車売却ガイド
【一括査定シェアNo.1のナビクル】
このページでは、車売却について網羅的に解説します。車売却の流れや注意点から車を高く売るコツまで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
車を高く売りたいなら「一括査定サービス」を使うのがおすすめです。一回の申し込みで複数の業者に査定を依頼し、車を最も高く買い取ってくれる業者を探すことができます。
目次
車売却の方法は5つ
車を売るといっても、その方法はさまざまです。このページでは、大きく分けて以下の5つの方法を紹介します。
- ディーラーによる下取り
- 車買取業者への売却
- 一括査定サービスの利用
- 中古車オークション
- 個人売買
結論として、最もおすすめしたいのは冒頭でも紹介した「③一括査定サービスの利用」です。「④中古車オークション」と「⑤個人売買」はデメリットが多く、おすすめできません。
最もおすすめの「一括査定サービス」とは、文字通り一度に(=一括で)、複数の車買取業者に査定依頼を申し込むことができるサービスです。具体的なメリットは後で詳しく触れますが、複数社の査定額を比較することで、車の高額売却の可能性が高まります。
以下でそれぞれの方法について詳しく説明していきます。
ディーラーによる下取り:手間が少ないが、高額買取は期待できない
「ディーラーによる下取り」とは「ディーラーで新しく車を購入する際に、今乗っている車に値段をつけて引き取ってもらうこと」を指します。新たに車を買うという前提であれば、購入と売却を同じ店舗で行えるため余分な手間がかからないのがメリットです。
車の手放し方として広く使われているだけあって、一般ユーザーでも問題なく利用することができます。メリットとデメリットについてもう少し詳しく見ていきましょう。
下取りのメリットは手間がかからないこと
下取りを使う最大のメリットは手間がかからないことです。
「車を購入する店舗」と「いま乗っている車を売る店舗」が同じなので、日程調整は最小限にできます。
また普段からディーラーは車の下取りを受け入れているため、手続きをスムーズに進めることができます。売る側としては、自分で用意するべき書類を指示通り揃えれば済むのでとても楽です。
また多年式、多走行といった価値の低い車でも、一定の価格をつけてくれることが多いのも下取りの特徴です。新しく車を買う前提があるので下取り価格を上手に「値引き額」として調整できるのです。
ディーラーの下取り価格は、車買取店に比べると低い
価値の低い車でもディーラーは値段をつけてくれると説明しましたが、一般的にはディーラーの下取り価格は低い傾向にあります。
近年、ディーラーは中古車の仕入れにも力を入れはじめていますが、やはりディーラーの主な仕事は新車販売です。ディーラーの中古車販売ルートは限られており、ほとんどが在庫処分のため中古車オークションに流れることになります。
中古車を高く売るルートに乏しいということは、当然高い値段で仕入れることもできない(つまり、高い下取り価格を出せない)ことになります。
また原則的に店舗に赴く必要があること、下取り金額は実質的に新しく購入する車の値引きになるだけで、自由に使えるわけではないことも注意しておきましょう。
車を下取りに出すときの流れ、注意点については「車の下取りは手間が少ない!利用の流れ・注意点や買取との違いも解説」でも詳しく解説しています。
総合的に考えると、ディーラーで新しく車を購入する予定があり、面倒な手続きはしたくないという方には、下取りはおすすめできます。
一方で「新しい車を購入する予定はない」「車を高く売りたい」という方には下取りはおすすめできません。
車を少しでも高く売りたい方は、次から解説する「車買取業者への売却」「一括査定サービスの利用」をおすすめします。
車買取業者への売却:高額買取が期待できるが、業者によって査定額が大きく異なる
「車買取業者」とは一般消費者から車を仕入れ、それを一般消費者に販売する業者のことを指します。
全国的に店舗を展開している車買取業者として「ガリバー」「アップル」「ビッグモーター」「ネクステージ」などがあります。一度は耳にしたことがある方も多いでしょう。
もちろん全国展開していない地元密着型の車買取業者も数多くあります。全国にある車買取業者は、ナビクルの車買取業者のページから検索することもできるので、参照してください。
車買取業者はディーラーとは異なり、中古車の仕入れ・販売に特化しているため車を高く買い取ってくれる可能性が高いのが特徴です。
車買取業者とディーラー下取りの査定額の違い
車買取業者に車を売るのと、ディーラーに下取りに出すのとでは、どれくらい売却額に違いが出てくるのか確認しましょう。
ナビクルの相場ページでは「車種」「年式」「グレード」「購入年月」「走行距離」を入力することで、過去・現在・未来の「下取り相場価格」と「買取相場価格」を確認することができます。
人気車種で下取り価格と買取価格にどれだけ違いが出てくるのか比較したものが、以下の表です(2020年9月時点)。
車種 | 下取り相場 | 買取相場 | 差額 |
プリウス(Aグレード、2015年購入、走行距離5万キロ) | 82.0万円 | 88.3万円 | 6.3万円 |
ハリアー(PREMIUM Style ASH、2016年購入、走行距離4万キロ) | 169.3万円 | 179.1万円 | 9.8万円 |
N-BOX(SSパッケージ、2014年購入、走行距離6万キロ) | 43.2万円 | 52.5万円 | 9.3万円 |
アクセラ(15C、2012年購入、走行距離8万キロ) | 11.7万円 | 14.3万円 | 2.6万円 |
すべて下取り価格よりも買取相場価格のほうが高いのが見て取れます。ナビクルの2018年12月のアンケート調査(回答118件)によると、買取価格は下取りに比べて平均18万円高い査定額がつくのです。
このように、車を高く売るなら車買取業者への売却が最適です。ただ注意しておきたいのは「車買取業者」なら、どこに売却を決めても高く売れるわけではないということです。
車を高く売るには複数の買取業者への査定依頼が必要
車買取業者が買取に強いといっても、大きく利益を確保するためには車を安く仕入れることが必要です。そのため、売却を決めてくれそうな範囲でなるべく低い査定額を提示する傾向があります。
なかには相手が相場価格を知らないことをいいことに、相場価格より大幅に下回る査定額を出す業者すら存在するのです。
そこまでいかないとしても、業者によって買い取れる査定額は変わってくるのは事実です。最高額で売ろうとするのであれば、相場価格を事前に調べたうえで複数の買取業者へ査定依頼を行い、査定額を比較しなければなりません。
下取りに比べると高く売れる可能性は高いものの、複数の業者を選定して、電話やネットで査定依頼を申し込む手間がかかるのがデメリットとなります。
このようなデメリットを解消して、しかも高い査定額を出してもらえる方法が、次に紹介する「一括査定サービス」です。
一括査定サービスの利用:複数の業者に査定をしてもらうことで、最高額での売却につながりやすい
車を売るのが初めてでも、簡単に高い査定額が出せる現実的な方法が「一括査定サービス」を利用することです。
一括査定サービスとは、サイトに売りたい車の情報を入力することで、一度に複数の車買取業者に査定依頼を申し込むことができるというものです。複数の買取業者の査定額を比較して最高額で車を買い取ってくれる業者を探すことができるので、車の高額売却につながります。
以下で、一括査定サービスのメリットを具体的に見ていきましょう。
一括査定サービスを使えば、買取業者を選ぶ手間なく最高額で車を売れる
一括査定のメリットは、車買取業者への売却する際の面倒を大幅に減らすことができる点にあります。
- どの業者に依頼するか悩む必要がない
- 何度も個人情報・車の情報を伝える面倒がない
- いちばん高い査定額を出してくれた業者に売ればいいだけ
一括査定サービスで申し込めば、提携している複数の買取業者に自動的に査定依頼を申し込むことができます。そのため、どの買取業者に依頼すればいいのか考える必要がありません。
1度の入力で済むので、何度も査定申し込みする必要もなく、時間がかからないのも大きなメリットです。
さらに買取業者側からすると、一括査定サービス経由で申し込んでいることがわかるため、申し込み段階で競合他社を意識することになります。相場よりも低い査定額を出しても、結局は他の業者に買い取られてしまうだけなので、買取業者は「自社で出せる限界の査定額」を出すことになります。
手間もかからず、しかも高い査定額を引き出すことができる売却法が「一括査定サービス」を利用することなのです。
シェアNo.1の一括査定サービス「ナビクル」がおすすめ
一括査定サービスを利用するなら、シェアNo.1の「ナビクル」がおすすめです。ナビクルを使えば、一度の情報入力で最大10社の車買取業者に査定を依頼できます。利用料はかかりません。
ナビクルを利用した方の84%が「また利用したい」と回答しています(当社実施アンケートより 2020年6月回答228件)。
ここで、実際にナビクルを使って車を売却した方の口コミ、査定事例を見てみましょう。
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50代男性
車 種 :マツダ|CX-3
(2015年式|走行距離2-3万キロ) -
50代女性
車 種 :スズキ|ワゴンR
(2012年式・走行距離5~6万キロ)査定額:35 万円
現在乗っている車を買い換えようと思い、色々調べていたところ、中古車一括査定のサイトを見つけ申し込みました。誰も乗っていない車が有ったので今回そちらの車を一括査定していただきました。申し込みから、電話対応まで迅速かつ丁寧に対応して頂いただけでなく、一番高く買い取って下さる査定会社が見つかり大変満足です。機会があればまた利用したいと思います。ありがとうございました。
ナビクルには、利用者が平均17万円お得に車を売却できたという実績があります。
※複数社査定されたお客様の、査定最高額と査定最低額の差額平均額を算出(当社実施アンケートより 2019年2月回答145件)
ナビクルを利用する際の流れは以下の通りです。
- ナビクルのフォームに必要事項を入力し、一括査定を申し込む
- 車を査定してもらう(最大10社)
- 買取業者の査定額を比較して、最高額で売却
特に複雑なことはないので、車の売却を検討している方はぜひ気軽に試してみてください。
さらに一括査定サービスの流れ、利用の際の注意点について知りたい方は「一括査定サービスを使って車の高額売却を実現!利用の流れや注意点を紹介」を参考にしていただければ、一括査定サービスのイメージがつかめると思います。
中古車オークション:時間がかかるうえ、車が必ず売れるとは限らない
次に中古車オークションを利用しての車の売却について解説していきます。
ここでいう「中古車オークション」とはオートオークションとも呼ばれ、専門業者が車の出品・落札を行います。
あくまでも中古車オークションは、業者間での取引が前提であるため、参加するためには古物商許可証が必要です。またオークション会場によっては、さらに連帯保証や入会金が必要になる場合もあります。
そのため一般ユーザーが中古車オークションを利用するには、オークション代行業者を介する必要があります。さっそくオークション利用のメリットとデメリットを確認していきましょう。
中古車オークションのメリット
中古車オークションのメリットは、個人売買と同様、中間マージンが減ることで車が高く売れる期待ができることです。
またさまざまな販売ルートを持っている数多くの業者が参加しているため、希少な車や根強いファンのいる車は、車買取業者を利用するよりも高く売れる可能性があります。
ただ中古車オークションは、前提として業者が利用するものであるため、一般ユーザーが使う際には気を付けるべき点もあります。注意点についても確認していきましょう。
中古車オークションの注意点とデメリット
中古車オークションの利用で留意したい点は以下の通りです。
- 売買に時間がかかる
- オークションに出すときには実車を預ける必要がある
- 落札されない可能性がある
- 出品手数料がかかる
オークションを利用する場合は、売却までに数週間かかることもあります。
オークション会場に実車を預けなければならないのも無視できない注意点です。当然ですが、この間、車に乗ることができないので、普段の生活に車が必要な方は事前に別の車を用意しておく必要があります。
また、オークション代行業者への手数料の支払いもかかってきます。自分の車が落札されない場合でも手数料がかかるので、早く取引を完了させないとコストがかさみます。
個人売買と同じく、振込金額でのトラブルも起こりうるので自己解決できる方にしかおすすめできません。オークション代行業者もたくさんあるので、信頼性や手数料を比較して決める労力もかかります。
中古車オークションは個人売買と同じく、一般ユーザーには向かない売却法です。それでも利用したいという方は、デメリットを踏まえたうえで、ご自身で納得できる業者を見つけてチャレンジしてください。
個人売買:トラブルが多いためおすすめできない
個人売買とは、その名の通り一般の個人消費者が一般個人に車を売ることを指します。
友人や知り合いに車を売ることも個人売買に入りますし、仲介サイトを利用する場合も個人売買に入ります。
すでに触れた通りですが、個人売買はあまりおすすめできません。まずは個人売買のメリットを確認して、その後に、個人売買はおすすめできない理由とデメリットを見ていきましょう。
個人売買のメリット
個人売買のメリットは、中間マージンを最小化することで車を最高価格で売れる可能性があるというものです。
あいだに業者が入らないため、その分だけ高く売れる可能性が高まるのです。特に希少性の高い車の場合は、想定以上の価格がつくことも十分に期待できます。
ただし、以上のようなメリットがありながら個人売買をおすすめできないのは、それを上回るデメリットがあるからです。個人売買のデメリットを確認していきましょう。
個人売買は手間がかかるうえ、トラブルに巻き込まれやすい
高額商品である車の売却を個人間で行うことは、それだけで一定のリスクを抱えることになります。具体的な個人売買のデメリットは次の通りです。
- 手続きが煩雑であり、手間がかかる
- トラブルに見舞われるリスクが高い
どちらも無視できない、大きなデメリットです。詳しく見ていきましょう。
手続きが煩雑であり、手間がかかる
車を売るということは、車の所有権を売り手から買い手に移動させることです。つまり、正式に車を手放す場合は、名義変更を行う必要があります。
代行業者を使わない場合は、買い手と売り手の双方が陸運支局に行き、名義変更をしなければなりません。
また名義変更するためには、売り手側は次の書類を用意する必要があります。
- 車検証
- 譲渡証明書
- 自賠責保険証
- リサイクル券
- 納税証明書
- 印鑑証明書
買い手は「車庫証明書」「印鑑証明書」の用意が必要です。また買い手が誰かに委任する場合は、委任状も別途必要になります。
自分はもちろん、買い手がきちんと必要書類を用意するところまで考慮しないと、いつまでたっても車を売却することはできません。「車を引き渡すだけ引き渡せばいいのでは?」と思われるかもしれませんが、自動車関連の税金や、万一の事故の際に所有者に責任がかかることがあるため、名義変更は必要不可欠なのです。
また、名義変更後も、遠方に車を売る場合は配送の手配が必要になります。こちらもコストと時間がかかります。
さらに、個人売買といっても契約書は用意しておいたほうがよいでしょう。車買取店に売る場合は、売買契約書は向こうが用意してくれますが、個人売買の場合は自分たちで契約書も作成し、締結しなければなりません。
どうしても個人売買をしたいという方は、ディーラーや専門の車買取店に売るよりは数倍の手間がかかることを覚悟しておくべきでしょう。
トラブルに見舞われるリスクが高い
個人売買の2つめのデメリットとしては、トラブルに遭うリスクが高い点が挙げられます。個人間での取引ということは、車の売買に関する専門知識が双方になく、また業者ほどの信頼もないということです。
よくあるトラブルとしては、お金が振り込まれないというものです。約束した金額よりも少額しか振り込まれないこともあります。このようなトラブルを避けるためには、車両の引き渡しと同時にお金を受け取るなどの工夫が必要です。
また車を引き渡した後に、車に故障や不具合が生じた場合も大きなトラブルに発展しがちです。契約する前に、十分に車の状態を把握してもらって、認識の齟齬がないようにする必要があります。
以上で、個人売買のデメリットについて見てきました。トラブルを避けるための一応の対処策はあるものの、やはり個人売買は手間がかかりリスクを抱えていることに変わりはありません。
初めて車を売るという方には、個人売買はおすすめできないというのが結論になります。
車を売る際に必要な事前知識
ここからは、車を売る際に必要な事前知識をお伝えしていきます。車が高く売れる可能性が高い、車買取業者への売却を想定して解説していきます。
車売却の流れと注意点
まずは、車を売る際の流れを紹介します。大まかな流れは以下の通りです。全体を通して、1~2週間ほどかかるのが一般的となっています。
- 売却先の車買取業者を決める
- 買取業者に査定をしてもらう
- 必要な書類を準備し、手続きをする
- 売却する車両を引き渡す
- 入金の確認をする
車売却の流れを詳しく知りたいという方は「車買取の流れ・手続きを解説!注意点を知ってスムーズな売却を実現」をご覧ください。以下では、流れを簡単に説明していきます。
まずは、売却先の買取業者を決めましょう。自宅の近くにある業者を選ぶという手もありますし、一括査定で複数の買取業者に査定を依頼して、最も高い査定額を出してくれた業者を選ぶという手もあります。その場合、1と2の順番は前後します。
いずれにしても、業者の担当者と話をする際は疑問に思ったことを遠慮せずに聞くのが重要です。担当者が誠実に受け答えをしてくれるかチェックしましょう。
車買取業者を選ぶ際には、各業者の評判を知っておくことも重要です。口コミを参考に各業者がどのような点を評価されているのか知り、慎重に検討しましょう。ナビクルでは、車買取業者の評価ランキングや各業者の口コミも見ることができます。
売却先の業者を決めたら、車の査定をしてもらいましょう。査定額を左右するチェックポイントは以下の通りです。
- 年式・走行距離
- ボディの傷やへこみ、塗装の状態
- 内装の状態
- エンジンの状態
- 事故歴や修復歴、改造の有無
これを踏まえて自分の車の状態を把握し、必要に応じて説明できるのが望ましいです。もし不具合等があっても隠すことはせず、正直に査定士に伝えましょう。
車査定におけるチェックポイントについては「車査定の基準・チェックポイントを解説!高額売却のコツも紹介」で解説しているので、あわせてご覧ください。
査定を終えたら手続きに進みます。必要な書類については後に説明します。
手続き後、業者の指示に従って車両を引き渡し、指定された日以降に入金を確認すれば完了です。
車を売る際の注意点としてお伝えしておきたいのが「契約後のキャンセルはしない」ということです。キャンセル料を請求される場合もありますし、トラブルにつながることもあり得ます。どうしてもキャンセルの可能性がある場合は、事前にキャンセル規定を確認のうえ、業者と話しておきましょう。
車の売買契約におけるキャンセルについては「車売却契約後もキャンセルできる?キャンセルできるケースと注意点」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
以上で、車売却の大まかな流れと注意点を紹介してきました。以下では、手続きに必要な書類について解説します。
車を売る際に必要な書類
ここでは、車を売る際に必要な書類について解説していきます。普通車と軽自動車で少し異なるので注意してください。
- 自動車検査証
- 印鑑登録証明書(軽自動車の場合は必要なし)
- 自賠責保険証明書
- 自動車/軽自動車納税証明書
- リサイクル券
- 実印/認印
書類によっては申請から発行まで数日かかる場合があります。車を売ることを決めたら、書類が揃っているかを早めに確認するようにしましょう。
また、自動車検査証に記載されている住所と現住所が異なる場合には対応が必要になるので注意してください。
車を売る際に必要になる書類について、詳しくは「【初心者必見】車売却時の必要書類と賢く売るための事前準備を紹介」で解説しているので、あわせてご覧ください。
車売却時に支払う/返ってくる税金
ここからは、車売却に関わる税金について解説します。結論として、一般ユーザーが車売却時に税金を支払うことはほとんどなく、むしろ支払い済みの税金が返ってくることが多いです。全体像は以下の通りです。
- 返ってくる可能性があるもの:自動車税
- 支払う可能性があるもの:所得税
自動車税は4月1日時点の車の所有者が向こう1年分を前もって支払うものです。そのため、余分に支払った分の税金が返ってくることになります。制度上は自動車税の還付はないのですが、買取業者が買取額に上乗せしてくれるのです。車を売る際は、返ってくる自動車税分の上乗せが査定額に含まれているのか、別途返されるのか確認するようにしましょう。
支払う可能性のある税金について、所得税は車の売却額が購入金額を上回った場合に生じます。ただし、レジャー用の車のみが課税対象となります。
ほとんどの場合、車の売却額が購入額を上回ることはないですし、個人の場合は車を通勤や買い物のために使用することが多いので、課税対象とはなりません。所得税が課せられることはないと考えてよいでしょう。
車売却に関わる税金について詳しくは「車売却時の税金ガイド/自動車税の還付・確定申告の必要性まで解説」で解説しています。詳しく知りたい方や、確定申告について知りたい個人事業主の方はあわせてご覧ください。
売却前に車の買取相場を知ろう
車を売る際には、売却前に買取相場を調べておくことをおすすめします。自分の車の買取相場を知らないと、買取業者に提示された査定額が妥当かどうかの判断ができません。
だいたいの買取相場を知っていれば、査定額アップの交渉材料にもなります。示された査定額が買取相場より低い場合は、その理由を聞いてみましょう。交渉次第で、高くしてもらえるかもしれません。
それでは、以下で車の買取相場を知る方法を解説していきます。
車の買取相場を知る方法
車の買取相場を調べる際は、ナビクルの買取・下取り相場シミュレーターを使うのがおすすめです。車種を指定してシミュレーションをすることができます。
ナビクルのシミュレーターを使えば、買取相場だけでなく下取り相場も見ることができます。また、現在の相場を確認するだけでなく、過去~未来の相場推移を見ることも可能です。相場は以下のように示されます。
例:ハリアーの相場検索結果(2020年8月)以下のボタンから相場検索ページに移動して、自分の車の買取相場を調べてみてください。
車を高く売るコツを紹介
ここからは、車を高く売るコツとして以下の5つを紹介していきます。
- メンテナンスノートを用意しておく
- 車をできるだけきれいにしておく
- オプションをプラス査定につなげる
- 高く売れる時期を狙う
- 複数業者の査定額を比較する
詳しくは「車を高く売るためのコツ・すぐに実践できる交渉術を紹介」で解説していますが、以下でそれぞれについて簡単に説明していきます。
メンテナンスノートを用意しておく
車を売る際は、メンテナンスノートを用意しておきましょう。メンテナンスノートは車を購入する際に渡される書類で、メーカーの保証書と点検記録簿がセットになったもののことを指します。
メンテナンスノートを見ればその車が過去にどんな整備をされてきたかがわかりますし、次に使うユーザーが安心して購入できます。過去の整備履歴がわからない場合より、きちんとした記録が残っている場合の方が高評価がされやすいのです。
ないと問題があるわけではありませんが、高額査定を狙うならメンテナンスノートは用意しておきましょう。
メンテナンスノートについてさらに詳しく知りたい方は「車売却時にメンテナンスノートは必須?査定額への影響と紛失時の対処法」をご覧ください。
車をできるだけきれいにしておく
査定額に大きく影響するわけではありませんが、査定前には車をできるだけきれいな状態にしておきましょう。査定士に良い印象を与えることができます。
わざわざお金をかけて清掃する必要はありませんが、簡単な洗車や掃除を済ませておくと、査定の時間も省略できます。
タバコやペットなどの臭いがついている場合は、市販の消臭スプレーなどで臭いを軽減しておくのもおすすめです。
オプションをプラス査定につなげる
純正オプション品は、プラス査定につながる可能性があります。
ETCやカーナビ、ドライブレコーダーや自動ブレーキなど、純正オプション品があったら積極的にアピールしましょう。後から取り付けることが難しいものであるため、高評価につながります。
一方、社外品や個性の強いカスタムパーツは好みが分かれるため、高評価につながるとは限りません。
オプション品と査定の関係について、さらに詳しく知りたい方は「買取額アップの秘訣!車査定で評価されるオプションと賢い売却法」をご覧ください。
高く売れる時期を狙う
少しでも車を高く売りたいなら、時期を見定めることも有効です。結論として、車の需要が高まる1~3月を狙うのがおすすめです。
3月は、新生活のスタートに向けた準備の時期と買取業者の決算月が重なります。車の需要が高まる3月に向けて、買取業者は在庫確保に力を入れるのです。少し高い値段をつけてでも車を買い取ろうとするため、高額査定が期待できます。
売却時期を調整できるのであれば、1~3月を狙うことをおすすめします。ただし「車の買取相場は時間の経過とともに下がっていく」ということはおさえておいてください。タイミングの見極め方を含め、車を売る時期については「車売却のベストな時期・タイミングを解説!高く売るコツも紹介」でさらに詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
複数業者の査定額を比較する
ここまでに紹介してきたようなコツはあるものの、車を高く売るのに最も有効なのは「複数業者の査定額を比較する」ことです。複数の見積もりを比較したうえで、最高額で車を買い取ってくれる業者を選んで車を売ることをおすすめします。
一括査定サービス「ナビクル」を使えば、一度に複数の買取業者に車の査定を依頼できます。ぜひ利用してみてください。
よくある質問
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自宅での出張査定をしてもらうことはできる?
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多くの車買取業者が無料で出張査定サービスを行っています。自宅など、希望する場所に出張してもらい査定を受けることができます。自ら店舗に車を持ち込む手間や時間を省けるのがメリットです。業者とやりとりをする際、出張査定を希望する旨を伝えて日時や場所について相談しましょう。詳しくは「出張買取を使って楽に車を売りたい!対応業者や査定の流れを紹介」をご覧ください。
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ローンが残っている車も売れる?
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ローンが残っている車でも売却は可能です。ただし、所有権変更の手続きが必要です(多くの場合、業者が行ってくれます)。また、ローンが残っている車を売るにあたって注意したいのが「車の売却額とローン残高のどちらが多いか」です。 売却額の方が高い場合は問題ありませんが、ローン残高の方が多い場合はそのままでは名義変更ができず、ローンを完済するための対応が必要になります。 詳しくは「ローンが残っていても車売却はできる!必要な対応をわかりやすく解説」をご覧ください。
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車検切れの車でも売れる?
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車検が切れていても、車を売却するのは可能です。また、車検が切れていることが査定においてマイナスにつながるわけではありません。 車検という観点で車の売却を考えると、最もお得に売りたいなら「車検を通す直前」を狙うのがおすすめです。車検切れの車の売却についてさらに詳しく知りたい方は 「車検切れの車も売れる!車検が買取にどう影響するか解説【高く売れるコツ】」をご覧ください。
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車売却時にトラブルに遭わないためには?
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車を売る際にトラブルを回避するためのポイントとしては「評判の良い業者を利用する」「査定時に車の情報を偽らない」「強引に契約を迫られてもその場では応じない」の3つが挙げられます。事前にさまざまな業者の評判・口コミを確認し、信頼できる業者を選ぶことが最も大事です。車を売る際に起こりうるトラブルについてさらに詳しく知りたい方は「車売却・車買取でのトラブル例と対処法/回避するためのポイントを解説」をご覧ください。
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査定額:103 万円
これまでラジオCM等で存在をしっていたが利用したことが無かった。今回、会社の車を単純に処分(減車)することになったので買い取り専門で複数社から見積もりを取る必要が出たため利用した。一度の画面入力で複数社から積極的に連絡を貰えたので便利だった。