2015

13

Aug

事故車・故障車の基礎知識

事故車とは?どこからが事故車になるの?

カンタンにまとめると!

  • 事故車の定義は損傷部を交換または修理した経歴のある車のことをいう
  • 売却する場合も買う場合も、値段はかなり低く見積もられる
  • 事故車を査定してもらう際には、事故車と申告する義務がある

事故車の定義とは

事故車とは

事故車とは、自動車公正取引協議会、日本自動車査定協会、日本中古車販売協会連合会が定めた規約で、事故車、あるいは修復車と表示することを義務づけています。規約によると、事故車は、単に交通事故を起こした車を指すのではなく、事故、あるいはその他の要因で自動車の骨格部分にあたるフレーム損傷させ、損傷部を交換または修理した経歴のある車のことをいいます。

下記の個所を損傷し、交換すると事故車扱いとなります。

  1. フロントクロスメンバー
  2. ラジエータコアサポート
  3. フロントインサイドパネル
  4. フレーム
  5. ダッシュパネル
  6. ピラー
  7. ルームフロアパネル
  8. トランクフロアパネル
  9. ルーフパネル

1から8までは骨格部分に損傷があるもの、または修復されているものが修復歴となります。ただし、ねじ止め部分は骨格には含まれません。また、9はラジエータコアサポートが交換され、さらに隣接する骨格部分に凹み、曲がり、またはその修理跡があるものが修復歴となります。

修復しても事故車とならない部分

  1. フロントバンパー
  2. ロアスカート
  3. フロントフェンダー
  4. ボンネット
  5. リアフェンダー
  6. トランクリッド
  7. リアバンパー
  8. サイドシルパネル
  9. ドア
 

それ以外のフェンダーやバンパー、ボンネット、さらにドアなどが損傷し、それを修復したとしても、これらの箇所は骨格部分に当てはまりませんので、事故車とはみなされません。もちろん、しっかりと修理が施されていれば査定に影響することはあまりありません。

事故車といっても車同士の衝突、ガードレールへの激突、横転といった交通事故に起因するとは限りません。たとえば、異常気象で大雨に見舞われたりすると、道路のアンダーパスに水がたまり、車が水没、そんなニュースを目にすることがありますよね。いわゆる、冠水車も事故車として扱われますし、雹でダメージを受けた雹害車、沿岸地域で見られる塩害車、工業地帯で散見される鉄粉被害車、さらには火災車というのも事故車として扱われます。

事故車のデメリット

事故車のデメリット

事故車は車の骨格部分にダメージを負っているだけに、売却する場合も、買う場合も値段はかなり低く見積もられます。確かに板金術をはじめとする修復技術はかなりの高レベルですから、板金を施せば、素人目にはとても事故車と判別できないほどです。しかし、しばらくそのままに乗っていると、きしみが出たり、ヘタリが出たり、あるいは異音を発することが少なくありませんから厳しく事故車として区分されているのです。

事故車を査定してもらう時の注意点

事故車を査定してもらう際には、事故車と申告する義務がありますので、その旨は明確に示さなければなりません。ただし、どのような事故を起こしたかは説明できるでしょうが、どのように修復したかなどは、素人には分からないものです。分からないことは、分からないでかまいません。むしろ、不要なことを言い過ぎると疑念を持たれたり、査定を引き下げる要因ともあったりするので注意しましょう。

また、事故車と知らされずに、ごく普通の中古車として購入したのに、下取りに出したら、事故車だったことが判明したというケースも少なくないようです。

見た目もほとんど遜色なく、また、不具合もなかったのに、事故車は同じレベルの中古車より30〜40万円ほど査定額が低くなるといわれています。だいたいの話ですから、車買取業者によっては不当に低い買取額をいってくる場合もないとは限らないので実に厄介です。「ナビクル」の一括車査定なら、必要な情報を入力すれば、買取目安価格が算出できます。

これを曖昧にしておいたのでは中古車業界の信頼は確立できないと、査定協会では、査定時の適正な減価額のガイドラインとなる「事故減価」という評価証明をしています。実はこの評価証明書、不当な査定を牽制するだけでなく、先方に賠償請求することになるもらい事故のときにも役立つ証明書にもなります。

衝突や横転など、見た目にも激しい損傷のある車や、火災車や雹害者などは見た目で事故車と分かりますし、水没車は災害を受けた時点で事故車となったことを認識できます。

知らない間に事故車になっているかも?

沿岸地方で知らず知らずにダメージを受けた塩害車や工業地帯に多く見受けられる鉄粉被害車などは、オーナー自身が気づかないうちに、事故車というケースも実は少なくありません。

なにしろ、工業地帯や火山、沿岸部の地域に車を置いたら何年で事故車というのは決められませんし、鉄粉や降灰、塩でサビが発生したから、即、事故車となるわけではありません。サビが蓄積して修理するのが不可能となった時点で事故車扱いとなるのです。

ひどいサビで事故車というのではあまりにも愛車がかわいそう。そうならないためには日ごろのメンテナンスや清掃をこまめにするしかありません。塩害から車を護るためには、こまめな洗車をおいてありません。火山灰もすばやく水洗いしないと、セメントでも貼り付けたようになってしまいますし、鉄粉も磁気化するとボディーにくっついて、ちょっと払っただけでは取れませんし、そこからサビが広がり、電気系統に障害を与えたりもしますから厄介です。

とりわけ、ルーフや車の底部のシャーシ、マフラーなどは見落としがちです。車の下に潜ってまでやらなければダメ?という声が聞こえてきそうですが、査定員はそうしたところもしっかりとチェックしますから見逃せません。オイルやタイヤの交換を車買取業者に依頼するとジャッキアップしますから、ついでにサビの状況を見てもらうといいでしょう。その際、自分も一緒に覗かせてもらい、状況を説明してもらうと後々の勉強になります。

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