車買取・車査定
更新日: 2022-02-08
車売却の流れ・手続きを解説!注意点を知ってスムーズな買取を実現
この記事のポイント
- 車売却の流れ・手続きは5ステップ
- 事前に車の買取相場を調べておくのがおすすめ
- 車を少しでも高く売りたいなら一括査定を利用しよう
車を売りたいけれど、何から始めればよいのかわからない‥‥という方は多いのではないでしょうか。
車を売る際の流れは、以下の5ステップです。
この記事では、一般的な車売却・車買取の流れや必要な手続きについてわかりやすく解説していきます。車を売る際の流れを事前に把握しておくことで、安心して、スムーズに車を売ることができるでしょう。
車を売る際のポイント・注意点や車を高く売るためのコツも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
車売却の流れ・手続きを5ステップで解説
まずは、車を買い取ってもらう際の全体の流れや手続きについて全5ステップで解説していきます。
車を売る際の流れは以下の通りです。全体で1~2週間程度かかるのが一般的となっています。
前提として、車売却の主な方法は「中古車買取業者による買取」と「ディーラーによる下取り」が存在します。下取りは、あくまでも「新たに購入する車の価格からの値引き」となるため、高い値段がつきにくいのが特徴です。
車の下取りについて詳しく知りたい方は「車の下取りは手間が少ない!利用の流れ・注意点や買取との違いも解説」をご覧ください。
車の売却方法は下取りだけではありません。下取りにするのか、買取にするのか迷われている方は「あなたにピッタリの売却方法を提案!車の売り方・買い方診断」を一度利用してみてください。
ここではより高く売れる可能性が高い「中古車買取業者による買取」を想定して、車売却の流れを説明していきます。
ステップ1:買取店を選ぶ
車を売ることを決めたら、まずは買取店を選びましょう。
近所の買取店に行ってみるという手もありますが、ユーザーの口コミや評判も踏まえて売却先を選ぶことをおすすめします。
当サイト「ナビクル」では、ユーザーからの評価に基づいた「車買取業者の評判ランキング/都道府県からのおすすめ車買取店検索」のページで各買取業者の評判や口コミを見ることができます。
「担当者が高圧的だった」「後から減額された」などのネガティブな口コミが多い業者は避け、「対応が丁寧だった」「満足できる金額だった」などのポジティブな口コミが多い業者を選びましょう。
また、他の判断基準として、買取店がJPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)の「適正買取店」に認定されているかどうかを確認するのもおすすめです。JPUCの適正買取店に認定されている業者は厳しい要件をクリアしており、安心して利用することができます。
JPUC「適正買取店制度」とは
JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)は、「一般消費者への安全・安心なサービスの提供」を理念とし、自動車買取業界の健全化を推進している団体です。
指定した要件を満たした業者を「適正買取店」として認定する制度を設け、消費者の安心を追求しています。詳しくは以下のページをご覧ください。
一括査定サービス「ナビクル」には、JPUCの適正買取店も参画しています。
ステップ2:査定をしてもらう
売却する買取店が決まったら、実際に査定をしてもらいましょう。基本的に、買取店と連絡を取り指示に従えば問題ありません。
なお、車の査定においては、自ら店舗に車を持ち込む「持ち込み査定」の他に、査定士に出張してもらい自宅などで査定を受ける「出張査定」を行っている業者が多いです。
自分で店舗に行く手間や時間を省きたい人は出張査定を選びましょう。無料で行ってくれる場合がほとんどです。車の出張買取について詳しく知りたい方は「車の出張査定について解説!買取の流れやおすすめのサービスを紹介」もあわせてご覧ください。
ステップ3:必要書類を揃え、手続きをする
査定額が決まったら、売却の手続きに進みます。その際に必要な書類は以下の通りです。普通自動車を売る場合と軽自動車を売る場合で必要な書類が少し異なるので注意してください。
普通車 | 軽自動車 |
|
|
なお、上で示した必要書類のうち、普通車を売る場合の「委任状」、軽自動車を売る場合の「自動車検査証記入申請書」は、買取店が無料で用意してくれます。委任状を買取店に渡すことで、名義変更手続きを行ってもらえます。
車を売却する際に必要な書類については「【初心者必見】車売却時の必要書類と賢く売るための事前準備を紹介」でさらに詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
店舗に行って書類の確認や署名、押印を行えば手続きが完了となります。担当者の指示に従って手続きを進めましょう。
ステップ4:車両を引き渡す
手続きが完了したら、車両を引き渡すことになります。その際、以下の点を確認しておくことをおすすめします。
車を引き渡す際のチェックポイント
- 車内に忘れ物がないか
- カーナビに登録していた個人情報は削除したか
- ドライブレコーダーやオーディオ内のメディアを忘れていないか
以上の点をしっかりと確認し、安心して車両の引き渡しを行いましょう。
ステップ5:入金確認をする
車両の引き渡しが完了したら、あとは入金を待つだけです。
2日前後で入金される場合もありますが、店舗によっては1週間程度かかることもあります。何日かかるのか、事前に担当者に確認しておくと安心です。もし予定した日を過ぎても入金が確認できない場合は、すぐに買取店に連絡しましょう。
入金が確認できたら、売却は完了となります。
よくある疑問:税金の還付はあるの?
車を売却する際、制度としての税金の還付はありません。ただし、余分に支払っている税金の金額を、買取業者が査定額に上乗せしてくれる場合が多いです。
車売却に関わる税金について詳しく知りたい方は「車売却時の税金ガイド/自動車税の還付・確定申告の必要性まで解説」をご覧ください。
以上で、車を売却する際の流れ・手続きは終わりです。これで全体の流れを理解できたかと思います。
とはいえ、流れがわかっているだけだと十分ではありません。ここからは、より安心してお得な車売却をするためのポイントや注意点を解説していきます。
車を売る際のポイント・注意点
ここからは、車を売る際のポイントや注意点を解説していきます。初めて車を売る方は特におさえておきましょう。具体的には、以下の3つです。
車を売る際のポイント・注意点
- 売却する車の買取相場を調べておく
- 疑問に思ったことは遠慮なく確認する
- 契約後のキャンセルはしない/キャンセル規定を確認しておく

初めてインターネットから車の売却を依頼する方は、登録から電話予約、自宅や指定場所へ来てくれる出張査定、営業と対面で自分の車をどれだけ高く売れるかの売却交渉など、経験のないことばかりだと思います。
その際に売却を失敗しないアドバイスとして、以下があります。
・金額提示をしない/「いくらなら決めるか?」という質問のみの場合、答えない
・最低でも2~3社は比較する
・契約後の減額、キャンセル料を請求する内容の契約はしない
・行商従業者証が携帯されていることを確認する
希望金額をしつこく聞いてくる際は、買取業者の提示金額を聞いてから返答しましょう。複数社を比較して提示額が高い業者に決める旨を伝えるのも手です。
納得していないのに即決を迫ってくる場合は、納得できないポイントを伝え毅然とした対応で即決しない旨を伝えましょう。
また、減額をする条件や減額をしないための保証など、よく契約書の内容を確認しましょう。
出張査定時の契約には行商従業者証を携帯する事が法律で義務付けられているので、その部分も確認しておくと安心して交渉ができると思います。
売却する車の買取相場を調べておく
車を売る際は、売却する車の買取相場を事前に調べておきましょう。
相場を知っておかないと、低い査定額を付けられてしまった時に気づくことができません。また、買取相場を知っていれば査定額アップの交渉もしやすくなるでしょう。
当サイト「ナビクル」の「買取・査定/下取り相場」ページでは、車種を指定して買取相場を調べることができます。過去・未来の相場推移も確認できるので、手続きを進める前にぜひ利用してみてください。
以下のようなグラフで買取相場の推移を確認することができます。(例:トヨタ/プリウス 2021年5月時点)
買取相場の結果
疑問に思ったことは遠慮なく確認する
当たり前のことではありますが、査定や手続きの際に疑問に思ったことは、遠慮せず担当者に確認しておくことが大事です。
後でトラブルになることを防ぐためにも、どういう理由でその査定額になったのかを知っておきましょう。査定時のチェックポイントを知りたい方は「車査定の基準・チェックポイントを解説!高額売却のコツも紹介」で確認してみてください。
またその際、修復歴や傷を隠さないことも大事です。疑問点はしっかりと質問しつつ、逆に何か聞かれた場合は偽らずに説明をしましょう。
修復歴がある車の売却について詳しく知りたい方は「修復歴ありの車を売ってもバレる!修復歴の査定額への影響も解説」、傷がある車の売却について詳しく知りたい方は「車の傷は査定額にどう影響する?損をしないためのポイントも紹介」もあわせてご覧ください。

トラブルが多い事例としては、
①契約後の減額
②キャンセル料を請求される/なかなかキャンセルさせてもらえない
③入金遅延
が多くを占めています。
契約後の減額はしない業者が多数ですが、悪質な業者とトラブルにならないためにも、契約内容・約款はしっかり確認しましょう。また少しでも高く売却したい!というお気持ちは当然ですが、自身の車の状態、修復歴や不具合があれば正直に伝えることも大事です。
そして、キャンセルさせてくれない業者と安易に契約はしないこと。契約内容・約款を正しく説明できない業者とは営業担当ではなく、その上司に確認するのがよいです。
キャンセル料は請求されないことが多いので、契約内容に入っている場合は注意して下さい。
入金遅延については、名義変更書類と車が入庫してからの振込という業者が多数です。
車検証の名義・住所が印鑑証明の記載と違うと必要書類も変わるので、契約した業者としっかり確認し、期日までに準備する事が大事です。
売却の前後に海外赴任がある、車検証上の所有者が亡くなっている場合など、イレギュラーな事案は書類の回収までに時間と費用がかかるため、必ず確認しましょう。
契約後のキャンセルはしない/キャンセル規定を確認しておく
トラブルを避けるためにも、契約後のキャンセルはしないようにしましょう。キャンセル料が発生してしまう場合もあります。
とはいえ、どうしてもキャンセルをする必要が生じる場合もあるかもしれません。そういった場合のために、キャンセル規定を事前にしっかりと確認しておきましょう。契約後いつまでならキャンセルが可能なのか、その場合にキャンセル料がかかるのか把握しておけば安心です。

基本的には、契約をしても車と必要書類を引き渡す前であればキャンセルは可能です。
全ての必要書類を渡してしまった後のキャンセルは非常に難しくなるため、契約には注意しましょう。
契約後のキャンセルについては、簡単に電話等での受け付けをしていない場合が多くあり、お客様と業者、双方に相当な労力と時間を要します。
契約/キャンセルにおいてのポイントとして、
・一括査定を申し込む前にディーラーの下取り額や相場を把握しておく
・売却できる状況にする(親族、知人等で欲しい方がいないか事前確認)
・2~3社は比較し納得したうえで契約を進める
よく買取業者の金額をディーラーへの交渉に使うというパターンを聞きますが、基本的には買取業者の方が高額買取できる可能性の方が高いです。しかし、仮にディーラーの下取りが高ければ納得して新車の交渉も進めていけるのでメリットはあると思います。
売却交渉をしているなかで、「今この場で決めてもらえないとこの金額は出来ない」といわれるパターンもあると聞きますが、判断対象が少ない1社目の会社の場合はよく考えて、冷静に判断しましょう。
ディーラー下取りしか比較対象が無いなかで、提示された金額が高いかどうか不安な場合は、複数社比較する事で納得できます。今すぐには契約しないとわかった時点で相場以上の金額を提示していく業者もあるため惑わされない事も重要です。また提示額を保証してもらえる期間を聞いておくことをおすすめします。
しかしながら、在庫状況、相場の変動は予測できないため特定の車種によっては提示額を保証できない場合もあることには注意が必要です。
車の売却契約のキャンセルについて、さらに詳しく知りたい方は「車売却契約後もキャンセルできる?キャンセルできるケースと注意点」もあわせてご覧ください。
以上で、車を売る際のポイントや注意点を紹介してきました。ここまでの内容をおさえておけば、安心して車を売れるはずです。
そのうえで、車を少しでも高く売りたいという方は多いでしょう。ここからは、車を少しでも高く売るためのコツを紹介していきます。
車を高く売るコツ4つ
ここでは、車を高く売るコツとして以下の4つを紹介します。
車を高く売るコツ
- メンテナンスノートを用意する
- 車をできるだけ綺麗にしておく
- 取り外した純正品を用意する
- 複数の買取業者の査定額を比較する

大切に乗って、オーナーそれぞれ思い出の詰まった愛車を高額売却する時に最も重要なのは、1社で決める、ではなく複数の買取業者で比較することです。
買取業者はそれぞれ会社特性が異なります。店舗を拡大し在庫車仕入れが急務な場合、カスタム・スポーツカーに特化している場合、特定車種の仕入れを強化している場合など、買取業者様々な事情があります。そのため、複数社を比較して1番よい買取業者を見つけて頂く事をおすすめします。
輸入車や年式が古い車、カスタム、スポーツカーに関しては、メンテナンスノート、点検記録簿、カスタム内容が証明できるパーツの取扱説明書等は高額査定に繋がるポイントになります。
メンテナンスノートを用意する
車を売る際は、メンテナンスノートを用意しておきましょう。メンテナンスノートはメーカーの保証書と点検記録簿がセットになったもので、今までの整備記録などが書かれています。
車が過去にどのような整備をしてきたかわかるものであり、高評価につながる場合があります。車を少しでも高く売りたいなら、メンテナンスノートは用意しておきましょう。
メンテナンスノートが査定額にどのように影響するのか、さらに詳しく知りたい方は「車売却時にメンテナンスノートは必須?査定額への影響と紛失時の対処法」をご覧ください。
車をできるだけ綺麗にしておく
売却の前に、車をできるだけ綺麗にしておくことをおすすめします。査定額に直接関係するとは言い切れないものの、査定士からの印象が良くなり減額を防ぐことができる場合もあります。査定時に、愛車を大切に扱ってきたことをアピールすることは重要です。
簡単でよいので、査定前に洗車や掃除を済ませておきましょう。タバコやペットの臭いがついている場合は消臭もしておくことをおすすめします。
査定前の車の掃除方法について、詳しく知りたい方は「車査定に掃除は有効?査定士の印象を良くする掃除方法を紹介」をご覧ください。
取り外した純正品を用意する
純正オプション品は査定額アップにつながる可能性があります。ETCやカーナビ、ドライブレコーダーや自動ブレーキなど、純正オプション品があったら積極的にアピールしましょう。
後から取り付けることが難しいため、高評価が期待できます。
オプション品が査定額に与える影響について詳しく知りたい方は「買取額アップの秘訣!車査定で評価されるオプションと賢い売却法」をご覧ください。
複数の買取業者の査定額を比較する
車を高く売るのに最も有効なのは「複数の買取業者の査定額を比較する」ことです。比較したうえで、最も高い金額で買い取ってくれる業者に車を売るのが賢い方法です。
しかし、その際に複数の買取業者に自ら連絡して査定を依頼するのには手間と時間がかかります。そこでおすすめしたいのが「一括査定サービス」を利用することです。一括査定サービスを使えば、一度の情報入力で複数の買取業者に査定を依頼できます。利用料はかかりません。
利用実績400万件以上(2021年6月時点)の一括査定サービス「ナビクル」を使えば、最大10社に査定を依頼することが可能です。複数の業者の査定額を比較し、最高額で買い取ってくれる業者を選ぶことをおすすめします。
以上で紹介した方法も含め、車を高く売るコツについては「車を高く売るための方法とすぐ実践できる買取交渉術を解説」で詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。また、一括査定サービスについては「一括査定サービスを使って車の高額売却を実現!利用の流れや注意点を紹介」でさらに詳しく解説しています。
まとめ
この記事では、車を売る際の流れ・手続き、注意点や車を高く売るためのコツを紹介してきました。
車を売る際の流れは以下の5ステップです。
車売却の流れ
- 買取店を選ぶ
- 査定をしてもらう
- 必要書類を揃え、手続きをする
- 車両を引き渡す
- 入金確認をする
以上の5ステップを進めるにあたり、事前に売却する車の買取相場を調べておくことをおすすめします。
また、車を少しでも高く売るための方法として最も有効なのが、一括査定サービスを利用することです。ナビクルを使って最高額で車を買い取ってくれる業者を見つけることをおすすめします。
車の売る方法を迷われている方は、一度ナビクルの「車の売り方・乗り方診断」を試してみてください。車の状態や生活スタイルからあなたにピッタリの方法を提案します。
- 公開日: 2018-01-17

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