中古車購入

更新日: 2022-10-28

中古車購入時のタイヤ交換について解説!適切な交換時期とおすすめ交換方法

中古車のタイヤはまだ使える?適切な交換時期とスムーズなタイヤ交換の秘訣

中古車を購入する際に、意外と気になるのがタイヤなどの消耗品の状態だと思います。中には、パッと見の外観は綺麗に見えるものの、タイヤは傷んでしまっている中古車も存在します。

タイヤが傷んでいる中古車の場合、購入直後に交換しなければならなくなり、予想外の出費となるケースも珍しくありません。

交換が必要なタイヤの状態を正しく見抜けることが、賢い中古車購入と維持には大切です

今回の記事では、中古車のタイヤを交換するタイミングの目安と、初めての方でも安心してタイヤ交換できるポイントをお伝えします。

また、自分に合ったタイヤの選び方や交換後、長持ちさせるためのメンテナンスのコツもお話ししますので参考にしてください。

 

中古車のタイヤの交換時期・タイミングの目安

もっとも気になるのが、中古車のタイヤはいつ交換するべき、という目安ではないでしょうか。

外装・内装についた傷や汚れなどと違って、タイヤの状態はよく知らないと判断しにくいものです。

気にしないまま運転を続けて、ある日、急にタイヤが破損・事故に繋がってしまう事例もあります。

ここでは中古車のタイヤの交換目安と見抜き方を写真を交えて解説します。

これから中古車を購入しようとする方でも、狙っている車がこれに当てはまった場合はタイヤ交換を前提として購入するか、購入時のオプションとして交換してもらえないかを打診してみましょう

基本的にはタイヤのトレッド面の残り溝の深さで判断する

基本的に、タイヤの交換時期はトレッド面(タイヤが地面に接触する面)に溝があって、その残り溝の深さで判断します。

タイヤは走行すればするほど擦り減っていくので、残り溝がどれだけあるかで、擦り減り方の目安が分かるわけです。

下記がトレッド面の参考写真です。

この三角印の先にスリップサインあり

スリップサイン

メーカー・タイヤの種類にもよりますが、一般的な新品タイヤでは、溝の深さはおよそ7~8mmです。

交換限度は保安基準で1.6mmと定められていますが、交換の目安は残り溝の深さが3mmとして考えましょう。

その理由も含めて下記でお話しします。

判断方法:タイヤのスリップサインをチェックする

上の画像のように、タイヤの側面・サイズが記されている面に△印があります。

そこから垂直方向に見たタイヤの溝に、スリップサインという印があります。

こちらのスリップサインが、磨耗していくトレッド面と同一面になれば1.6mmに達したというサインです。

下の図のように、スリップサインの高さ自体が1.6mmあって、ここまでトレッド面が達すれば保安基準に適合しない、ということです。

タイヤのスリップサインをチェックする

適切な交換時期は「残り溝3mm」になったタイミング

しかし、上述のとおり残り溝が3mm以下になれば、交換時期と判断するのが良いでしょう。実際に整備工場でもそのように勧められることが多くあります。

あくまで保安基準に適合しないのが1.6mmというだけで、3mm以下になると、実際に走行時に危険を伴う可能性があるためです。

グリップ性能が低下するだけでなく、雨天時などの路面に水が溜まった状況下で、水の上を滑りコントロールが利かなくなるハイドロブレーニング現象の恐れがあります

この現象下では、運転技術に関係なく、危険を回避することが困難となってしまいますので、安全のためにも3mmを必須交換のタイミングと考えましょう。

適切な交換時期は「残り溝3mm」になったタイミング

購入前の中古車の場合でも、タイヤがスリップサインに達していないかを最低限チェックすることをおすすめします。

ここまでくると非常に危険:中古車のタイヤの状態診断

スリップサインを確認し、トレッド面(タイヤ表面)と同一面になっていると早急に交換が必要ということを上記でお話ししました。

しかし、それだけでなく下記に当てはまる状態になっていれば、タイヤの交換がさらに早急に必要です。

購入前の中古車がこれらの状態になっていた場合は、交換なしで運転することは絶対にやめましょう。

(1)タイヤが経年劣化によってひび割れを起こしている

タイヤの経年劣化によって、写真のようなひび割れが起こっていると、バースト・破裂が起こる可能性があります。

イヤが経年劣化によってひび割れを起こしている

この状態になっていたら早急に交換が必要です。

すでに乗っている車だけでなく、中古車で長期在庫になっていたような車でも起こりうることがありますので、購入時には注意して確認しましょう。

(2)タイヤの偏磨耗(片減り)が起こっている

タイヤが一部に偏って磨り減っていくケースは少なくありません。

特に多いのが「片減り」です。フロントタイヤの外側は、他の箇所に比べて磨り減りやすくなっています。

理由としては「旋回時のハンドル操作で車の荷重が多くかかるため」です。

タイヤの偏磨耗(片減り)が起こっている

この片減りはスリップサインでは判断しきれません。

上の写真のように、明らかに片側のトレッド面が擦り減っている状態になっていたら、すぐに交換が必要です。

またこの状態で走行を続けてしまうと、下の写真のようにタイヤのゴムの内側のワイヤーまで露出するようになり、非常に危険です。

タイヤ内のワイヤーが露出している状態

路面にワイヤーが引っかかり、一気にワイヤーが引き出されることによりいつバースト・破裂が起こってもおかしくありません。

中古車購入時のタイヤ交換は交渉する価値あり

購入を考えていた中古車が、上記の基準に照らして交換が必要だった場合に、販売店が交換を諸費用込みや安く行ってくれるのかと、疑問に思う方は多いでしょう。

可能性は五分五分です。

例えば、店頭に並べて販売できる状態にするために車両整備を実施している場合、販売店側のコストがふくらみ、タイヤ交換までは諸費用込みで行えないことも多いです。

また、その販売店でタイヤの販売までを行っているかどうか(取り寄せまで発生するか)や、中古車の販売価格にもよるため、一概には言えないのが正直なところです。

しかし、交渉してみる可能性は充分あるといえます。それが解消できなければ安心して購入できない、ということをアピールすることで、販売店側も折れてくれることがあります

売買契約後にタイヤ・部品の交換を行うこともあるため、事前のタイヤ交換確認は必須

逆に、タイヤを交換して欲しいということをはっきり言っていない場合は、以下のような事態が起こりえます。

タイヤ・パーツ等の交換を希望しないと、納車整備でタイヤ交換がスキップされてしまう可能性がある。

売買契約後の納車整備の一環として、タイヤ・パーツ交換を行う販売店もあるのですが、明確な基準が定められているわけではありません。

「お客様がタイヤについては不満なしと判断した」として、タイヤ交換を行わないことも考えられます。

最終的に応じてくれるかは別にしても、以下の内容を確認しておくことは大切です。

確認するべきこと

  • タイヤの状態が悪い場合、交換を行って欲しい旨を伝えること
  • 契約後にどのような納車整備が行われるのかを担当者に確認する

ディーラー系列の中古車販売店の場合は、納車前の整備も手厚く行われることが多いのですが、それ以外の中古車販売店の場合は、上記の確認は必須です。

タイヤサイズの見分け方と注意点

まず知っておいていただきたいのが、あなたの車に適合するタイヤサイズの見分け方です。

お店がサイズを間違うという可能性はほぼありませんが、ウェブサイトからの購入の場合は自分で選ぶ必要があります。

また、適合サイズを知っておけば店頭に並んでいるタイヤを見て必要な費用を判断することもできます。

車のピラー部分のステッカー・タイヤのサイドウォールで判断する

タイヤサイズは、車の運転席のドアを開けるとピラー部分にタイヤサイズ記載のステッカーが貼ってあります。

ステッカー

また、タイヤのサイドウォール部でもサイズが分かります。

しかし、タイヤのサイドウォールの表記は英数字で、何を指しているのかが初めての場合わかりにくいものです。

こちらの見方については、ダンロップの公式動画と説明図が分かりやすいのでご紹介しておきます。

説明図

全てを知る必要は正直ありませんが、上のうち、リム径の呼称までは意味を知っておいた方が便利です。

それぞれの意味合いを簡単にまとめました。

タイヤサイズ表記の意味

  • タイヤの幅の呼称(mm)
  • 偏平率:タイヤの断面幅に対する断面高さの比率を表す単位
  • ラジアル:タイヤ繊維層の構造を指します
  • リム径の呼称(単位:インチ):タイヤのホイール内径と同じ意味

注意点:ドレスアップでホイールサイズを変更している場合もある

例外として、車のドレスアップのために、ホイールサイズも変更(インチアップ等)している場合は、上記記載のサイズと異なりますので注意が必要です

例えば、16インチ(タイヤサイズ205mm/55R16)の純正ホイールをインチアップ(偏平率を下げること)で17インチに変更する場合、タイヤサイズも215mm/45R17に変更する必要があります。

ステッカーに記載されているサイズは純正サイズのみで、ドレスアップやカスタム後の他のサイズは記載されて無い場合が多くあります。

ドレスアップによるタイヤサイズの変更幅などは、車種によって様々です。

迷ったら中古車販売店に、ドレスアップ済みの車であるか、だとしたらホイールのサイズは現在いくつかを確認するのが確実です。

主要な車の使い方からおすすめのタイヤ4選を紹介

昨今では、各タイヤメーカーからさまざまな性能・特性を持つタイヤが生産されています。

いざ、タイヤを交換する際に「どのタイヤ製品がいいの?」と迷うことがあるかもしれません。

ここでは、これを選んでおくと安心というタイヤを使い方とともにご紹介します。

ブリヂストン・エコピア:低燃費・静粛性を強めた街乗り運転に向くタイヤ

ブリヂストン・エコピア

低燃費性能を高めたタイヤで、静粛性・乗り心地などのトータルバランスに優れたタイヤです。

販売本数のかなり多い、売れ筋のタイヤです。街乗りや買い物での使用が多い場合におすすめです。

ブリヂストン・エコピア公式ページ

ブリヂストン・ポテンザ:高速走行が多い方におすすめのタイヤ

ブリヂストン・ポテンザ

スポーツタイヤの代表的なタイヤが「ポテンザ」です。

高いグリップ性能を誇り、高速走行が多い方などには最適です。

サーキットなどのレースでも高いパフォーマンスを見せており、その実力は信頼できます。

ブリヂストン・ポテンザ公式ページ

ヨコハマタイヤ・エコス:基本性能の高さと価格の安さを両立させたタイヤ

ヨコハマタイヤ・エコス

タイヤの基本性能を十分高めたスタンダードタイヤ。

低燃費性能も有り、価格も手頃な街乗りに向いたタイヤといえると思います。

車両自体が安価な軽自動車の中古車とも相性がよく、低燃費効率をさらに高めてくれます。

ヨコハマタイヤ・エコス公式ページ

ヨコハマタイヤ・ジオランダー:オフロード走行が多い方におすすめのタフなタイヤ

ヨコハマタイヤ・ジオランダー

オフロード向けの代表的なタイヤです。

大型SUV車など4WDに合わせたタイヤサイズが設定されています。走破性を重視したい場合や、オフロード走行が多い方に向いてます。

ヨコハマタイヤ・ジオランダー公式ページ

国内メーカーにこだわりがなく、購入金額をなるべく安くしたい場合は、外国メーカーのタイヤも数多く出てきていますので、そちらもおすすめです。

最近では、性能も国内メーカーのタイヤと比べても劣らないものも増えており、金額もかなり安く購入できます。

交換用タイヤの購入方法と交換手配の注意点

ここでは、いざタイヤを購入する段階でのおすすめ方法と、タイヤ交換を手配するうえでの注意点をお話しします。

購入にあたっては、いつも行っているカー用品店や整備工場など、信頼のしているお店がある場合は何も心配いりません。

しかし、タイヤの購入自体が初めてという方もいると思います。

基本的なタイヤの購入方法としては、以下のどちらかを取るのがおすすめです。

タイヤのおすすめ購入方法

  • 近隣のできるだけ大規模なタイヤ取り扱い店舗で探す
  • ネットショッピングやオークションで購入する

おすすめ理由

  • 大規模な販売店は、大量仕入れによって販売価格が安くなることが多い
  • 大規模な販売店は、後述する交換対応も柔軟に行ってもらえる
  • ネットショッピングやオークションも同様に価格を安く抑えられる

特に初めてのタイヤ購入の場合は近隣販売店の担当者に聞きつつ購入するというのがやはり間違いはありません。

ネットでタイヤを購入する場合のおすすめサイト

ネットでタイヤを購入する場合は、カーポートマルゼンがおすすめです。

カーポートマルゼンは、初めての場合はまずここ/セット販売が割安で品揃えも豊富なサイトとなっています。

カーポートマルゼン

タイヤ・ホイール販売にかなり力を入れており、品揃えも豊富・金額も良心的です。

タイヤ・ホイールの4本セットが割安で、組み込み作業費や梱包費もパックで安くなっています(送料はキャンペーンで無料です)。

おすすめポイントとして、メーカー・車種を選択すれば、純正に適合するサイズのタイヤを簡単に絞り込むことができることが挙げられます。

初めてネットでタイヤを購入する方はこちらをまず見てみると良いでしょう。

カーポートマルゼンへのアクセスはこちら

購入時の注意点1:タイヤサイズの間違いに注意する

購入する際にまず注意すべきなのは、購入するタイヤのサイズです。

上記にご紹介した方法で、適合するサイズを事前にしっかりと確認しておく必要があります。

購入時の注意点2:タイヤの送料込みの価格を確認する

次に注意すべきなのが、タイヤの送料です。

タイヤは大きさも重量もあるため、送料がかかる場合は安くありません。

送料無料なら問題ありませんが、タイヤの本体価格自体は安くても、送料が加算されて結果高くなるという場合があります

また、タイヤサイズの間違いによる返品も送料は自己負担となる場合がほとんどですので、タイヤのサイズ、送料の有無は合わせて確認するようにしましょう。

購入時の注意点3:中古タイヤの場合は状態の確認が必須

新品タイヤの購入であれば問題ないのですが、中古タイヤの購入の際は上記「中古車のタイヤの交換時期・タイミング目安」を参考に、タイヤの状態をしっかり確認する必要があります。

中古タイヤの場合は、ノークレーム・ノーリターンが多く、買ってからすぐダメになってしまい後悔するケースも聞かれます。

状態のチェック以外にも見てほしいのが、「タイヤの製造年週」です。

極端に古いタイヤの場合は、いくら保存状態が良かったといっても、使用を始めて間もなくヒビ割れが発生する可能性も考えられるためです。

タイヤ製造年週の確認方法

タイヤ製造年週は、下の写真のようにタイヤのサイドウォール部にある、刻印から読み取れます。

刻印

読み方を事例とともにご紹介します。

タイヤの製造年週の読み方:MAF0515の場合

  • 最初のMAFは無視して問題ありません。製造場所・製造ライン等
  • 05が週、15が年を指します。(2015年第5週製造)

製造週は、月では区切らず、1月1日の週を第1週とし、一年を通して数えます。

つまり、この場合は2015年1月の最終週製造となります。

タイヤの製造年週の読み方:MAF0515の場合

  • 最初のMAFは無視して問題ありません。製造場所・製造ライン等です。
  • 0515の05が週、15が年を指します。ここでは2015年第5週製造となります。また製造週は、月では区切らず、1月1日の週を第1週とし、一年を通して数えます。つまりこの場合は2015年1月の最終週製造となります。

タイヤ交換は「購入した販売店」か「整備工場」に依頼するのがおすすめ

タイヤ交換の作業をすべて個人で行うのはまず難しいでしょう。

やはり一番良いのは、購入した販売店で交換作業をしてもらうことです。タイヤを販売している店舗であれば、だいたいは設備も整っているので、問題なく作業は行えるはずです。

しかし、ネットショッピングでの購入や、事情があって他店でタイヤのみ購入した場合は交換まで行っているとは限りません。

「タイヤはよそから買ってくるけど、交換だけお願いします」という依頼になります。販売側としても、あまり気分のいい依頼ではありませんので、作業を依頼しても断られることがあります。

そのため、ネットでの購入などの場合は、タイヤ購入する前に事前に交換作業のみを行ってくれるところを探し、依頼しておくのが安心です

カー用品店や中古車販売店よりは、整備工場の方が引き受けてくれる可能性は高いでしょう。

タイヤ交換後、長く安全に使うためのメンテナンスの秘訣

タイヤを長持ちさせるには、中古車の車両本体と同様、定期的に適切なメンテナンスが必要です。

そこまで難しくないので、下記でご紹介する内容をぜひ実践してみてください。

大切なのはタイヤの取り付け位置交換と空気圧の管理

そのメンテナンスとは、具体的に以下の通りとなっています。

メンテナンス内容

  • タイヤを取り付けている位置を替えるタイヤローテーションといわれる作業
  • 適切なタイヤ空気圧の管理

これらを定期的に適切に行っていないと上記でもあげた、タイヤの偏摩耗・片減りに直接つながりますので注意してください。

タイヤローテーションは5,000km走行ごとに行うのがベスト

まずタイヤローテーションですが、おおそよ5,000km走行ごとに行うのが望ましいです。

走行距離があまり多くならない方は、半年に一回又は、定期点検時に同時に行うのが望ましいです。

ローテーションの方法(変える位置)ですが、最も望ましいのはメーカーでも推奨しているやり方が以下のようなものです。

タイヤローテーション

ですが、タイヤの種類(トレッドパターン)により、回転方向が決められているタイヤなどもありますので、上記のローテーションができないタイヤもあります。

その場合は、左右の位置は変えず、前後のローテーションのみを行います。

同じく5,000km走行ごとにタイヤ空気圧の調整を行う

タイヤローテーションと同時でいいので、空気圧の調整も必ず行ってください。

カー用品店や、ガソリンスタンドでも対応してもらえます。

特に、扁平率の高いタイヤ(インチアップなどでタイヤのサイドウォール部の面積が薄くなっているタイヤ)は、もっとシビアに2~3ヶ月に一度は調整したほうがいいでしょう。

まとめ

いかがでしたか。今回の記事では、中古車購入の前に知っておきたいタイヤの状態の見抜き方と、購入後にタイヤを交換する場合の簡単な方法やタイヤの選び方をご紹介しました。

タイヤは走行するごとに少なからず消耗するため、中古車部品の中でも状態を適切に把握することが大切です。

ぜひ今回の記事を賢い中古車購入・メンテナンスに役立ててください。

  • 公開日: 2022-10-28

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