中古車購入
更新日: 2022-06-08
中古車は県外からも取り寄せできる!手順や費用、注意点を解説
この記事のポイント
- 中古車は県外からも取り寄せることができる
- 中小店舗だと県外からの取り寄せができないこともあるので注意
- 県外から取り寄せる場合の注意点と対処法を解説
インターネットで自分が心から欲しいと思う中古車を見つけて「おっ」と思った次の瞬間に、その中古車販売店が、県外にあることに気づいてガッカリしたという経験はありませんか?
中古車の取り寄せに関する疑問や不安
- 「県外から、中古車を取り寄せることってできるの?」
- 「取り寄せる場合は、やっぱり余計に費用がかかるの?」
- 「中古車を取り寄せてもらうときに、注意しないといけないところは?」
ただ遠方にあるからといって、入手できないとあきらめる必要はありません。その中古車販売店が全国にチェーン店を持つ大手販売店なら、独自の流通ネットワークを持っているので、ほとんどの場合、取り寄せることができるのです。同様にディーラーでは同系列のディーラーからの取り寄せに対応しています。
ただ、中小の販売店では取り寄せ不可のところもあります。ほしい中古車の在庫がある店舗が取り寄せ可能か不明な場合は、購入前に問い合わせましょう。
今回の記事では、県外からの中古車を取り寄せるための方法をお伝えするとともに、中古車を取り寄せる場合の費用や、注意しておきたいポイントを詳しくお話しします。
これさえおさえておけばスムーズに、かつお得に中古車を取り寄せることができるようになります。ぜひ参考にしてください。
取り寄せ可能か確認する方法と取り寄せのメリット
中古車の県外からの取り寄せは、「対応可能」を掲げている店舗なら可能です。
中古車の販売店がホームページ、サイトを持っているのであれば、全国に納車対応しているか確認してみましょう。取り寄せ時の対応についてホームページなどに明記していない場合は、念のため電話やメールで問い合わせすることをおすすめします。
中古車を取り寄せるメリット3つ
店舗の在庫から選ぶのに比べて、中古車を取り寄せることのメリットをまとめてみましょう。
店舗の在庫だけではなく、もっと多くの選択肢から車を選べるのが最大のメリットになります。
また取り寄せ対応している中古車販売店は名義変更のノウハウも持っているので、面倒な手続きをお任せできるのも忙しい人には助かるポイントです。
次に、気になるコストと、中古車取り寄せのデメリットについてみていきましょう。
県外から中古車を取り寄せるときの費用とデメリット
県外で中古車を購入する際に必要になる費用、注意点としては、次のものがあります。
おさえておきたいポイントについて補足していきます。
中古車の取り寄せにかかるのは陸送費と輸送費
通常、車の購入には車体費用とその他諸々の諸経費がかかります。
遠方から中古車を取り寄せる場合、更に上乗せした費用がかかります。この中で特に大きな負担が「陸送費」「輸送費」という費用で、購入者の元に運ぶ費用です。
中古車の取り寄せにかかる費用
- 陸送費:車両の登録が終わってない車を購入者のところまで運ぶ費用
- 輸送費:購入した車を輸送用のトラックや航空機などの手段で購入者に届ける費用
基本的には陸送費として計上されることが多いですが、よほどの遠隔地からの購入であれば輸送費として計上されます。
陸送費・輸送費の費用相場
陸送費・輸送費の費用相場は、中古車販売店が近隣の県の場合は2~6万円台、それ以外になると7万円~10万円台になることが多く、かなりの遠方になると10万円以上かかる場合もあります。
販売店にはトヨタなどのメーカー系列のディーラーや、中古車を専門的に扱う中古車販売店などがありますが、陸送費・輸送費などの取り寄せにかかる費用に大きな差はないようです。
また、これらの費用は多くの場合、名義変更手続きの代行などの手数料が含まれています。余計な費用を発生させないためにも、事前に費用の内訳を確認しましょう。
販売店 | 近隣の県からの取り寄せ | 遠方の県からの取り寄せ |
トヨタ系ディーラー | 1万円~6万円 | 7万円~10万円以上 |
ホンダ系ディーラー | 2万円~6万円 | 7万円~10万円以上 |
日産系ディーラー | 2万円~6万円 | 7万円~10万円以上 |
マツダ系ディーラー | 2万円~6万円 | 7万円~10万円以上 |
スバル系ディーラー | 1万円~5万円 | 6万円~10万円以上 |
中古車販売店 | 2万円~4万円 | 5万円~8万円 |
陸送費のさらに詳細な情報については「中古車の陸送費はいくら?相場や納車費用との違いを完全解説」を参照ください。
他県ナンバーの中古車を購入する場合は「他府県登録費用」が発生する
県外の中古車の場合、ほとんどが他県ナンバーになるかと思います。
他県ナンバーの中古車を購入した場合、そのナンバーは購入した方の陸運支局管轄のものに変更する必要が生じます。この事務手数料として1万円~1.5万円ほどかかります。 他県ナンバーの中古車を購入する際は、予めこの点を頭に入れておきましょう。
現地で車両状態を確認する必要がある
納車された車を見てみたら、ネットに掲載された写真には映っていなかった傷やへこみがあった、というトラブルはよくあります。県外の店舗で購入する場合でも、できる限り現車を自分の目で確認しに行きましょう。
遠すぎると交通費もかさむので「現車確認に行ける程度の距離」が車を探す範囲の目安になります。もしそれほど交通費がかからないようであれば、1度と言わず3度ほど見に行ってみると、購入に踏み切ったとしても失敗する可能性は格段に減るでしょう。
また、できるだけ試乗もしましょう。実際に走ってみないとわからない乗り心地や走行中の異音などに気づくこともあります。購入後のクレームには対応できないというケースも少なくありません。購入前に確認すべきところは確認しましょう。
あまりおすすめはしませんが、どうしても現車確認の時間が取れない人は、現車確認なしでも購入・取り寄せは可能です。その場合でも、気になる部分は店舗に電話やメールで問い合わせましょう。
中古車を購入するときにチェックすべきところは「中古車を購入する前にチェックするポイントを紹介」で詳しくお話していますので参考にしてください
納車前のキャンセルで費用が発生する可能性がある
納車前であれば基本的にはキャンセルは可能ですが、契約日の翌々日以降になると、すでに販売店側で納車に向けた車の運搬を始めている可能性が高いので、陸送料金を負担しなければいけません。
無償キャンセルが可能なのがいつまでかは、必ず販売店側に確認するようにしましょう。
系列店がない中古車販売店での取り寄せは、修理・保証に手間がかかる
大手チェーン店舗や、特定のメーカーに特化したディーラーは、購入したのが遠方でも近所に系列店があれば、スムーズに修理・保証を申し出ることができます。
そうでない中小規模の販売店の場合、車が故障した際に購入した店舗まで持っていかなくてはならない場合があります。些細な修理箇所ならいいのですが、走行に支障をきたすものだった場合、車の運搬など修理費以上の出費が発生する場合があります。 保証の内容は販売店ごとに違いますので、修理の必要がある場合にはどうすればいいのかなどはしっかり確認しておきましょう。
中古車を取り寄せる前にチェックするポイント
次に中古車を遠方から取り寄せる場合のチェックポイントについて幾つか説明しますので、事前に販売店に質問し回答してもらうことをオススメします。
中古車の見積もりに「陸送費」「輸送費」が含まれているか
インターネットで中古車を購入する場合、自分の所在地を知らせた上で中古車販売店から見積もりをもらうことになると思います。その際、見積もり金額に陸送費や輸送費が含まれていて、その見積もりが「総額」であるということを必ず確認するようにしましょう。 悪質な業者の場合、あとから請求される可能性もあるので、気を付けておきたいところです。
信頼できる中古車販売店か
見積もりの総額が自分の予算内に納まると分かっても、購入する中古車販売店が本当に信用できる販売店なのか見極めることが大切です。具体的な方法としては、車の状態を詳細に知ることができるよう気になる箇所の写真を送ってもらうようにします。
このとき、傷の箇所、修理歴等を詳しく教えてくれる販売店であれば安心してもよいでしょう。逆にこれらの問いに関して、曖昧な返事しかしないような販売店であれば、その中古車販売店での購入は諦めた方がよさそうです。
【補足】県外の販売店に直接取りに行くのは非推奨
陸送費を浮かせたいと思う人は、直接県外の販売店を訪問して、購入した車に乗って帰るという方法を思いつくかもしれません。
しかし、販売店側にとっては帰り道に事故が発生した際などにトラブルになるリスクがあるため、特に中小・個人店舗の場合、断られることが多くなります。少なくとも「納車は取り寄せではなく、お店に自分が行って乗って帰りたいが可能か」は事前に確認しておく必要があります。
また、他県ナンバーの車を購入する場合、購入者が仮ナンバーの申請や車の名義変更を役所に行って手続きをしなければならず、余計な手間が増えます。これらの申請には費用も掛かるため、交通費や時間的な損失と合わせると、陸送費のほうがお得になる可能性もあります。
ただ、この方法にもメリットはあります。ひとつは陸送費がかからない点。ただ、現地までの交通費、帰り道のガソリン代も考慮しましょう。メリットの2つめは、やっと見つけたほしい車に早く乗れることです。
繰り返しになりますが、販売店によっては断られる場合があります。購入を決定する前に、確認は必ずしましょう。
まとめ
今回の記事では、中古車を取り寄せた場合の費用や注意点についてご紹介しました。
遠方から中古車を取り寄せる場合、近隣から購入するよりも余分な費用がかかったり、気をつかう部分が増えたりとデメリットばかりが目立ってしまうように感じますが、苦労して手に入れた車ほど愛着がわき、大事にできるのではないでしょうか。
今回の記事で紹介したポイントを活かし、お気に入りの1台が購入できることを願っております。
- 公開日: 2022-06-08

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