車買取・車査定
更新日: 2021-11-01
個人間の車売却について解説!売買の流れやおすすめの売却方法も紹介
この記事のポイント
- 車を個人間で売る方法は3種類
- 車の個人売買は複雑な手続きを自分で行う手間がかかり、トラブルも自分で解決しなければならない
- スムーズに車を売りたいなら車買取業者への依頼がおすすめ
車の売却方法はさまざまですが、「個人での売却を考えている」という方もいるのではないでしょうか。
個人間での車売却は、高値で売れる可能性もありますがトラブルも起こりやすいので、メリットとデメリットを把握してから検討することが大切です。
個人間で売買するためには、車両、各種保険の名義変更も自分でしなければいけません。手続きの方法を間違えると、売却後の事故や税金に関する責任を追及されることもあります。
この記事では、個人間で車を売りたいと考えている方のために、売却する手順や必要書類、名義変更の方法などについて詳しく解説します。また、個人間の車売却で注意したいポイントや起こりやすいトラブルについても説明します。車の個人売買を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
個人間で車を売る方法
個人で車を売却する方法は主に次の3つがあります。
個人間で車を売る方法
- オークション、フリマサイトでの出品
- 仲介サービスの利用
- 個人で直接やり取り
それぞれの方法について補足解説していきます。
オークションやフリマサイトに出品する
「ヤフオク」や「メルカリ」といったオークションやフリマサイトで車を売る方法です。手軽に売却できますが、完全に個人間での売買となるため、トラブルは少なくありません。
車は高額商品なので、システムの利用手数料や配送方法も他の商品と異なります。車を出品する前には、必ず各サイトの規約を確認しておきましょう。
個人売買の仲介サービスを利用する
車の個人売買を仲介しているサービスを利用するのも一つの方法です。
「コバフリ」や「ガリバーフリマ」といった個人間売買のフリマサイトに出品してみましょう。売買のプロが部分的に仲介してくれるため、ユーザー同士での直接取引よりもトラブルが起きにくいです。
個人で直接やり取りする
オークションやアプリなどを使わずに、家族や知人と直接やり取りする方法です。車を売る相手が知り合いでトラブルの心配がないという場合などには適しています。
以上が個人間で車を売買する3つの手段となります。以下では、個人売買のメリットとリスクについて詳しく紹介していきます。
メリットとデメリットから個人売買をするか判断しよう
車を売却するときには、自分が重視したいポイントに合った方法を選ぶことが大切です。
売却方法の選び方
- リスクはあるが高値で売りたい⇒個人間売買
- トラブルなく安心して売りたい⇒買取業者で売買
個人間売買は比較的高値で車を売却できますが、トラブルに発展する可能性もあるので、あまりおすすめできません。個人間で車の売買するなら、メリットとデメリットを事前にしっかり確認しておきましょう。
個人で車を売る2つのメリット
個人間で車を売ることには、主に2つのメリットがあります。
個人売買の2つのメリット
- 業者に依頼するよりも高値で売れる可能性がある
- 納得いく価格で取引できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
中間マージンがかからないため高値で売れる
個人間の売買には仲介業者の利益や手数料などが発生しないので、比較的高値で車を売ることができます。
トラブルに巻き込まれるリスクがあっても高値で売りたいという場合は、個人間売買を検討してみてもよいでしょう。
買い手と売り手が納得いく価格で取引できる
個人間での売買なら、買い手と売り手が納得のいく価格で取引できます。売却価格が予想以上に低くなることはほとんどありません。
一方、買取業者による車の買取価格は需要と供給に応じて決まるので、市場の状況によっては納得のいく価格で売却できるとは限りません。
個人で車を売る4つのリスク
個人での車売却には、メリットだけではなく、以下の4つのリスクがあります。
個人売買を行う際の注意点
- 代金が振り込まれない可能性がある
- 買い手が名義変更しない可能性がある
- 取引後に買い手からクレームが入ることがある
- 買い手が見つかるまで時間がかかる場合がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
代金が振り込まれない可能性がある
個人で車を売却すると、車の受け渡し後に代金が振り込まれない可能性があります。買い手と連絡がつかなくなる恐れもあるでしょう。
個人で車を売却するなら、代金の支払いに関する規約がしっかりと定められているオークションサイトやアプリを利用するほうが安全です。
買い手が名義変更しない可能性がある
車の受け渡し後に、買い手が名義変更をしてくれない可能性もあります。名義を変更しないと、売却後も自動車税の支払い義務が生じるので注意が必要です。売却後の事故や違反に対する責任を問われることもあります。
取引後に買い手からクレームが入ることがある
オークションサイトやアプリを使った取引では実車を確認できないため、細かい傷や凹みのチェックができません。
傷が酷い場合は買い手からクレームが入るだけではなく、損害賠償請求に発展することもあります。
買い手が見つかるまで時間がかかる場合がある
個人間の売買では、売りたいときに買い手が見つかるとは限りません。
買い手が見つからない場合は、保険料や駐車場代などの支払いを続ける必要があります。スムーズに車を売却したいなら、買取業者を利用するのが賢明です。
車の売り方で悩んでいる方は、ここまで紹介してきた個人売買のメリットとデメリットを踏まえ、以下を判断材料にしてみてください。
売却方法の判断基準
- リスクはあるが高値で売りたい方⇒個人間で車を売る方法をチェック
- トラブルなく安心して売りたい方⇒優良な買取業者を見つける方法をチェック
個人売買の流れを7ステップで解説
ここでは、個人で車を売却する流れと諸手続きについて紹介します。
個人売買の流れ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ステップ1:個人またはオークション、アプリなどで車を売りに出す
まずは、売りたい車をオークションやアプリなどで出品します。すべてを個人で行うのはリスクが大きいので、個人間売買をサポートする「ガリバーフリマ」などを利用するのがおすすめです。
ステップ2:買い手と車両の状態・価格の合意を得る
買い手に車両の状態や価格の合意を得ます。この段階で細かい傷や凹みなどの情報を正しく伝えておかないと、後々のトラブルにつながる恐れがあるので注意してください。
ネット上で売買が完結する場合は、購入希望者の質問に対して丁寧な対応をするなどして、トラブルを未然に防ぐようにしましょう。
ステップ3:契約の締結を行う
契約書(念書)は売主本人が準備します。雛形やテンプレートはネット上で無料ダウンロードすることも可能です。
契約書の作成は難しくありませんが、契約書の内容や文面にミスがあるとトラブルに発展するので、プロや経験者に依頼することをおすすめします。
ステップ4:代金の入金確認と車両の引き渡し
売買契約の締結が完了したら、買い手に振込口座を伝えて売却額を振り込んでもらいます。入金を確認したら車両を引き渡しましょう。
引き渡す際に軽いメンテナンスや洗車をしておくと買い手の印象が良くなり、クレームの防止にもつながります。
ステップ5:陸運局で車両本体の名義変更を行う
陸運局へ行き、窓口で車両本体の名義変更手続きを行います。売却後の事故責任や自動車税の請求を避けるためにも、名義変更は確実に行いましょう。
名義変更手続きは、買い手と売り手が揃って行うのが理想です。ただし、相手の委任状があれば、どちらか一方でも手続きをすることができます。
売主が用意する書類 | 買主が用意する書類 |
・申請書 ・自動車検査証 ・印鑑登録証明書と実印 ・自動車税納税証明書 ・委任状(代理人申請の場合) ・自動車リサイクル券 ・ナンバープレート前後 ・住民票、戸籍謄本(車検証の記載と異なる場合) |
・車庫証明(警察署で取得) ・印鑑登録証明書と実印 |
参考国土交通省
ステップ6:保険会社で自賠責保険の名義変更を行う
加入している保険会社で、自賠責保険の名義変更手続きを行います。自賠責保険の契約者はオーナーですが、保険の対象は「車」なので、車の売却と別に扱うことはできません。
売主が用意する書類 | 買主が用意する書類 |
・自賠責保険証明書 ・印鑑登録証明書と実印 ・自動車税納税証明書 ・本人確認書類(売主が手続きする場合) |
・自賠責保険承認請求書(異動承認請求書) ・ナンバープレート番号メモ ・印鑑登録証明書と実印 ・車両の譲渡意思が確認できるもの(売買契約書など) |
保険会社での名義変更手続きは、一般的に買い手が行います。必要な書類や手続きの流れは保険会社によっても異なるので、公式サイトや店舗で事前に確認しておきましょう。
ステップ7:任意保険の解約または車両入れ替えを行う
条件に応じて「任意保険の解約」か「車両の入れ替え」を行います。
買い替えない場合
車を売却して買い替えをしないときは、任意保険の「解約」が必要です。将来的に車を購入する可能性がある場合は、等級を最長10年間保存できる「中断証明書」を発行してもらいます。ただし、中断証明書の発行や等級引き継ぎの条件は保険会社によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
買い替える場合
車を売却して新しい車に乗り換える場合は「車両入れ替えの手続き」を行います。車両の入れ替えを行えば、新しい車でも任意保険の等級を引き継いだ補償が受けられます。手続きをしないと6等級からのスタートとなり、保険料の割引率が低くなるので注意してください。
ここまでは、個人で車を売却する流れを詳しく紹介しました。
個人売買は高値で売却できますが、「手続きが煩雑でトラブルに巻き込まれる可能性もある」ということは覚えておきましょう。安全に車を売却するなら、買取業者の利用がおすすめです。
次の章では、買取業者に車を売却するメリットを詳しくご紹介します。
個人売買よりも買取業者に売却する方が安全でおすすめ
個人間でも車の売却はできますが、安全に取引をしたいなら買取業者の利用がおすすめです。
買取業者に依頼すると以下のようなメリットがあります。
買取業者を利用するメリット
- 値段がつけば確実に車を買取ってくれる
- 面倒な名義変更の手続きを代行してくれる
- トラブルに遭う可能性が低い
個人間の売買では、車を売却したいタイミングで買い手が付かないことがあります。売却後に代金が振り込まれないといったトラブルに巻き込まれる可能性も否定できません。
しかし、買取業者に依頼すれば確実に車を買い取ってもらえるため、自分のタイミングに合わせて車を売却することができます。また、名義変更などの手続きも代行してくれるので、車の売却にかかる時間と手間も大幅に省けます。査定時に値段がつかなかった場合は、廃車買取業者に売却するとスムーズです。
できるだけ高く買い取ってもらうには、一括査定サービスの「ナビクル」を利用するのがおすすめです。完全無料で最大10社の優良買取業者に査定を依頼し、最高額で買い取ってくれる業者を見つけることができます。一括査定サービスについて詳しく知りたい方は「一括査定サービスを使って車の高額売却を実現!利用の流れや注意点を紹介」をご覧ください。
どの売却方法を選べばいいのかわからない方は「あなたにピッタリの車の売買方法を提案!車の売り方・買い方診断」を一度利用してみてください。お持ちの車の状態や普段の生活スタイルから最適な方法を提案することができます。
まとめ
今回は、個人で車を売却する方法やメリット、デメリットなどについて詳しくご紹介しました。改めてポイントをまとめます。
まとめ
- 個人でも車の売却はできる
- 個人売買はメリットもあるがデメリットも多いので注意が必要
- 個人で車を売る場合は各種手続きを自分で行う必要がある
- 買取業者に依頼すればスムーズに車を売却できる
車の売却方法で悩んでいる方は、以下を基準にしてみてください。
売却方法の選び方
- リスクはあっても高値で車を売りたいなら「個人売買」
- トラブルなく安心して売りたいなら「買取業者」
買取業者を利用すれば、個人間売買で起こりがちなトラブルに巻き込まれず、スムーズに車を売却できます。少しでも高値で売りたいなら、一括査定サイト「ナビクル」の利用がおすすめです。売却方法に迷われている方は車の売り方・買い方診断をご利用ください。
- 公開日: 2021-04-20

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