2015

18

Sep

車下取りの基礎知識

クルマの「下取り」とは?

カンタンにまとめると!

  • 下取りとは、購入するお店でクルマを引き取ってもらうこと
  • 「買取り額」は中古車としての値段、「下取り額」は引き取り時につけられる値引き額
  • 下取りは次のクルマを購入するための後押しの役目も担っている

クルマの「下取り」とは?

皆さんはクルマを購入したことがあるでしょうか?あるいは、ご家族や親戚でクルマを購入された方の話を聞いたことはありませんか?その際に「下取り」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。

自動車業界にいると割と聞き慣れたなじみのある「下取り」ですが、客観的に振り返ってみると、一部の電化製品で使われることもあるものの、誰もが知っているとは言いがたい言葉なのかもしれません。またその意味を少し誤解している方もやや散見されます。

「下取り」とはどういうことかを知ってカーライフをより充実したものにしていきましょう。

買取りと下取りの違い

クルマを買う時は、自動車販売店(中古車ショップ、新車ディーラーなど)に行くことでしょう。最近では個人間売買で探されるという方もいらっしゃるかもしれません。いずれにしてもクルマの購入は、欲しいモノやいいモノが見つかりさえすれば簡単に済ませることができます。

しかし、今乗っているクルマを手放す場所を探す場合はどうするでしょうか?最近は、「クルマ買取」という看板を多く見かけますが、すでにクルマを購入するあてがあるならば、そのお店で手放すという選択肢もあります。まさにこれこそが「『下取り』をしてもらう」ということなのです

上が有るからこその「下取り」

時々話を聞いていると「うちのクルマを買取店に下取ってもらった」と言っている方がいます。少し言葉尻をつつくように感じるかもしれませんが、買取店に売却するのは「下取り」ではなく文字通り「買取り」をしてもらったということになります。

「下取り」というからには「上」があるのです。「上」すなわちそれは次に買うクルマのこと。新車でも中古車でもいいのですが、購入するから「今乗っているクルマを引き取ってあげる」というのが「下取り」という流れの起こりだとされています。

手放すクルマの価値<次に販売するための商談の道具>

手放すクルマの価値<次に販売するための商談の道具>

クルマを購入するお店で「下取り」をするのと、買取店で「買取り」をしてもらうのとでは、根本的に値付けのメカニズムが異なります。

「買取り」は中古車としての流通相場をベースに値段をつけます。クルマはどんどん古くなっていくので、基本的には下がったものが上がるということはないのですが、同じ年数、新車時に同じ価格帯のクルマでも、車種、グレード、色、装備などで取引価格が異なります。ですから人気の仕様のクルマだと強気の値付けで高く買い取ってくれることがあるのです。

それに対してクルマ屋さんでの「下取り」は、前述の通り「そもそも二台は置けないでしょうし、買い替えるなら古いクルマは不要でしょうから引き取ります」ということが主たる目的です。引き取るとはいってもまだ価値のあるもの。次の車を買うのであれば、引き取るクルマにいくらか値段をつけて、新たに購入するクルマの代金から「下取り料金」として値引きの一部に充当します。

宣伝などの効果もあって、もしかすると「高いのは買取り」という印象を持たれている方もいるかもしれません。しかし正直なところ、特に違いが際立つほど高く買い取ってもらえるのは一部の人気の高いクルマ(車種・グレード・装備・色)で、よくある車種の、よくあるグレードで、よくある装備のクルマなら、おそらくあまり違いがないと思われます。

それよりも「買取店」や「クルマ屋さん」が恐れているのは、よそのお店に行かれて戻ってきてくれないこと。最近では買取店でもクルマを購入できます。流通相場で買取金額を出したり、次のクルマの値引きをしてどこまで頑張ったとしても結局は同じことなのです。

別々の基準はあるものの、要は「お客様の出費が一番減る」ように頑張らないと、買い取ることも、販売することもできないのが今のクルマの世界と言えるのです。買取店でもそこで次のクルマを購入すれば「もう一声」と言うことはあり得ます。これは「下取り的」ですよね。

逆に自動車を購入する店で、例えば「買取店では○○円で出してもらって・・・」と言ったときに「このクルマなら自店で販売できますから」と高額で買い取ってくれる場合などは、下取りながら流通価格に起因しているので「買取り的」だといえるでしょう。

いずれにせよこのことは、「よそのお店に行かれることを防ぐ」ことがクルマを販売していく上で重要な「商談の道具」であるということを意味しているのです。クルマの評価額で値付けする「買取り」も、新たに購入するクルマとの入れ替えというユーザーの「利便性」に「(値引きに充当するという)気持ち」を添えた「下取り」も、昔ほど実質的な違いはなくなってきていると言えるかもしれません。

だからこそ、いろいろ調べてみるだけの価値もあるのです。

昔は下取りが唯一の「買替えの後押し」だった

これまでお話ししてきたのは最近のこと。昔はといえば、「下取り」はクルマを購入する商談において、大切な「後押し」の役割をもっていました。多くの人にとって、クルマを乗り換える際の下取り額は「せっかく頑張ってつけてくれたし」と購入する人の中で買い替えを決心させる材料にもなっていたでしょうし、「下取りを頑張る」ということが営業担当者の「誠意とやる気の見せ所」にもなっていました。

クルマを購入する時は愛車との別れもつきもの。大切なクルマとの別れの寂しさを紛らわせてくれるのもこの下取りだということを是非覚えておいてください。

完全無料 45秒のカンタン入力一括査定を申し込む