2015

5

Aug

廃車の基礎知識

車を廃車にするときに必要な手続き

カンタンにまとめると!

  • 廃車の手続きには「永久抹消登録」「一時抹消登録」2通りの方法がある
  • 必要書類は印鑑証明書、車検証、ナンバープレート、永久抹消登録申請書など
  • 手続きは各都道府県の陸運局にて行う

廃車手続きの流れは2通り

放置自動車と税金

廃車の手続きには、大きく分けて2通りの方法があります。普通自動車の場合、解体して車を完全に破棄する「永久抹消登録」と 、解体はせず、将来使用する予定があるときの「一時抹消登録」です。「一時抹消登録」を行った後、「やっぱりもう乗らないし、駐車場代もばかにならないからスクラップにしよう」という場合には、「解体届出」を提出します。

軽自動車の場合、「永久抹消登録」にあたる「解体返納」、「一時抹消登録」にあたる「自動車検査証返納届」と名称が異なりますが、それぞれの意味は同じです。「解体返納」は文字通り、車を解体したときに提出し、「自動車検査証返納届」は一時的に使用できなくするものです。「自動車検査証返納届」した軽自動車を解体するときには「解体届出」を提出するという流れです。

必要書類

普通自動車を廃車にするには、各都道府県の陸運局で手続きを行います。

「永久抹消登録」を行うには、以下の書類が必要になります。

  1. 発行日から3ヵ月以内の所有者の印鑑証明書
  2. 車検証
  3. ナンバープレート(前後の2枚)
  4. 解体業者から発行される「移動報告番号」と「解体報告記録がなされた日」の覚書
  5. 手数料納付書
  6. 永久抹消登録申請書(及び解体届出書)
  7. 自動車税・自動車取得税申告書(地域によっては不要)

どうしても手続きに行く時間がないという人は、1の印鑑証明書と同じ実印が押印された委任状によって、家族や友人に代行してもらえます。災害などで車を紛失した場合は、2、3の代わりに紛失の経緯を書いた理由書を、4の代わりに罹災証明書が必要です。

また、次の条件に該当する場合は、別途書類が必要となります。

  • 車検が1か月以上残っている場合
    重量税の還付を受けられるため、重量税還付金を受領する人の金融機関名や口座番号といった金融機関情報を提出
  • 車検証記載の所有者の住所・氏名が印鑑証明書と異なる場合
    住所が異なる場合、発行日から3ヵ月以内の住民票を提出
    氏名が異なる場合、発行日から3ヵ月以内の戸籍謄本を提出

「一時抹消登録」を行うには、概ね書類は「永久抹消登録」と同じで、4の解体業者から発行される「移動報告番号」と「解体報告記録がなされた日」の覚書は不要、6永久抹消登録申請書(及び解体届出書)の代わりに一時抹消登録申請書を提出します。「永久抹消登録」と同じように、印鑑証明書と同じ実印が押印された委任状があれば、代行でも大丈夫です。

なかには、盗難によって「一時抹消登録」をしなければならないということもあります。そんな場合には、

  • 登録番号の控え
  • 車台番号(下7桁)の控え
  • 免許証やパスポートなどの身分証明書
  • 登録事項等証明書交付請求書

があれば申請できます。案外多いのが、登録番号や車台番号を記載した書類を紛失してしまうケース。すぐに確認できるところにメモ書きを残しておきましょう。

「解体届出」の手続きには、以下の書類が必要です。

  1. 登録識別情報等通知書(もしくは一時抹消登録証明書)
  2. 解体業者から発行される「移動報告番号」と「解体報告記録がなされた日」の覚書
  3. 手数料納付書
  4. 永久抹消登録申請書(及び解体届出書)

解体をした場合も、車検が1か月以上残っていれば、重量税の還付を受けられますし、委任状によって代理人を立てるなどの対応ができます。

軽自動車の廃車手続きは、軽自動車検査協会で行います。

「解体返納」には以下の書類が必要です。

  1. 所有者の印鑑
  2. 車検証
  3. ナンバープレート(前後の2枚)
  4. 解体業者から発行される使用済自動車引取証明書
  5. 解体届出書(軽第4号様式の3)
  6. 軽自動車税申告書

このうち、5、6は軽自動車検査協会、あるいは関連団体の窓口で入手できます。こちらもやはり、代理人を立てられたり、車検が1か月以上残っていれば重量税の還付を 受けられるなど、基本的な流れは普通自動車と変わりありません。

続いて、「自動車検査証返納届」については、印鑑、車検証、ナンバープレートを自分で用意するほか、自動車検査証返納証明書交付申請書、自動車検査証返納届出書(軽 第4号様式)、軽自動車税申告書を軽自動車検査協会、関連団体の窓口で入手し、提出します。

「解体届出」は、「自動車検査証返納届」の手続きを終えた後に、印鑑、使用済自動車引取証明書、解体届出書(軽第4号様式の3)を提出することで完了します。

必要費用

自分で廃車手続きをするか、あるいは代行業者に依頼するかで、料金は異なります。自分で廃車手続きをする場合でも、書類の提出自体は必要なものが揃っていれば1日で終わりま すから、それほど負担にはなりません。ただ、解体にはおよそ2~4週間ほどの時間がかかるため、一度の手続きで全て済ませたい人 は、業者に一任した方がいいでしょう。

車を解体する場合は、車種や車体の状況によって金額が大きく変わるので、解体業者に相談する必要があります。

  手続きの種類 自分で廃車手続きを行う場合 代行業者に依頼する場合
普通自動車 永久抹消登録(解体費用:0~30,000円) 永久抹消登録申請書(及び解体届出書)の用紙代:約100円 手数料:約20,000円
一時抹消登録 一時抹消登録手数料:350円
一時抹消登録申請書の用紙代:約100円
手数料:約20,000円
解体届出(解体費用:0~30,000円) 解体届出書の用紙代:約100円 手数料:約10,000円
軽自動車 解体返納(解体費用:0~30,000円) 解体届出書(軽第4号様式の3):約50円 手数料:約20,000円
自動車検査証返納届 自動車検査証返納証明書交付申請書、自動車検査 手数料:約20,000円
  証返納届出書(軽第4号様式):約100円  
解体届出(解体費用:0~30,000円) 解体届出書(軽第4号様式の3):約100円 手数料:約10,000円

※自分で廃車手続きをするか、業者に依頼するか、表を参考にご検討ください。
 

放置自動車は廃車の手続きを!思わぬ落とし穴が...

廃車手続きの流れ

車検が切れたり故障したのをきっかけに、駐車場に停めたまま放置している方が少なからずいらっしゃるようです。中には、もう数年放置しっぱなしだから、鉄くずだとお っしゃる方もいますが、ご存じでしょうか、車は廃車手続きを行わない限り、自動車税を払い続けることになります。

税金を回避するには、廃車手続きを踏むか、人に譲るか、あるいは車買取査定に出すのも方法です。しかし、修理のしようがない、見積もりの結果、買取が難しいと判断された場合は、やはり廃車にするしかありません。手順に沿って廃車の申請を行いましょう。

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