2015

15

Dec

車査定の基礎知識

更新日: 2020-06-01

車のリセールバリューが落ちる瞬間は?ベストタイミングで売るコツ

車売却

この記事のポイント

  • 年式が古い・走行距離が長い車=査定額が低い車というわけではない
  • 車のリセールバリューは「車買取店のニーズ=市場のニーズ」によって決まる
  • 車を高く売るには、あらかじめ高く売れる時期を知っておくことが大切

車のリセールバリュー・査定額は新車時の販売価格や年式、走行距離を基にして決まるということは、広く知られています。

一般的に、年式が古く走行距離が長い車は査定額が低い傾向にあります。まずはこれをおさえておきましょう。

しかし、実際に中古車の買取価格を調べてみると「新車だけど安い」「年式が古いのに価格が落ちていない」といった車をみかけることもあるのではないでしょうか。

実は車のリセールバリューは「車買取店のニーズ=市場のニーズ」によって決まります。

そのため、年式が古い・走行距離が長いからといって必ずしも査定額が低いとは限りません。

この記事では、「リセールバリューの決まり方」「値崩れしにくい車の特徴」をご紹介したうえで、「適切な売却時期(=最も高値で売れる時期)」についてお伝えします。

愛車のリセールバリューについて知りたい・車を高く売りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

一括査定で車を高く売る

目次

リセールバリューについて解説

指示棒を持つ男性

リセールバリュー=車の「再販価格」

リセールバリューとは、車の「再販価格」のことです。つまり、中古車としての価値、新車の残価率を指します。

言い換えると、残価率が高い車=リセールバリューが高い車となります。

リセールバリューは車種やグレード・購入方法によって販売店で定められているので、詳しくは販売店に尋ねることをおすすめします。

ここでは購入価格が300万円の車を例に出してリセールバリューの説明をしていきます。

例えば購入価格が300万円の車を3年後に車を手放すとしましょう。リセールバリューが50%だとすると、3年後はおよそ150万円で売却できます。

またナビクルの相場ページでは愛車の過去・現在・未来の相場価格を知ることができます。

人気車種のプリウスでリセールバリューを調べてみました。数年後の愛車のリセールバリューを知りたい方は、一度シミュレーションをしてみてはいかがでしょうか。

  購入月 走行距離 新車価格 買取相場価格 リセールバリュー
3年後 2017年7月 30,000km 270万円 139.8万円 52%
5年後 2015年7月 50,000km 270万円 90.2万円 33%

※2014年式 Sツーリングセレクション マイコーデで試算
※※2020年6月時点の相場価格

ちなみに平均的なリセールバリューは3年後で50~60%程度となっています。

リセールバリューの決まり方:車の査定額が変動する要因

アップとダウン

先ほどご紹介したように、車のリセールバリューは「車買取店のニーズ=市場のニーズ」によって決まります。

走行距離・年式以外で「車の査定額が変動する要因」は大きく分けると下記2つになります。

  • モデルチェンジによる査定額の変動
  • 競合車リリースによる査定額の変動

では早速、「モデルチェンジ」「競合車リリース」のリセールバリューへの影響について解説していきます。

モデルチェンジによる査定額の変動

まずモデルチェンジが行われると、基本的にモデルチェンジ前の車は「型落ち」となり、査定額が落ち込みます。

ここではボディタイプ別にモデルチェンジの影響について見ていきましょう。

コンパクトカー、エコカーは査定額が落ちやすい

まずコンパクトカーやエコカーはモデルチェンジの際に査定額が落ちやすい傾向にあります。

というのも、コンパクトカー、エコカーはモデルチェンジを機に乗り換える人が多いからです。

特にエコカーはモデルチェンジがあると大幅に価格が落ちてしまいます。またエコカーは日々進化しており、補助金などの影響から買い替えのきっかけが多いことも査定額が落ちやすい要因となっています。

さらに「残クレ」(3年を目途に車を売却、買い替えを行うことが前提のプラン)が広まったことにより、モデルチェンジをきっかけに乗り換える人も増えています。

「残クレ」についての詳しい説明は「新しい車の購入方法「残クレ」とは」の記事を参考にしてください。

スポーツカーや高級セダンは新車発売前に価格が動くことも

フェラーリなどのスポーツカーやクラウンなどの高級セダンは趣向性が高いため、比較的モデルチェンジの影響を受けにくいです。

しかし、新モデルの方が評判が良い(デザイン性、乗り心地など)場合は、値崩れを起こしてしまいます。

また、スポーツカーや高級セダンは「熱心な車好きが多いジャンル」であるため、新モデル発売前から雑誌などで情報収集している人が多いです。

そのため、発売された頃には既に相場が大きく変わっている可能性が高いので、日頃から新モデルの発売予定をこまめにチェックしておくことをおすすめします。

営業用に使われる車はモデルチェンジの影響が小さい

ワンボックスや低価格のワゴンなど商用車としても利用されるものは、モデルチェンジがあっても、値崩れしにくい傾向にあります。

というのも、ワンボックスや低価格のワゴンに乗っている人は新しさにこだわらない人が多いためです。またリセールバリューが下がりにくい理由として、構造がシンプルで壊れにくいという点も挙げられます。

ただし、モデルチェンジの目的が「最新の排ガス規制への適応」だった場合は買取価格が急落します。

特にディーゼル車の場合は基準に合わなくなると「都市部や主要道の周辺地域では登録ができない」「車検を通らない」といった問題が発生し、査定額が大幅に下落するケースもあります。

次に競合車リリースによる査定額への影響について解説していきます。

競合車リリースによる査定額の変動

モデルチェンジに加えて、競合車がリリースされた場合でも基本的に買取額が下落します。

例えばアクアとフィットなど「似た価格帯、同じボディタイプの競合となる車」が新しくリリースされた場合も、基本的には買取額がダウンするので、最新情報を確認しておきましょう。

ただし査定額は新しくリリースされた車がそのジャンルの中で、どんなポジションにあるかによって変わってきます。

そのため、競合車が発売されたとしても査定額が一概に下がるというわけではありません。

ここでは競合車がリリースされた時に注意しておくべき下記2つの点について解説していきます。

  • 人気車種は後継車発売で価格が落ちやすい
  • 競合車が少ない車は車種によって値動きが変わる

人気車種は後継車発売で価格が落ちやすい

ハイブリッドカー(アクアやプリウス)やコンパクトカー(フィットやヴィッツ)は市場での人気が高いです。

そのためフルモデルチェンジや、後継車種が登場した場合は、買い替え需要が一気に高まります。

結果として旧モデルが市場に溢れ、査定額が下がる傾向にあります。一方、圧倒的な人気車種ではなく、2番手や3番手に位置する車でも安全性能や燃費の向上で買取額が動きやすいです。

例えば、新しくリリースされた競合車がエコカーで「クラス最高の低燃費を実現した場合」は査定額ダウンを免れないでしょう。

ミニバンであれば居住性、ワゴンであれば荷室の広さなど、ボディタイプに求められている性能を見れば、査定額にどれくらい影響があるかが分かります。

次に、ワンボックス・オープンカーなど競合車が少ない車の傾向を見ていきましょう。

競合車が少ない車は車種によって値動きが変わる

例えばワンボックスカーを例に挙げてみましょう。

ワンボックスカーはハイエースがダントツの売り上げを誇り、2番手のキャラバンと合わせれば、国内市場のほとんどを占めるという状況がずっと続いています。

この2つの車種については注目しておいた方がよいですが、その他の車種はほぼ気にしなくても問題ありません。

一方で中低価格帯のオープンカーは市場が流行に左右されます。

しかし競合車がリリースされたからといって、必ずしも査定額が下がるとは限りません。

例えばホンダがS2000をリリースした時は、ユーノスロードスターとの価格差が大きく、購入者層の重なりが少なかったため、すぐには大きな影響を及ぼしませんでした。

ただ、注目を集めて乗り替え需要が高まると、中古車市場にオープンカーの台数が過剰気味になり、査定額が伸び悩む傾向があります。

近い将来オープンカーの売却を考えている方は、モーターショーなどの情報をこまめにチェックしてどの車が人気が出そうかリサーチしておきましょう。

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リセールバリューが高い車

インポートカー

ここからは実際にリセールバリューが高い車について、タイプ別に紹介していきます。

SUV

SUVは人気が高いボディタイプの車で、モデルチェンジをしても人気が落ちにくくリセールバリューが高い車の一つです。 特にトヨタのランドクルーザーは人気が高く、中古車市場でも支持されています。

ちなみにランドクルーザーのリセールバリューは下記のとおりです。

  購入月 走行距離 新車価格 買取相場価格 リセールバリュー
3年後 2017年7月 30,000km 288万円 180.2万円 62.5%
5年後 2015年7月 50,000km 288万円 161.9万円 56.2%

※2013年式 ELEGANCEで試算で試算
※※2020年6月時点の相場価格

コンパクトカー

コンパクトカーは男女ともに支持されています。特に運転が苦手で大きな車には乗りたくないが軽自動車では不十分という方には需要があります。

具体的にはヴィッツやフィットなどが挙げられます。ちなみにフィットのリセールバリューは下記のとおりです。

  購入月 走行距離 新車価格 買取相場価格 リセールバリュー
3年後 2017年7月 30,000km 168万円 93.8万円 55.8%
5年後 2015年7月 50,000km 168万円 86.7万円 51.6%

※2013年式 RSで試算
※※2020年6月時点の相場価格

ハイブリッドカー

ハイブリッドカーはそれぞれのメーカーからモデルが発売されており、ただ単にハイブリッドというだけでは人気車種とはいえません。

ただし、同じ車種でもハイブリッドカーの方が査定金額が高くなり、またリセールバリューも高い傾向にあります。

ちなみにハリアーのリセールバリューは下記のとおりです。

  購入月 走行距離 新車価格 買取相場価格 リセールバリュー
3年後 2017年7月 30,000km 288万円 180.2万円 62.5%
5年後 2015年7月 50,000km 288万円 161.9万円 56.2%

※2013年式 13Gで試算
※※2020年6月時点の相場価格

スポーツモデル

スポーツモデルは万人受けするわけではありませんが、走りを楽しみたい人に人気の車種です。

特に人気モデルや生産数が限定されたモデルの場合は中古車価格が新車価格より高い場合もあります。ちなみに86のリセールバリューは下記のとおりです。

  購入月 走行距離 新車価格 買取相場価格 リセールバリュー
3年後 2017年7月 30,000km 255万円 118.6万円 46.5%
5年後 2015年7月 50,000km 255万円 79.8万円 31.3%

※2012年式 Gで試算
※※2020年6月時点の相場価格

次は、値崩れしにくい車の特徴についてお伝えします。

値崩れしにくい車の特徴

チェックシートと車

結論からお伝えすると、値崩れしにくい車は市場でのニーズが高い車です。

この記事の最初に、「車のリセールバリューは「車買取店のニーズ=市場のニーズ」によって決まる」とご紹介しましたが、ニーズが高い車こそ値崩れしにくい(=リセールバリューが高い)車といえます。

ではどういった車がリセールバリューが高いのでしょうか。ここでは値崩れしにくい車の代表的な特徴をご紹介していきます。

人気がある車:ボディーカラーが「白」か「黒」、軽自動車など

ひとくちに人気がある車といっても様々ですが、ここでいう人気がある車とは、一般的に好まれやすい車を指します。

例えば、同じ車種だとしてもパールホワイトなどの白または黒といった街中でよく見られるボディカラーの車の方が、査定額が高くなります。

ただし、車種によっては「フェラーリの赤」のように代表するカラーがあると、そちらが売れ筋となります。

しかし一般的に、珍しい・派手なボディカラーの車は需要が少ないため売れにくく、価格が下がる傾向にあるということは頭に入れておきましょう。

また軽自動車も値崩れしにくい車だと言われています。というのも、軽自動車は郊外や地方を中心に2台目として購入する人が多いためです。

さらに同じ車種の場合は、運転のしやすさや駐車スペース・排気量の問題から、8人乗りよりも7人乗りの方がニーズがあります。

ちなみに排気量の小さい車の方が人気があるのは、排気量で自動車税が変わることも影響しているといえます。

ファンに支持されている車

大衆車だけではなく一定の層に人気がある車も、安定した需要となるため値崩れしにくい傾向にあります。

ミニバンやコンパクトカーが全盛の時代であっても、スポーツカーやクーペは高い走行性能から、走りを楽しむ人に人気です。

また、新車での購入者が少なく、中古車市場で品薄状態となっていることも値崩れしにくい要因です。

代表的な車種として日産のスカイラインGT-Rやトヨタの86、スバルのインプレッサWRXが挙げられます。

また、トヨタのクラウンはファミリー層にはあまり支持されませんが、お金に余裕のあるシニア層とカスタムして乗りたい若い男性に人気があることから、安定した需要があります。

車の査定相場を知る方法

車の査定

ここまで、「リセールバリューの決まり方」「値崩れしにくい車の特徴」について紹介してきました。

しかし、言うまでもありませんが車種によってリセールバリューは異なります。

また車の価格は日々変動しますが、適切な売却時期を知っておくことで、愛車を最も高い値段で売ることができます。

ナビクルでは現在の査定相場に加えて、2か月後・4か月後の査定相場も知ることができるので適切な売却時期が分かります。

では早速、ナビクルを使って車の査定相場を知る方法についてご紹介します。

ここでは「日産 ノート」を例に見ていきます。

まずはナビクルのメーカーごとの相場ページに移動します。

相場ページ

次に、車種を選択します。

車種ページ

すると、「現在の買取相場価格」と「買取相場と下取り相場の推移」を見ることができます。買取価格は日々変わるので、必ず現在の価格を確認しましょう。

買取相場と下取り相場の推移

買取と下取りの違いについては、下記を参考にしてください。

  • 買取:買取業者や販売店に、新車の購入とは関係なく車を売却して現金を得ること
  • 下取り:販売店で車を購入する際に車を引き取ってもらい、車の購入に充てること

また車売却のベストな時期について知りたい方は、「車売却のベストな時期・タイミングを解説!高く売るコツも紹介」の記事も参考にしてください。

まとめ

この記事では、「リセールバリューの決まり方」「値崩れしにくい車の特徴」をご紹介したうえで、適切な売却時期(=最も高値で売れる時期)についてお伝えしてきました。

査定額が落ちるタイミングも紹介しているので、車を売る時期の参考にもなるかと思います。

愛車を少しでも高く売りたいという方は、こまめにリセールバリューをチェックしておくことをおすすめします。

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一括査定サービスを利用することで、平均相場価格より30万円~60万円高い査定額がでることもあります。時間がたつと車の買取相場が下がっていってしまうので、売りたいと思ったときには、すぐに価格を調べることをおすすめします。