2020

30

Jul

事故車・故障車の基礎知識

更新日: 2020-07-30

事故車は買い替える or 修理する?参考にすべき5つの基準

車の購入

この記事のポイント

  • 事故車を買い替える際の流れを紹介
  • 事故車を買い替え/修理の判断基準を具体例を交えて解説
  • 事故車を買い替える場合でも保険料を支払われる

事故に遭ってしまった時、車を買い替えるべきか/修理して乗り続けるべきか悩む方が多いのではないでしょうか。

今回は事故に遭ってしまった車を買い替えることを前提として、買い替えの流れ買い替えた方が良いケースおすすめの売却先を紹介しています。また事故車を買い換える際の保険金についても解説しています。

この記事を読めば事故に遭った車をスムーズに買い替えることができるほか、買い替え/修理のどちらがベストなのかが分かります。

事故車の買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

事故車を買い替える際の手順を紹介

成功までの道のり

まず最初に、事故車を買い換える際の手順を紹介していきます。時系列に沿って解説していきますので、買い替えをスムーズに進めるためにもこの流れをしっかり頭に入れておきましょう。

  1. 修理の見積りを依頼
  2. 事故車を買い取ってもらう際の見積りを依頼
  3. 買い替えor修理を決める
  4. 保険会社へ保険金の振り込みを依頼
  5. 新しい車を購入
  6. 事故車を売却

ここからはそれぞれの手順について詳しく解説していきます。

修理の見積りを依頼

まずは修理の見積りを依頼しましょう。というのも、修理の見積り金額によって支払われる保険金の額が変わるからです。

ちなみに修理費用は修理工場の見積り額と保険会社のアジャスターと呼ばれる調整員によって決められますが、必ずしも全額支払われるわけではありません。

過失割合によっては過失相殺(被害者に過失割合がある場合に加害者への賠償金額が減額されること)が発生し、修理費用が減額されることもあります。

さらに、全損と判断された場合は修理代を払ってもらえません。全損には以下の2種類があります。

  • 物理的な全損:修理ができないくらい、車が物理的に壊れている状態
  • 経済的な全損:物理的には修理可能だが、車の時価<修理費用になる状態

※車の時価=中古車の相場等を参考にした価格

全損の場合は「買替費用」として賠償金額が支払われます。

事故車を買い取ってもらう際の見積りを依頼/事故車を売却

修理をする場合の見積りを出したあとは、事故車を買い取ってもらう場合の見積りを出します。場合によっては事故車を修理せず買い替えた方がお得になることもあります。

買取の見積りを出す際は、それぞれの業者で買取金額が異なるためいくつかの業者に依頼することがおすすめです。

おすすめの廃車買取業者については、「事故車の買取・査定を完全ガイド!高く売るためのおすすめ業者を紹介」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

買い替えor修理を決める

買取と修理の見積りが分かれば、この時点で「事故車を買い替える/修理して乗り続ける」のどちらかを選びましょう。

買い替えの判断基準は修理費用や車の年式・走行距離、損傷部位などで判断するのがおすすめです。次の章でも紹介しているので、そちらも参考にしてください。

しかし車の損傷がひどい場合や事故車(修復歴車)と判断された場合は新しい車に買い替えた方が、安心して車に乗ることができます。

保険会社へ保険金の振り込みを依頼

修理の見積り額が分かれば、その金額を保険会社に伝えて保険金の振り込みを依頼します。買い替えの場合も修理の見積り額をもとに保険金が振り込まれるので修理の場合と同様に振り込みを依頼します。

ただし事故で保険金が支払われる場合は保険料が上がることもあるので、しっかり確認しておきましょう。

新しい車を購入

保険金の支払いを確認したあとは、保険金+事故車の買取金額を頭金に新しい車を購入します。

ただし事故車にローンが残っている場合は新たにローンを組んでしまうと二重ローンになるため、月々の支払額をしっかりと確認しておきましょう。

事故車を売却

新しい車を購入すると同時に事故車を売却する準備も行っておけば、よりスムーズに手続きを進めることができます。

事故車の買取・査定を完全ガイド!高く売るためのおすすめ業者を紹介」の記事では事故車を売却する際の注意点も解説しているので、参考にしてみてください。

ただ事故車の買い替えの流れが分かったところで、買い替えるべきか/修理して乗り続けるか、どちらが良いのか判断に迷うケースもあるでしょう。

そこで次に、事故車を買い換えたほうが良いケースについて具体例を出して紹介していきます。

事故車を買い替えた方が良いケース:修理額100万円超が基準

OKサインを出している女性

車が事故に遭った時に、買い替えるべきか、修理して乗り続けるべきかを迷う方が多いと思います。

一般的には修理額が100万円を超える場合は買い替えがおすすめです。それを踏まえてここでは買い替えた方が良いケースを紹介していきます。

まず事故車を買い替えた方が良いのは下記のケースです。一つずつ見ていきましょう。

  1. 車のローンの負担が少ない場合
  2. 車の骨格などに損傷がある場合
  3. エンジンなどの損傷により走行不可能な場合
  4. 修理費用が高額になる場合
  5. 補償費用が十分でない場合
  6. 走行距離が長く、年式が古い場合

ここからはそれぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

車のローンが残っている場合

ローンが残っている場合でも買い替えは可能です。例えば修理費用があまりにも高額で負担が大きい場合は、修理よりも買い替えてしまった方が経済的だといえます。

しかしローンが残っている(車の残価がある)ケースでは、車を購入すると二重ローンとなってしまうため、今後の支払い額の負担も大きくなります。

ちなみにローンが残っている場合に新車を購入すると、費用負担は以下のようになります。

支払いが必要な費用
=車の購入費用(+車の修理費用)+前の車のローンー修理した車の売却額
※車を修理して売却した場合

また「修理費用>車の購入費用」となる場合は修理せずに車を売ってしまうという方法もあります。

車の骨格などに損傷がある場合

下記の部位に損傷があった場合は事故車(修復歴車)として扱われ、査定の際に大きく減額されてしまうため、修理するよりも買い替えがおすすめです。

事故車として扱われる修復歴の箇所

出典:一般財団法人 日本自動車査定協会

  1. フレーム (サイドメンバー)
  2. クロスメンバー
  3. インサイドパネル
  4. ピラー
  5. ダッシュパネル
  6. ルーフパネル
  7. フロア
  8. トランクフロア

事故車についての詳しい定義は「事故車とは?事故車の定義と事故車として扱われるケースを紹介」でも解説しています。

また事故車の場合は修理費用が高くなるだけでなく、安全面でも修理より買い替えがおすすめです。

エンジンなどの損傷により走行不可能な場合

車を修理をするかどうかの一つの目安として、車が走行可能かどうかが挙げられます。

たとえば、エンジンが故障している場合、修理代が高額(50万円~90万円)になってしまいます。また外車や高級車の場合はさらに高額になります。

ちなみにエンジンが動かない場合は不動車として扱われるため、売却時に査定額が低くなる傾向にあります。

修理費用が高額になる場合

事故車の状態によっては修理費用がかなり高額になるケースもあります。

一概にはいえませんが、修理費用が「100万円」を超える場合は買い替えを検討してもよいのではないでしょうか。

補償費用が十分でない場合

補償金は事故の過失割合や加入している保険の補償内容によって金額に差が生じるようになっています。

例えば修理費用が50万円だったとしても、こちらの過失が5割(半分)の場合は25万円分(半分)しか請求できません。

しかし車両保険に加入していると残りの費用も保証されることがあります。

走行距離が長く、年式が古い場合

一般的に走行距離が10万km、年式が10年を超えると、たとえ事故車でなくても査定額が大きく下がる傾向にあります。

そのため走行距離が長い・年式が古い車に乗っていた場合は修理せずに売却することをおすすめします。

逆に言えば、これらのケースに当てはまらなければ修理して乗り続けたほうが良いといえます。
 
事故車を修理して乗り続ける場合の費用や期間、修理の流れに関しては「事故車の修理費用の相場は?修理にかかる期間から流れまで徹底解説」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

しかし、車を買い替えるにしても修理するにしても、やはり気になるのは費用面ではないでしょうか。

事故車を修理するとなった場合に保険金が支払われることは広く知られていますが、実は事故車を買い替える場合でも保険金が支払われます。

ただし事故の加害者か被害者かによって受け取ることができる保険金の額が異なります。では詳しくみていきましょう。

事故車の買い替えでも保険金を受け取れる

OKサインを出している女性

実は、事故車を修理せずに買い替えた場合でも保険金を受け取ることができます。

というのも、保険金は発生した損害に対して支払われるものですが、必ずしも修理が義務付けられているわけではないからです。

しかし、自分が事故の被害者であるか、加害者であるかによって受け取ることができる保険金に大きな差が出てくるので注意が必要です。

自分が事故の加害者の場合

事故の加害者になってしまった場合は、自身が加入している「対物損害賠償保険」から保険金が支払われます。

ただし、過失割合が10:0、9:1など明らかにこちらに過失がある場合は、当然ですが受け取ることができる保険金の額は少なくなります。

そのため、過失割合を確認して車を買い替えるのに十分な金額かどうかをチェックしておきましょう。

自分が事故の被害者の場合

自分が事故の被害者の場合は、相手が加入している「対物損害賠償保険」から保険金が支払われます。しかし相手の加入している保険内容によっては保険料が少ないこともあります。

また相手が自賠責保険にしか加入していない場合は保険料を受け取るためには損害賠償請求が必要となります。

次に、事故車を買い替える際に知っておくべき注意事項を解説していきます。

事故車を買い替える際の注意点:保険に関する注意事項3つ

チェックマークを付ける男性

ここでは事故車を買い換える際の注意点について解説していきます。損をしない為にも必ずチェックしておきましょう。

  • 「買い替え時に支払われる保険料<修理時に支払われる保険料」のケースがある
  • 車両保険を使うと、保険料の負担が増える
  • もらい事故の場合は自力での損害賠償請求の手続きが必要

「買い替え時に支払われる保険料<修理時に支払われる保険料」のケースがある

お伝えしたとおり、事故車を買い替える場合でも保険料が支払われますが、「買い替え時に支払われる保険料<修理時に支払われる保険料」となるケースがあります。

というのも保険会社は見積もりを行う際に、事故車の外観を見ておおまかな修理費用を算出するからです。

そのため工賃や部品代は見積もり費用に含まれず、結果として「買い替え時に支払われる保険料<修理時に支払われる保険料」になってしまいます。

また修理をしない場合は消費税相当分も発生しないため、その分も減額されます。

車両保険を使うと、保険料の負担が増える

車両保険を使うと保険料が上がるというのは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。保険は使っていない状態だと毎年等級が1つずつ上がり、逆に保険を使うと等級が下がります。

ここで注意しておきたいのは、支払われる補償の金額によって等級が決まるわけではないということです。そのため少額の修理費用で補償を受けた場合、等級が下がってかえって保険料の負担が増えるということもあります。

そのため保険を使うとどれくらい補償金が支払われ、保険料がどのくらい上がるかについてしっかりと保険会社の担当者に確認しておきましょう。

ちなみに保険が適用されても等級が下がらないノーカウント事故というものがあります。

  • 搭乗者傷害保険
  • 人身傷害保険
  • 無保険車傷害特約
  • 弁護士費用補償特約
  • ファミリーバイク特約
  • ファミリー傷害特約
  • 被害者救済費用特約
  • 自転車賠償特約

出典:三井ダイレクト損保

上記補償に係る保険金のみが支払われた事故の場合は等級ダウンがないため、保険料が上がりません。ちなみにノーカウント事故の扱いは保険会社によって違ってくるので、契約している保険会社に一度問い合わせてみましょう。

もらい事故の場合は自力での損害賠償請求の手続きが必要

もらい事故とは自分に全く非がなく、車を傷つけられる事故です。駐車場などで車を停めている時に他の車にぶつけられた場合を想像していただければ分かりやすと思います。

もらい事故の場合は自身に過失がないため、補償金は相手の保険から支払われることになります。しかし、相手の保険を利用するため、手続きは自身で行わなければなりません。

しかしこういったケースでは弁護士特約を付けていると代わりに無料で手続きを行ってもらうことができます。

そのため、保険の見直しの際は弁護士特約も検討してみてはいかがでしょうか。

ここまで事故車の買い替えに関して、買い替えの流れや判断基準、保険料について解説してきました。

では事故車を買い替えるとなった時に、結局どの売却先を選べばよいのでしょうか。最後に事故車の損傷別におすすめの方法を紹介していきます。

事故車を売却する際におすすめの業者

車とQ&A

ここでは事故に逢ってしまった車をより高く売るためのおすすめの業者について紹介していきます。
車の損傷具合によって売却先は異なります。では早速みていきましょう。

  • 損傷が大きくない車=中古車買取業者に売るのがおすすめ
  • 事故車=廃車専門の買取業者に売るのがおすすめ

損傷がさほど大きくない車に関しては、ガリバーやアップルなど中古車買取業者への売却がおすすめです。

また、たとえ事故を起こしてしまった車でも多少の傷やへこみの場合は修理せずに売りに出した方がお得なことが多いです。

一方で車の骨格部分などに損傷があり、事故車(修復歴車)として扱われる場合は廃車専門の買取業者への売却がおすすめです。

事故車は査定額が低くなることが多く、場合によっては処分するための費用がかかることがあります。

しかし廃車買取業者を利用すると「どんな車でも0円以上で買い取ってくれる」「手続きを代行してくれる」といったメリットがあります。

事故車の買い替えを検討しており、より高く車を売りたいと考えている方は「事故車の買取・査定を完全ガイド!高く売るためのおすすめ業者を紹介」の記事がおすすめです。

まとめ

この記事では、車を買い替えることを前提として、買い替えの流れや買い替えた方が良いケース、おすすめの売却先を紹介してきました。また事故車を買い換える際の保険金についても解説してきました。

さらに買い替え/修理のどちらがベストなのか迷っている方に向けて、買い替えの判断基準についても触れました。

車は安い買い物ではないので、事故車の買い替え/修理のいずれの対応を取るにしても事前にしっかりと手順を確認しておきましょう。

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