中古車購入
更新日: 2021-12-23
中古車の陸送費はいくら?相場や納車費用との違いを完全解説
この記事のポイント
- 購入した車を自宅まで届けてくれる陸送費用の相場と日数を調べてみよう
- 陸送費・納車費用を0円にすることは難しい
- 陸送費を少しでも安くする2つの方法を紹介
中古車を買うにあたり、以下のような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
よくある疑問
- 「中古車の陸送費ってどれくらいかかるものなんだろう?」
- 「陸送費の相場を調べる方法はあるの?」
- 「陸送費を安くするための具体的な方法が知りたい」
- 「遠方からの納車にかかる日数はどれくらい?」
遠方から中古車を購入する場合「陸送費」がかかります。
「陸送費」と一口にいっても、販売店によっては納車費用に含まれている場合もあれば、別の費用として請求される場合もあります。そのため、なかなか正確に理解するのが難しいと思います。
この記事では、陸送費の相場と、相場の調べ方、納車までにかかる日数を説明します。また、陸送費と少し似た言葉である「納車費用」との違いについてもわかりやすく解説します。
関連記事
陸送費とは、購入車を指定の場所まで運ぶ費用
まず前提として、陸送費について簡単に説明します。陸送費とは文字通り「納車などのために車両を専用車両で輸送したり、指定場所まで運転して運ぶことにかかる費用」です。
あくまで車両を陸地経由で運搬する費用という名目のため、近隣での購入の場合でも、費用が発生する場合があります。中古車販売店でもディーラーでも、この考え方は同じです。
※船便などで車両を運ぶ場合は、「輸送費」という呼称になることが多くなります。
「陸送費」と「納車費用」の違い
「陸送費と納車費用って何が違うの?」と思う方もいるかもしれません。陸送費と納車費用の違いは、次のようになります。
陸送費と納車費用の定義
- 陸送費……基本的に輸送・運搬にかかる費用のみを指す
- 納車費用……洗車代・ガソリン代・登録費用など輸送以外の費用が含まれることが多い
そのため見積請求には陸送費という項目自体がない場合もありますが、陸送・運搬のコスト自体は納車費用の中に計算されています。
次は、中古車の陸送費の相場についてお伝えします。
中古車の陸送費の相場
陸送費は、販売店・ディーラーによって異なります。利益をどの項目で取るかが販売店によって違うことと、車種によって陸送手配の料金が変動することが理由です。
目安となる陸送費の相場金額と所要日数は以下のようになります。
距離の目安 | 陸送費相場 | 所要日数 |
・近隣の場合(同一都道府県・隣接県) ・2~3時間の移動 |
1~2万円 | 1日~2日 |
・遠方の場合 ・5~10時間の移動 |
3~10万円 | 4~5日 |
あいだに2都道府県を挟むような距離の場合は、4~5日はかかると思っておいた方がよいでしょう。また車の大きさが変わっても金額は大きくは変わりません。
ちなみに、遠方への陸送は直便で行くわけではなく、一度中継地点を挟むことが一般的です。
たとえば、東京から岐阜県で陸送を手配した場合、東京~岐阜県まで同じ便で行くわけではありません。一度、名古屋の中継ステーションを経由し、そこで別便に乗せ換えて岐阜まで運びます。そういった積み替え時間も、上記では考慮しています。
相場ではなく、さらに細かく陸送費用と必要日数を調べる方法を次に紹介します。
「ZERO陸送」で陸送にかかる費用相場と日数を調べよう
陸送費用と必要日数を調べる確実な方法は「ZERO陸送」の料金検索を利用することです。
ZERO陸送はもともと「日産陸送」という名前で、日産の自動車工場から販売店への陸送をメインに行っていました。業販・オークション市場のニーズを受けて、メーカーを問わず陸送を請け負うようになり今に至ます。
現在では全国的に広いシェアを持っており、契約している販売店も多くあります。 そのため、ZERO陸送の費用相場が業界全体の相場に近いと思ってよいでしょう。ZERO陸送を使った具体的な調べ方を見ていきましょう。
調べ方の流れは以下のようになっています。
「ZERO陸送」で陸送費と日数を調べる方法
- サイトにアクセス
- メーカー・車種選択
- 車両の状態選択
- 経路選択
- 引き取り(預かり)場所指定
- お届け場所指定
- 見積もりへ進む
実際のHPの画像とともに解説していくので、参考にしてみてください。
1.サイトにアクセス
ZERO陸送の料金検索ページを開きます。
2.メーカー・車種選択
「マイカー」か「オートバイ」を選択し、メーカー・車種を選択します。
3.車両の状態選択
車両の状態を選びます。
車両状態の選択項目
- 公道を自力で走行できる
- 最低地上高は15cm以上
- 車両の改造はない
- お預かり・お届け場所は、イベント会場等ではない
以上の質問項目について「はい・いいえ」にチェックを入れます。
4.経路選択
経路で「片道・往復」を選択します。今回の場合は「片道」を選択しました。
5.引き取り(預かり)場所指定
引き取り(預かり)場所を指定します。この場合の引き取り場所とは「中古車を購入する場所・車両の有りか」として設定してください。今回は「埼玉県」を選択します。
6.お届け場所指定
お届け場所を指定します。こちらは自宅か、自宅に近い販売店の所在地の都道府県を選択します。
今回は「岐阜県」を選択しました。
7.見積りへ進む
「お見積もりへ」をクリックすると、「引き取り場所」「お届け場所」に離島が含まれるかの確認が表示されます。離島でない場合は「離島は含まない」をクリックします。
離島を含むかの選択をした後、必要な日数とともに費用の見積もり結果が以下のように表示されました。
注意点としては、これは個人を対象にした見積もりのため、法人である販売店は台数規模を条件にこの調査結果より依頼単価を下げていることもありえます。
ただ販売店も利益を上乗せする場合があることから、陸送費の相場はこの見積もり結果から「0~1万円」前後を目安とするとよいでしょう。
陸送費を安くする2つの方法
ここからは少しでも費用をかけないで済むよう、陸送費を少しでも安くする方法を紹介していきます。
陸送費を安くする方法
- 自宅ではなく、地元の車屋さんへ車を届けてもらう
- 販売店まで車を直接取りに行く
ただし、前提として陸送費・納車費用を0円にすることは難しいということを覚えておきましょう。
地元の車屋さんまで届けてもらう
陸送費を少しでも安くする方法は「自宅ではなく、地元の車屋さんへ送ってもらう」ことです。理由としては以下の2点が挙げられます。
陸送費が安くなる理由
- 自宅に運んでもらう場合、日時指定の条件が厳しいことが多く(週末指定など)運送費が上がる
- 車屋さんであれば、営業時間内ならいつでも受け取れるため、料金が安くなる
日時指定をしなくても済むため、陸送費が安くなるという流れです。車屋さん宛てに送ってもらい、週末など都合の良いタイミングで取りに行くという方法をとるのがおすすめです。
ちなみに、自分で「この店舗に送ってほしい」という希望を販売店に出すこともできます。送り先にしたい店舗には、電話等で問い合わせをするのが確実です。しかし、中には営業方針や繁忙期などで断られるケースもあるので注意しましょう。
販売店まで直接取りに行く
「陸送費」という名目費用がある場合は販売店まで直接車を取りに行く、つまり現地で納車を受けることで、陸送費を削る方法があります。
ただし、あらゆる場合に使えるわけではありません。以下のケースに当てはまる場合は交渉が厳しいことを覚えておいてください。
費用の交渉が厳しいケース
- 近隣の販売店で購入し、車を遠方から取り寄せる場合
- 販売店が陸送業者に名義変更を依頼している場合
なぜ「陸送費」名目の費用が発生する場合でしか有効でないか、解説していきます。
近隣の販売店で購入し遠方から車を取り寄せる場合、陸送費を下げるのは難しい
近隣の販売店で購入し、車両自体は遠方から取り寄せするパターンでは、陸送費を含めて「取り寄せ費」として費用を請求されるケースが主です。
あくまで購入先は近隣の販売店ですので、自分で車を取りに行ったとしてもスムーズに納車を受けることができません。販売店にも余分な手続きが発生しますので、費用削減は難しくなります。
販売店が陸送業者に名義変更を依頼しているケースも難しい
販売店が陸送業者に「名義変更」代行を依頼している場合もあります。
販売店が遠方(つまりあなたの自宅近く)まで名義変更の手続きに行くのは大変です。そのため業者が車を届けるとともに名義変更も陸運局で行ってくれる場合が一般的です。
つまり、あなたが販売店に名義変更を委託し、それをさらに陸送業者が委託されているケースがあります。このケースでは、自分で車を取りにいくとしても販売店から名義変更の手数料が見直される可能性があり、結局大きな費用削減は期待できません。
納車費用自体も0円にはできない
販売店によって若干考え方は異なりますが、納車費用も0にするのは難しいと考えられます。
納車費用には、車両の運搬(陸送)料金だけでなく、車両のクリーニング代・登録費用代行(上述のように、陸送業者にさらに委託していることもあります)・ガソリン代などが含まれているからです。
自分で車を取りに行くからといって、単純に費用をまるごと削ってもらうのは難しいことを覚えておいてください
まとめ
今回の記事では、中古車の陸送費の相場と必要日数、調べ方についてお話しました。どれだけの陸送費がかかりそうか、「ZERO陸送」で調べてみることをおすすめします。
陸送費以外にも、中古車購入にかかる諸費用について知りたい方は多いと思います。
見てきた通り、陸送費を0円にすることは難しいのですが、それ以外の費用の値引き交渉については以下の記事を参考にしてみてください。
中古車値引きの極意!確実に値引きしてもらうための4つのポイント
中古車を購入するかまだ迷われている方や売却方法が決まっていない方は一度ナビクルの「車の売り方・買い方診断」を利用してみてください。お持ちの車の状態や普段の生活スタイルからあなたにピッタリの車の売買方法を提案してくれます。
- 公開日: 2021-12-23

当サイトのご利用により、個人情報が許可無く公開されることは一切ございません。

株式会社エイチームライフデザインは、
株式会社エイチーム(東証プライム市場上場)の
グループ企業です。証券コード:3662
ご利用かんたん3STEP
STEP1無料一括査定に申し込む
お車情報とお客さま情報を入力するだけ!
45秒で申し込み完了!
愛車の相場額をチェック!

STEP2愛車を査定
最大10社の査定会社からメールまたは、電話にてご連絡し、査定いたします。

STEP3最高額で売却
各社からの査定金額を比較して、最高額の売却先を見つけます。

ただし、中古車市場での実際の取引額に基づく参考金額のため、一部の車種は、結果をお知らせできない場合がございます。予めご了承いただけますよう、お願い申し上げます。