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低燃費タイヤとはどんなタイヤ?安全性は大丈夫?

エコカー、エコポイント、エコ減税…。

現代において、すっかり定着してきた「エコ」という言葉。

そしてエコの波は、自動車業界にも押し寄せています。エコカーや低燃費タイヤ(エコタイヤ)などは、その象徴的な例だと言えるでしょう。

ただ、「低燃費タイヤと普通のタイヤはどこがどう違うのか?」と聞かれたら、返答に詰まってしまう人も多いかもしれません。

そもそも低燃費と環境への優しさは両立するのでしょうか?地球に優しいタイヤだと、環境に優しい分、普通のタイヤよりも燃費が劣りそうな気がします。

低燃費と環境への優しさを両立したタイヤである低燃費タイヤ。その秘訣は、エコタイヤの最大の特徴とも言える、転がり抵抗の低さにあったのです。

■転がり抵抗とは何か?

自動車は道路をスイスイと走行しているように見えますが、実際には色々な抵抗を受けながら走っています。例えば、走行中は車体が空気抵抗を受けています。それと同様に、タイヤも進行方向とは逆向きの抵抗を受けており、これが転がり抵抗と呼ばれているものなのです。

自動車で走行している際、タイヤには車自身の重みがかかっています。タイヤは車の重みの分だけへこみながら走っているのですが、へこんだタイヤは元の形に戻ろうとします。
これがタイヤへの抵抗となっており、抵抗が大きいとタイヤが転がりにくくなるので燃費が悪くなります。そして低燃費タイヤというのは、様々な工夫によって転がり抵抗を極限まで減らしたタイヤなのです。転がり抵抗が高い車よりも、低い車の方が同じ燃料で遠くまで走れるということになります。これらのことから、転がり抵抗が低い車=低燃費となるわけです。

とはいえ、まったく抵抗を受けないと車は停止することができません。よって摩擦を完全に無くしてしまうと危険なのです。

そして低燃費タイヤというのは、転がり抵抗の低さと適切な摩擦力の両立を実現させたタイヤなのです。

■相反する二つの性能

年間1万km走行すると過程した場合、低燃費タイヤと同じクラスのタイヤの燃費を比べると、低燃費タイヤの方が燃費は5%前後向上すると言われています。車は走行と停止と曲がるという動きをしますが、車が車らしい動きをできるのも、タイヤのグリップが効いているからなのです。

単純に燃費を良くすることだけ考えるのであれば、とにかく転がり抵抗を少なくすればいいと思うかもしれません。しかし車が停止するためにはタイヤのグリップ力が必要であり、摩擦の少なさとグリップ力というのは相反する性能です。摩擦が少なければ雨天時の走行が心配ですし、グリップが効き過ぎると今度は燃費が悪くなるという高い壁にぶつかってしまいます。

■低燃費と安全

これは両立しないことのように思えていた時代もありました。
そしてそれを両立したのが低燃費タイヤであり、低燃費タイヤというのは、安心と安全、そして地球への優しさを両立させた新しいタイヤなのです。地面との接地面を減らしつつ、雨天時にも安全に走行できるグリップ力を追求して完成したのが、新時代のタイヤであるエコタイヤです。

■グリップ性能も兼ね備えたタイヤ

低燃費タイヤは、エコタイヤとも呼ばれています。
タイヤに受ける抵抗を極力減らすことで、同じ燃費でもより遠くまで走れる車になります。つまり同じ車でも、低燃費タイヤを装着している車とそうでない車であれば、低燃費タイヤを装着している車の方が使用するガソリンの量を減らせるということになります。

これは参考程度ですが、低燃費タイヤを装着して年間1万km走行した場合、低燃費タイヤを装着していない場合よりもガソリン満タン2回分程度の費用が浮くと言われています。
ガソリンが燃焼する時には二酸化炭素が発生しますから、ガソリンの使用量を減らすことは地球にも優しい取り組みなのです。

つまりエコタイヤというのは、お財布への優しさと地球への優しさの両方を兼ね備えているタイヤなのです。また安全性が気になる時は、タイヤを買う時にウェット性能を確認してみるといいでしょう。転がり抵抗が低くてグリップ性能も低い車は危険なだけなので、
グリップ性能も一定の基準を満たしているものが低燃費タイヤと呼ぶのです。

■エコブーム

このように、低燃費タイヤというのは普通のタイヤと比べると、低燃費で地球に優しい車だということがわかります。そしてラベリング制度によって一定の基準も設けられているので、雨天時にも安心の走りが実現するのです。より安全な走行のために、月に一度は低燃費タイヤの空気圧を確認する日を作りましょう。低燃費タイヤの性能をフルに発揮するためにも、空気圧の確認は必ずしないといけないのです。

また、低燃費タイヤを装着している車を査定に出すと、プラス査定につながる場合が多いようです。時代はエコの追い風に乗っているので、今後も低燃費タイヤから目が離せません。快適な走りを実現するために、低燃費タイヤの存在は欠かせないものになりつつあります。

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