2015

21

Aug

事故車・故障車の基礎知識

隠してもバレる!?事故車の修復歴の調べ方

カンタンにまとめると!

  • 査定員は、車体以外に事故車を修理する際に使われる工具の使用痕まで徹底チェック
  • ベテラン査定員の修復歴見落としの発生率は2%以下
  • 査定のとき、事故車とわかっている場合は正直に申告する

査定員は徹底的なチェックで修理痕を見逃さない!

事故車の査定時、修復履歴はどうやって調べる

査定員が事故車の修復歴を確認するとき、車体全体のチェックを念入りに行うと同時に、事故車を修理する際に使われる工具の使用痕などをチェックします。また、ボンネット内部やトランクルームなどもシートをはずしてスペアタイヤ付近にあるボルトなども徹底的にチェックし、ボルトを緩めたり閉めたりした際につく傷やシーリングの状態なども調べています。

このように、車全体をチェックするだけで、どこを修理したかが分かるといいます。

その他、ドアの開け閉めの異音検査やフェンダーとボンネットの隙間などが均一かどうかなどをチェックします。さらに、フレームゆがみなどを修理するために使われる大型の工具を使用した痕跡などのチェックや、目の届きにくい底部のシャーシ部分に凹みなどのチェックも行われるなど、厳しく査定されています。

ベテラン査定員の修復歴見落としの発生率は2%以下といわれていますから、いかに厳密に行われているかがわかります。

上記以外のバンパー、ボンネット、フロントフェンダー、ドア、トランクなどに取り付けられたパネルの交換は、事故車として取り上げられることはありませんから、事故を起こした可能性があったと見られるだけで、査定にそれほど影響が出るということはありません。事実、車の骨格部分以外の修理修繕は、修理技術の向上からまったく問題ないといっていいでしょう。

一方の事故車の場合は、ダメージ箇所が重要な部分だけに、車としての機能がかなり低下したと見なされ、その分、査定額もかなり低くなります。そうしたことから、中には修復した事実を申告しないケースも散見されます。

修復歴の申告義務

しかし、事故車を査定に出す際の決まりとして、修復歴、つまり事故車であると告知する義務が課せられていますから、しっかり対処するようにしましょう。これを意図的に無視すると告知義務違反になり、それが後日発覚したとしても、事後減額要求されることになります。

前述の通り査定員のチェックは徹底的かつ緻密ですので、修復歴があるにもかかわらず事故車と申告せずに業者を騙そうとしても、すぐに発覚すると考えた方がいいでしょう。

そもそも、車に限らず物品の売買における交渉の基本は信頼関係が一番大切です。車の修復歴について嘘の申告をすると、値段交渉が不利になる場合もありますし、交渉決裂ということにもなりかねません。

また、業者側が不正申告をその場で見破ったにもかかわらず取引契約をし、その後、こちらに不申告の詐欺行為があったとして大きな減額を要求してくるケースもありますので、修復歴の申告は嘘や偽りが無いよう粛々と進めましょう。

前オーナーの修復歴を知らなかった場合

前のオーナーから車の修復歴を知らされずに申告しなかった場合でも、隠蔽行為とみなされることもあります。知り合いから購入する場合でも、修復歴の有無は確認しておく必要があります。また、悪徳業者から事故車を騙されて売りつけられ、それを査定に出したところ、修復車と判明した時は、その購入した業者に対して補償請求が可能となります。

こうした場合、消費者契約法を適用することで、その修復歴が認められた場合、修復歴なしの査定額が50万円のところ、修復歴があったために10万円と査定された場合、差額の40万円を業者に補償してもらえることになります。ただし、消費者契約法は私法ですので、自分で行動するしかありません。また時効などもありますので、発覚した場合、すばやく対処する必要があります。

事故車申告は正直が一番

事故車申告は正直が一番

修復歴の申告、つまり事故車であると正直に申告することは、取引業者との良好な信頼関係となり、査定額に多少なりとも影響するものです。

しかし、一般の人は車に修復歴があるのかよく分からないというのも事実です。例えば、派手な事故を起こした車でも、幸いに骨格部分にダメージがなかった場合は、事故車とはなりませんので、修復歴についての申告は不要となります。

そうした場合は、査定調査書に「問わず」と答えることになります。また、前述のように前のオーナーから事故車か否かを知らされていない場合も「問わず」としておきましょう。

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