中古車オークション代行のすべて!安心して使えるおすすめ業者も紹介」を参考にしてください。

さらに中古車をお得に購入するために知っておくべきポイント

最後に中古車をお得に購入するためのちょっとした秘訣をお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

中古車が安くなる時期

1年のうち、4月中旬~5月は中古車が安くなる時期だと言われています。中古車の価格は市場での需要と供給によって決定するため、価格が上下するのです。

この時期の直前である3月はディーラーの決算期直前にあたることが多く、中古車も新車につられて需要と供給が一気に盛り上がります。それに対し、4月に入ってからは、中古車の需要が落ち着くのに対して、下取り在庫や売れ残りの中古車が市場に多く存在する状態になります。これによって、相対的に価格が下がるのです。

もし購入時期を調整できるのであれば、4月中旬~5月を狙うのが良いでしょう。憧れの車種が、意外に安くなっているかもしれません。中古車が安くなる時期について、詳しくは「中古車が最も安い時期を知って、可能な限り安く中古車を手に入れよう!」を参考にしてください。

中古車の買い時はフルモデルチェンジ後

上で紹介した時期以外の、中古車の買い時について説明します。

おすすめなのはフルモデルチェンジ直後の前モデル中古車です。モデルチェンジ後は、新モデルへの乗り換えが進み、前モデルの中古車が市場に出回ります。

新車ディーラーは、新モデルの販売強化・前モデルの売り切りのため、前モデルの販売価格を下げます。中古車価格は新車価格と連動する部分も大きいため、中古車の価格が下がりやすくなります。

詳しくは「中古車の買い時/安くなる時期と今買い時の車種を徹底解説」を参考にしてください。

おすすめはディーラーの代車落ち

掘り出しものの中古車にはいろいろな捉え方がありますが、ひとつおすすめしたいのはディーラーの「代車落ち中古車」です。

言葉の通り、ディーラーで代車として使われていた車のことを指します。おすすめする理由としては

代車落ち中古車がおすすめな理由

  • 代車として使用されていたため、年式に対して走行距離が少ない
  • ディーラーの車のため、整備・メンテナンスが充分に行われている

といったことが挙げられます。

「格安」といえる価格ではありませんが、安心して乗れる品質を備えているため、コストパフォーマンスはよく、購入候補に入れたいところです。

代車落ちの探し方としてはメーカー系列の中古車ディーラーで探すのが効率的です。D-Ucarなど、ディーラーの中古車在庫を検索できるサイトを活用すると、よりスムーズに探すことができます。

あえて不人気車を選ぶ

不人気車を選ぶことで、価格を抑えることができます

中古車の価格というのは、中古車市場でのニーズに左右されます。たとえ古い車種であったとしてもその車を欲しがる人が多ければ、価格は高くなります。一方で欲しがる人が少ない車種は、自然と価格が下がるのです。

「欲しがる人が少ない」=「車として問題がある」ということにはなりません。自分が譲れることができる範囲を明確にすることで、充分な機能を持った車をお得に購入することができます。人気でないボディカラーに注目することはよく聞かれますが、メーカーに注目するのもおすすめです。以下で具体的に説明します。

三菱自動車の中古車は狙い目

国内・海外で広い支持を集めるトヨタ/ホンダは中古車でも価格が高い傾向にあります。特にトヨタの人気車種は価格が落ちにくく、市場に流れ始める際の相場も高めです。安く購入するのは難しいといえます。

中古車市場において、三菱自動車は手の出しやすい価格帯である傾向が出ています。例として、三菱のSUVであるアウトランダーとトヨタのSUVであるハリアーを比較してみます。同じSUVですが、中古車価格をカーセンサーで調査してみると、

三菱とトヨタのSUV相場比較

  • トヨタ ハリアーの中古車相場:259~598万円
  • 三菱 アウトランダーの中古車相場:56万円~278万円

という差がありました。これだけの差が出ますので、メーカーに強いこだわりがない場合、選択肢を広げてみる価値は充分にあるでしょう。

三菱の中古車についてさらに詳しく知りたい方は、「お買い得な車がたくさん!中古車ならいま「三菱自動車」が狙い目」をご覧ください。

またさらに不人気な中古車に上手く目をつける方法としては、次の記事が必読です。

リセールバリュー(使用後の売却価値)はあまり気にしない

人気メーカー以外の中古車を買う際に、後々手放すときに価格が下がるのではないか、と心配する方もいます。

中古車の場合、年数の経過とともにある程度価格が落ちることは避けられません。また、市場の動向や新車の人気推移で大きく相場が変わることもあり得ます。

そのため、どのメーカーに関わらず中古車で購入する際は、次に手放す際の売却金額はあまり計算に入れないほうがいいでしょう。

一方で、稀少な人気車種や、一部に熱いファン層を持つ車種、海外のニーズが高い車種は価格が下がりにくい傾向があります。中古車の購入前に、その時点での売却価格を知りたい方は「車買取相場は個人情報なし・匿名でもわかる!査定で個人情報が必要な理由も解説」を参考にしてください。

まとめ

今回は、中古車を購入する上でのポイントや注意点・リスクと、賢く中古車を購入するための秘訣について説明しました。中古車は、新車と違って品質が一定の水準ではありませんが、探し方や選び方次第でお得に購入することができます。

用途に合った車種を把握するとともに、修復歴車などのリスクのあるものを避けることを意識しましょう。また、販売店を見極めることも重要です。今回の記事を参考にしていただければ、安全に乗れる中古車をスムーズに手に入れることができるでしょう。

 

この記事のポイントFAQ

中古車の購入がはじめての方もいらっしゃるかと思います。そこで中古車を選ぶ際に、多くの方が悩むことや疑問に思っていることをわかりやすく答えていきます。

初心者が中古車を選ぶとき、最初に決めることは?

まずは自分に合ったボディタイプを決めましょう。それから「走行距離」「年式」「車検」「保証」をチェックしましょう。

避けたほうがいい中古車はありますか?

「修復歴車」「水没車」「塩害車・雪害車」はリスクがあります。車両状態を見極められない初心者は避けておいたほうがいいでしょう。

良い中古車販売店の見極め方は?

「対応の仕方」「諸費用を大きく乗せていないか」「おとり在庫がないか」をチェックすることが大切です。

初心者におすすめの中古車の条件はありますか?

ディーラーで使われていた「代車」の中古車がおすすめです。代車として使用されていたため、年式に対して走行距離が少なく、整備が行き届いているのがメリットとなります。

  • 公開日: 2022-04-01

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