2018
2
May
車査定の基礎知識
更新日: 2021-01-22
ローン中の車でも売れる!売却の流れや必要な対応をわかりやすく解説
この記事のポイント
- ローン中の車でも売却することができる
- 「売却額とローン残債額のどちらが大きいか」で取るべき対応が変わる
- ローンを完済するために車をできるだけ高く売るのがポイント
「ローンが残っている車って売れるの?」
「車を売りたいけれど、まだローンが残っている‥‥」
以上のような疑問や悩みを持っている方もいるのではないでしょうか。
結論として、ローンが残っている車でも売却は可能です。ただし、車の「所有権」に注意する必要があります。また、車の売却額で残ったローンを完済できるかどうかで取るべき対応が変わります。
この記事では、ローンが残っている車を売る際の流れやポイントを解説していきます。ローンを完済するために車を高く売る方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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目次
ローンが残っている車でも売却は可能!
すでにお伝えしたように、ローンが残っている車でも売却することができます。
ローンが残っている車を売るためには、まずは車の名義を自分のものにすることが必要です。車は、法律によって保管管理の責任や所有権が定められています。そして、所有者にしか車を売却する権利がありません。
車の名義を確認するには、自動車検査証(車検証)の「所有者」の欄の名前を見てください。所有者とは別に「使用者」という欄もありますが、使用者=所有者ではないので注意が必要です。
所有権が自分の名義の場合:そのまま売却が可能
所有権が自分の名義であればそのまま売却が可能です。
銀行のマイカーローンなどを利用していると、ローン中であっても所有権が自分名義になっていることがあります。この場合、最終的にローンを返済する必要はあるものの、特に名義変更をする必要もなく車を売却できるので安心してください。
所有権が自分以外にある場合:ローンの返済・名義変更が必要
ローン中の車の名義は、ローン提供元であるディーラーやクレジット会社のものになっていることが多いです。この名義を自分のものに変更するためには、ローンを完済する必要があります。
「ローンを完済しなきゃいけないなら、車を売るのは無理」という方もいるかもしれません。しかし、ローンを返すお金をすぐに用意しなければならないわけではなく、手順を踏めば売却が可能です。名義変更についても、自分で手続きをしなくて済む場合が多いので安心してください。以下で詳しくみていきましょう。
ローン残債車の売却手順をわかりやすく解説
ここから、ローンが残っている車の売却方法について説明していきます。
ローンが残っている車を売るためには、ローンを完済して車の名義を変更する必要があります。
ただし、必ずしも現金ですぐにローンを返す必要はありません。車を売却したお金でローンを返済するという形を取ることができます。そのうえで、車の名義を変更するのです。
まずは、査定をしてもらうディーラーや買取業者に、ローンが残っている旨を伝えましょう。手続きは基本的に業者が代行してくれます。代行費用は1万円以内におさまると考えてください。
具体的な流れとして、A社で購入した50万円のローンが残っている車をB社に60万円で買い取ってもらう場合を例として考えます。売主は、まず車をB社に渡します。A社へのローン返済とA社からB社への名義変更はB社が行ってくれるため、売主は車を売却して得た60万円からローン残債の50万円を引いた差額の10万円をB社からもらうことになるのです。
車の所有権の流れとしては「A社→売主→B社」ということになるのですが、A社とB社が直接やり取りをしてくれることで、売主への名義変更はスキップされ「A社→B社」の変更になります。この手続きも業者同士で行ってくれる場合が多いです。
ローンが残っている車を売るにあたり、用意が必要なものは以下となります。いずれも買取店の指示に従って準備しましょう。
手続きに必要な書類
- 車検証
- 所有権解除依頼書
ここまでで、ローンが残っている車を売る際の手順を把握できたかと思います。
上で挙げた例では車の売却額がローン残債を上回っていましたが、すべての場合でそうだとは限りません。以下で解説していきます。
売却額と残債のどちらが大きいかで対応方法が変わる
ローンが残っている車を売却するうえで最も大事なポイントは「車の売却額とローン残債のどちらが多いか」です。以下のようになります。
対応方法
- 売却額>ローン残債‥‥問題なし
- 売却額<ローン残債‥‥残ったローンを支払う必要がある
売却額がローン残債より大きい場合は問題がなく、車を売却して得たお金で残りのローンを払えばよいだけです。
問題なのは売却額よりローン残債の方が多い場合です。車を売却してもなお、ローンが残ってしまうことになります。その場合にとり得る選択肢は以下の3つです。
車を売ってもローンが残る場合の対応方法
- 残りのローンを現金で支払う
- 残りのローンを新たに購入する車のローンに上乗せする(買い替えの場合)
- 残ったローンの分、新たにローンを組む(売却のみの場合)
残ったローンの金額を現金ですぐに支払える場合は問題ありません。しかし、すぐに支払える金額ではない場合も多いでしょう。その場合は、次の車のローンに上乗せするか新たにローンを組むということになります。それぞれの方法について説明していきます。
新たに購入する車のローンに上乗せする
車を買い替える場合は、新たに購入する車のローンに残ったローンを上乗せして支払っていく方法が一般的です。ローン残債を新たに購入する車のローンに上乗せするサービスを多くの買取業者が提供しています。
新たに購入する車の金額とローン残債を合計し、再計算されたローンを返済していくことになります。残ったローンをすぐに返済できなくても問題ありません。
ただし、月額の返済額が高くなる場合があるので、無理のない返済計画を立てて利用を検討することをおすすめします。
新たにローンを組み直す
売却のみの場合、すぐに残債を支払えないのであれば残ったローンを新たなローンとして支払っていく必要があります。
銀行などでローンを組み直すという手もありますが、多くの買取業者は残ったローンを返済するためのサービスを提供しています。買取業者にひとまずローン残債の全額返済を行ってもらい、新たにその業者に対してローンを組むという形式です。
簡単にいえば、買取業者にローンの肩代わりをしてもらう仕組みということになります。たとえば、ガリバーでは「残債整理ローン」という名前でこのサービスを行っています。ただし、ローン契約には審査があるので、その点は確認が必要です。
「残ったローンが支払えず、買い替えの予定もない」という方はこの方法をとりましょう。
ここまで、ローンが残っている車を売却する方法について説明してきました。「ローン残債と売却額のどちらが多いか」が重要になってくることがわかったのではないでしょうか。売却するかどうかを判断する一つの方法を以下で説明していきます。
売却する車の買取相場を知って判断しよう
ローン残債のある車を手放す際、売却額が残債を下回るとローンが残ってしまうことになります。家計を圧迫しないかどうか、慎重に判断する必要があるでしょう。
そこで、売却する車の買取相場を事前に調べておくことをおすすめします。どのくらいの買取価格がつくのかを知って、判断材料にしましょう。
ナビクルの買取・査定/下取り相場検索を利用すれば、現在の買取相場はもちろん、過去・未来の買取相場も見ることが可能です。今売却するとどのくらいの価格がつきそうなのか、いつ売却すると得をするのか調べるのに有効なので、ぜひ活用してみてください。
ただし、あくまでも過去のデータに基づいた予測であり、実際の買取価格を保証するものではないことには注意してください。
ナビクルの相場検索機能を利用すると、以下のように車の買取相場推移を見ることができます。以下は、2021年1月にトヨタ・プリウスの買取相場を検索した結果です。
PC版
スマートフォン版
売却額でローンが返せそうな場合は、車を売っても問題ないでしょう。残っているローンの金額よりも売却額が小さくなりそうな場合は、家計の状況も踏まえて慎重に検討することをおすすめします。
以上で、売却する車の買取相場を調べる方法を紹介してきました。ローンを完済するためにも、相場以上の価格で車を売るのが理想ではないでしょうか。次は、車を少しでも高く売る方法を紹介していきます。
ローンを完済するために車を少しでも高く売る方法
車を売却してもなおローンが残ってしまうと負担が残ります。できるだけ高く車を売って、そのお金でローンを完済したいですよね。ここからは、車を少しでも高く売るためにできることを紹介していきます。
車の売却には「一括査定サービス」を利用するのが最もおすすめ
車を少しでも高く売るためには、複数社の査定を受けて査定額を比較することが最も有効です。査定額を比較したうえで、最も高く買い取ってくれる業者を選ぶようにしましょう。
しかし、一社一社に自分で連絡をして査定をしてもらうのは手間と時間がかかります。そこでおすすめしたいのが「一括査定サービス」を利用することです。一括査定シェアNo.1の「ナビクル」を使えば、一度の情報入力で最大10社に査定を依頼できます。利用料はかかりません。
ナビクルには、利用者が平均17万円高く車を売却できたという実績があります(2019年2月回答145件のアンケートより、複数社査定されたお客様の査定最高額と査定最低額の差額平均を算出)。ぜひ利用してみてください。
一括査定サービスを使うのが車を高く売るのに最も有効な方法ですが、他にも車を高く売るためのコツがあります。続けて紹介していきます。
車を高く売るコツ4つ
一括査定サービスを利用する以外にも、以下のようなコツがあります。
高額売却のポイント
- 高く売れやすい時期(1~3月・9月)を狙う
- 純正オプションをプラス査定につなげる
- メンテナンスノートを用意しておく
- 車をできるだけ綺麗にしておく
以上のようなものが車を高く売るコツとして挙げられます。ポイントをおさえて車を少しでも高く売り、そのお金で残っているローンを返済しましょう。
車を高く売るコツについては「車を高く売るための方法とすぐ実践できる買取交渉術を解説」でさらに詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
まとめ
この記事では、ローンが残っている車を売却する際に必要な手続きや、売却後でもローンが残ってしまう場合の対応方法を解説してきました。
ローンが残っている車でも、売却は可能です。以下にポイントをまとめました。
ローン中の車を売る際のポイント
- ローンが残っている車を売るには、所有権が自分の名義であることが必要
- 名義変更のために、車を売ったお金でローンを返済する必要がある
- 名義変更等の手続きはディーラーや買取業者に任せればOK
- 売却額より残債が大きい場合は、残債上乗せサービスやローン返済サービスを利用する
- まずは車を高く売ってローンの完済を目指すことが大事
- 一括査定サービス「ナビクル」を利用して車を売るのがおすすめ
まずは車を少しでも高く売ることを考えましょう。その際は、一度に複数社に査定を依頼できる一括査定サービスの利用をおすすめします。
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