お金を手渡す男性

簡単にまとめると

  • 車買取では自分に合った売却方法を選ぶことが大切
  • 売却方法は「買取額」「手間」「安心感」で評価する
  • 高く売却するには本気度を伝えることも重要

愛車を売る際には少しでも高く買取ってもらいたいという方は多いと思います。

現在ではさまざまな売却方法があり、いったいどの方法が高額査定を得ることができるのか、おすすめの売却方法はどれなのかお悩みの方も多いことでしょう。

そこで今回の記事では、車を売却する代表的な方法と、車の買取で高額査定を引き出す方法や交渉術などについて詳しく解説していきます。

目次

車を売却する5つの方法とオススメの売却方法

今まで乗ってきた車を売却する場合、現在日本で行われている代表的な方法は以下の5つ。

  • ディーラーでの下取り
  • 買取専門店へ売却
  • 一括査定の利用
  • 個人売買仲介サービスの利用
  • 個人売買

愛車を売却する際、当然買取額が高い方が良いですが、車の売却には高額な金銭のやり取りや法的な手続きが伴います。

そのため単純な買取額だけではなく、売却や乗り換えに掛かる「手間」と確実な金銭のやり取りや手続きができる「安心感」も重要なポイントなのです。

下表には上記に挙げた5つの売却方法について「買取額」「手間の少なさ」「安心感」という3つの項目に1~5点の点数を付け、総合的なおすすめ度を5段階でご紹介しています。

  買取額 手間の少なさ 安心感 総合おすすめ度
ディーラー下取り 5位 1位 1位 ★★★☆☆
買取専門店へ売却 4位 2位 3位 ★★★★☆
一括査定の利用 3位 3位 2位 ★★★★★
個人売買仲介サービス 2位 4位 4位 ★★☆☆☆
個人売買 1位 5位 5位 ★☆☆☆☆

「買取額」「手間の少なさ」「安心感」というそれぞれの個別の点数についてですが、評価をわかりやすくするため5つの方法の中での相対的な点数としました。

したがって、単純な点数の合計とおすすめ度は必ずしも一致していませんので、それぞれのおすすめ度の理由や特徴については、下記の内容を参考にしてください。

ディーラー下取り【おすすめ度 ★★★☆☆】

ディーラーでの下取りは昔から行われている方法であり、手間をかけず安心して車を乗り換えることができる方法です。

ディーラーに下取りをお願いすれば、売却に必要な書類の提出や新たな車の購入に必要な書類の提出が、1つの店舗と1人の担当者で済ませることができます。

その結果店舗に出向く回数を少なくでき、問い合わせや打合せもスムーズに行うことができるでしょう。

しかしディーラーの下取りはあくまで、車を購入際の付帯サービスであり下取りした車で利益を上げる必要はありません。

新車の販売では他社と競合することはあっても、販売できることがほぼ決まっている段階で、下取り額を他社と競う必要がないのです。

下取りとは「売却」ではなく新たに購入する車の購入費用の一部を相殺するだけであり、場合によっては、値引き額の調整に使われてしまうこともあります。

ディーラーでの下取りは、査定額よりもとにかく手間をかけず安心感を優先したいという方におすすめの売却方法です。

より細かい下取りと買取についての説明は「下取りと買取の特徴」の記事も参考にしてみてください。

買取専門店へ売却【おすすめ度 ★★★★☆】

下取りよりも買取の方が車を高く売ることができる」というのは、随分と世間に浸透し、今では当たり前の方法として認識されるようになりました。

買取専門店はその名の通り、車を買取ることを生業としているため、兎にも角にも車を買取らなければ商売になりません。

またディーラーなどに比べ買取った車をより高い価格で転売するノウハウがあり、査定においても豊富な経験を活かした高額査定を出してくれます。

注意点としてはどうしても買取店によって査定額に差が有り、査定をお願いした買取店がもっとも高い査定額を提示しているという保障は無いということです。

また数ある買取専門店の中には残念ながら、いわゆる悪徳業者が紛れている可能性もあります。

そのため最近車を売却して良い思いをした知人の紹介や、過去に高値で売却した経験がある場合は、1つの買取店に絞って徹底的に価格交渉を行うのも良いでしょう。

買取店を選ぶ基準としてはこちらの「評価ランキング」の記事も参考にしてみてください。

一括査定の利用【おすすめ度 ★★★★★】

「買取額」「手間」「安心感」において、平均以上と言えるのが一括査定サービスです。

買取額を重視したいけれど、手間をかけず安心して取引を行いたいという方におすすめの方法と言えるでしょう。

一括査定を利用する最大のメリットは、複数の買取業者から見積を取り寄せることによってあなたの愛車の価値を知り、一番高く買ってくれる業者を簡単に見つけられること。

車買取専門店への持ち込みは高い買取を狙える反面、あなたの身近にある買取業者を探して1つ1つ比較するだけでも、相応の手間がかかる欠点があります。

その点、一括査定を利用すれば、基本情報を一度入力するだけで、無料の出張査定に来てくれる業者をピックアップし、簡単に査定の申し込みを行うことが可能です。

注意点としては、一括査定から査定申し込みを行うと、業者からの折り返し連絡が殺到することと、スケジュール調整をしっかりと行う必要があるということ。

ただし、この点についても、しっかりと電話に出られる体制を整え、1~2日査定に使う日を決めておき、かかってきた順番でスケージューリングすれば、それほど心配する必要はありません。

また一括査定サービス「ナビクル」では申込後に電話停止をするフォームもあるので、ご利用の際にはそちらもご活用ください。

プラスに考えると買取業者の方から連絡が来るということは、査定日時を選定する段階から、あなたが主導権を握ることになるため、その後の交渉を有利に進められる可能性が高いです。

個人売買仲介サービスの利用【おすすめ度 ★★☆☆☆】

一切仲介業者を入れない個人売買は、売る側、買う側双方にとっても、価格という点ではもっとも有利な方法ですが、金銭や手続きに関するトラブルが絶えない方法でもあります。

そこで誕生したのが、個人売買仲介サービス。

インターネットを利用したCtoC (Consumer to Consumer)のサービスとして、近年注目を集めている比較的新しいサービスです。

個人売買でもっとも多いトラブルが、金銭や必要書類の授受に関わることですが、あいだに業者が仲介者として入ることで、購入代金や書類の回収を代行。

さらに、ほとんどのサービスでは、出品者も購入者も個人情報を相手に知られることが無いという点も、従来の個人売買には無い安心感となっているようです。

またあくまで業者は仲介者であるため、販売する際には消費税が掛からない、さらにプロに査定してもらったうえで、出品者自ら価格を決めることができるという特徴があります。

ただし、どのサービスもシステム手数料を支払う必要があり、大手だからと言って必ずしも希望の価格で販売できるという保障はありません。

そのため、ディーラーでの下取りや買取専門店での売却と比べ、必ず高く売れるわけではないのです。

また、書類の受け渡しや、車の陸送などを依頼することができますが、場合によってはシステム手数料以外の代金が掛かることもあります。

個人売買仲介サービスは、個人売買は怖いけれど、自分の力で愛車を販売してみたいという方にはおすすめです。

個人売買【おすすめ度 ★☆☆☆☆】

インターネットの普及により、一昔前に比べて利用者が急増している個人売買。

売り手と買い手のあいだに一切業者を挟まないため、いわゆる中間マージンが発生せず、もっとも高値で売却できる可能性がある方法です。

ですが、あえて先に申し上げておくと、一般の方が車の個人売買を行うのは絶対におすすめできない方法と言えます。

その理由は、車の売買には少なくとも数万円、場合によっては数十万円というお金が動くということと、車は法律で所有権が定められた財産であるということです。

前項でもお話しているように、個人売買では、金銭や手続きに関するトラブルが後を絶たず、結果的に損をするだけでなく、最悪の場合法的なトラブルに発展してしまう恐れもあります。

車の個人売買は、長年親交のある友人や親戚など、ある程度のリスクをお互いに理解し合った上でお得に売買する手段としては有効かもしれません。

そうでなければ、一般の方がインターネットを通じて、見ず知らずの相手と車の売買を行うことは、あまりにリスクが高くおすすめできない方法なのです。

事前にできる買取額アップの3つのポイント

安心感を担保し、愛車を高く売るためには、やはり買取専門店や、一括査定などの利用がおすすめですが、少しでも高く売るためにはユーザー側もある程度の努力が必要です。

そこで、ここからは、愛車を高く買ってもらうために、我々ユーザーができることについてお話していきます。

整備記録簿や純正部品を用意しておく

新車時には必ず付属している取扱説明書や整備記録簿(メンテナンスノート)、さらに社外品に交換している場合は、純正部品も予め用意しておきましょう。

取扱説明書や整備記録簿については、ほとんど読んだこともないという方も少なくないかもしれませんが、有ると無いとでは査定に大きく影響します。

特に、整備記録簿(メンテナンスノート)は、これまで受けてきた点検や整備の記録のため、きちんとした点検やメンテナンスを受けてきた証明になります。

さらに年数によってはメーカー保証を継承する際に必要な保証書を兼ねていることが多いため、出しやすいところに用意しておきましょう。

そしてホイールやマフラーなどを自分好みの社外品に交換している場合、自分では気に入っている内容でも他人が気に入るとは限りません。

査定前に工賃を掛けて純正に戻す必要はありませんが、車に積み込んでおくか、出しやすい状態にしておくことがオススメです。

洗車と車内清掃を行う

インターネットには、洗車を推奨している記事もあれば洗車は意味が無いとしている記事もあり、査定前の洗車や車内清掃については賛否が分かれています。

確かに、洗車や車内清掃をしたからといって、直接査定額に影響を及ぼすことはありません。

しかし、ボディには泥が付き、車内に食べこぼしが散乱した状態の車を査定士が見た場合、決して良い印象ではないはずです。

査定士は、エンジンの内部や、走行状態など、その場では確認ができない項目については、ある程度「勘」に頼らざるを得ません。

新車のようにピカピカではなくとも、小綺麗にされたボディと、整理された車内であれば、あなたがいかにその車を大切にしてきたか、ということが伝わります。

大切にされてきた車であれば、最低限のメンテナンスや点検は受けているという安心感につながり、無駄な減点をされることを防ぐことがきるのです。

高く売れる時期に売る

中古車業界に限らず3月や9月というのは、企業の決算期や生活環境が変化するタイミングであったり、物が売れる繁忙期と言われます。

新車の登録台数も3月と9月が多いのですが、それは同時に3月と9月が車を買換える方が多い月でもあるということです。

そのため中古車販売店では、需要が高まる3月と9月にはより多くの車を2月と8月中に確保する必要があり、必然的に2月と8月は買取価格が高くなる傾向にあります。

手放すタイミングが合いそうであれば、2月や8月の売却を狙ってみるのも良いでしょう。

高額買取を引き出す4つの交渉術

車を買取りオークションや自社店舗で転売し、その差額で利益を得ている車買取専門店にとっては、やはり少しでも安く買取りたいというのが本音です。

車買取専門店の査定士は、車査定のプロであると同時に交渉事のプロでもあるため、買取査定時の交渉では、ユーザーになかなか主導権を握らせてはくれません。

しかし高く愛車を売るためには、少しでも有利に交渉を進めることが大切です。

ここからは交渉事のプロである査定士と上手に価格交渉をするための下記ポイントをご紹介していきましょう。

売りたいという本気度を伝える

査定士と交渉する上でもっとも大切なことは、こちらがいかに本気で車売却を考えているかを伝えることです。

無理に売却を迫られることを嫌い「とりあえず値段を知りたかった」とつい言ってしまいがちですが、「売る気が無いのでは?」と思われてしまうと買取店側も本気の価格は提示してくれません。

「条件さえ合えばすぐにでも売る」という姿勢を見せれば、買取店側も本腰を入れて価格交渉に乗ってきてくれるでしょう。

いつまでに引き渡せるかという期限を明確にする

買取専門店は、できるだけ早く車を引き取りたがるという特徴があります。

その理由は走行距離の増加、傷や凹みが増えてしまうといったリスクに加え、オークション相場が変動してしまう恐れがあるためです。

もっとも理想的なのは査定当日か翌日には車を引き渡すことなのですが、実際にはなかなか難しいでしょう。

そこで「◯月△日には引き渡せる」といったように、こちらが確実に渡せる日にちを明確にします。

するとその日数によって買取店側はリスクを計算できるため、強気の価格提示がしやすくなるのです。

ただし1か月先の予定では全くオークション相場の予想すら立たないため、できれば1週間以内、遅くとも2週間以内の日を指定すると良いでしょう。

こちらの意思をハッキリと伝える

交渉のプロである査定士の中には、少々強引ともとれる手法で買取を迫ってくることがあります。

いくら信用できる相手でも強引に話を進められてしまうと損をしてしまう可能性が高くなってしまいます。

こちらの明確な意思を伝え、買取店側のペースに飲まれないようにしましょう。

特に多いのが「今決めてくれれば増額する」「今日売らなければ価値が下がる」といった営業トークですが、その言葉に押されてはいけません。

大切なことは、複数の査定見積を比較することや、冷静な判断をすることです。

「すべての査定が終わるまでは決めない」「家族で相談してから決める」など、あなたの意思をしっかり伝えるようにしましょう。

査定士を味方に付ける

いくら百戦錬磨のプロであるといっても、査定士も人間。

やはり気分よく会話ができる相手には、多少なりとも力になりたいという思考が働くものです。

反対に意味もなくケンカ腰だったり横柄な態度だったりすれば、「いかに効率よく儲けるか」という思考になってしまうでしょう。

査定に来た営業マンと良い関係を作っておくと、買取価格は無理でもあらゆる提案をしてくれるようになります。

例え各社の査定金額がほぼ横並びであってもプラスアルファのサービスを受けることができれば、結果的に満足した取引ができるのです。

まとめ

大切にしてきた愛車だからこそ少しでも高く売りたいというのは、オーナーであれば当たり前の想いでしょう。

どうしても売却金額ばかりに目が行ってしまいがちですが、安心感や利便性も本当に満足した売却には欠かせないポイント。

この記事を参考に、あなたが一番満足できる車売却を実現してください。