車検が近づき、そのまま車検を通すか、いっそのこと買い替えるか迷っている方、大きな車である必要が無くなり、小さな車へ買い替えを検討している方などにとっては、いま乗っているヴェルファイアがいくらで売れるのかが一番気になることでしょう。
ヴェルファイアは、初代アルファード(H10系)がフルモデルチェンジをし、2代目(H20系)になる際、それまでネッツ店で販売されていたアルファードVの後継車として、2008年に発売されました。
ラグジュアリー感を売りとするアルファードに対し、ヴェルファイアは力強さと先進性を売りとし、アグレッシヴなデザインのヘッドライトやクリアテールランプを採用、若さを強調したものとなっています。
アルファードと同じくトヨタが誇る高級ミニバンであるヴェルファイアは、お洒落で洗練されたインテリアと、トヨタ車の信頼性を武器に、中古車市場において値崩れのし辛い車種です。
そのため、どの年式、いかなるグレードであっても、他車種に比べ比較的高値で取引されることが多く、高価買取が期待できます。
ヴェルファイアは、高速道路や山道などをスピードを上げて走行を楽しむという車ではなく、ゆったりと快適に長距離を移動することを目的とした位置づけであるため、内装も豪華で充実したグレードに人気が集まっているようです。
なかでも、乗車定員を4名に減らし、飛行機のファーストクラスのようなリヤシートを持ったロイヤルラウンジLEという特別仕様のグレードで、しかもハイブリットモデルともなれば、かなりの高額査定が期待できます。
発売から6年経った2011年式、走行距離8万kmのロイヤルラウンジLEハイブリットで、550万円以上の買取相場になっているほどです。
しかし、そこまで特別なグレードではなくとも、他社に比べれば高い査定額が期待できるヴェルファイアですが、この記事でご紹介するいくつかのポイントを押さえることで、さらに15万円以上も差がつくことが分かっています。
この記事では、いまお乗りのヴェルファイアの相場情報とともに、一番高い査定額を引き出すために必要なすべての情報をまとめてご紹介していきます。
1あなたの乗っているヴェルファイアの査定額を調べてみよう
まず、いまあなたが乗っているヴェルファイアの相場がどの程度かを知っておくことで、不当な安値で買いたたかれることを防ぎ、高い査定額を導きやすくなります。
家などの不動産と同じように、購入後は財産となる車を新たに購入するとなれば、多くの方がワクワクした気持ちでいっぱいのことでしょう。
そのため、新しい車を早く手に入れたい一心で、多少思っていた金額より安くても「まあいいか」という気分になってしまいますし、また、一般の方が日々変動する相場情報を把握しておくことは困難です。
そこで、自分のヴェルファイアにはいくらの価値があるのかについて、ある程度把握しておくことによって、安く買いたたかれることを防ぎ、さらに、新しい車の購入計画も立てやすくなります。
では、一般的な中古車と比較して値が落ち辛いヴェルファイアでは、実際にどの程度の査定額が期待できるのでしょうか。
1-1ヴェルファイア 7人乗り2.4Z Gエディション は高く売れる傾向あり
2011年式、6万km走行(年1万km計算)で実際の査定実績を見てみると、2.4Lエンジンを搭載した、7人乗り2.4Z Gエディションが、213万円と比較的高値を付けており、値落ち幅も緩やかな傾向にあります。
ヴェルファイアには、2.4Lの4気筒エンジンと、3.5LのV型6気筒エンジンがラインナップされていますが、3.5Lモデルよりも2.4Lモデルの方に人気があるようです。
その背景には、環境問題や、省燃費への関心の高まりや、排気量が上がることで増える年間の維持費などを考慮し、余裕を持った出力の3.5Lエンジンの燃費の悪さよりも、実用性では十分な2.4Lエンジンを選ぶ傾向が強いと言えます。
1-21番人気はヴェルファイアのハイブリットモデル
3.5Lよりも2.4Lの方が高額査定になりやすいヴェルファイアですので、当然ハイブリットモデルではさらに高額な査定額に期待ができます。
ハイブリッドV Lエディション 7人乗で、上記と同条件(2011年式6万km)での査定価格については、320万円を超える査定額が出ており、いかにハイブリットに対して、世間の関心が高いかということがお分かりいただけるかと思います。
1-32008年式10万km走行の3.5Lモデルでも98万円で売れる
では、年式が古く、人気グレードではない場合でも、諦める必要はありません。
初代である2008年式モデルで10万km走行、さらに3.5Lの8人乗りの車両であっても、98万円という高額査定が出ていますので、例えあまり人気のないグレードや、年式が古い車両であっても、十分な査定額が出ていると言えるのではないでしょうか?
1-4中古車相場は日々変化していくことに注意
他の車種に比べ、かなり高額な査定額が期待できるヴェルファイアであっても、気を付けなくてはならないのは、査定相場というのはあくまで「いま現在の状況」であるということです。
いくら高額な商品であり、財産になり得るものだとしても、車というものは時間と共にその価値は失われていく消耗品であることは否定できません。
また、売却するタイミングによっては、1月前の相場より大幅に下落してしまうなどということも十分に考えられます。
そのため、売却を考えている時期にいくらの価値があるのかを把握し、もっとも高い価格で売れる時期を見極めることが大切なのです。
2ヴェルファイアを売るための3つの方法
では、査定相場を知ることが大切であることが分かったところで、ここからは、具体的にヴェルファイアを売却する方法についてご紹介していきましょう。
車の売却方法には大きく分けて3つの方法があり、車を高く買取ってもらうには、下記でご紹介する方法のうち「どこに売るか」また、「どの方法で売るか」が最大のポイントとなります。
- ディーラーへの下取り
- 買取店への売却
- 一括査定
あくまでディーラーなどの下取りは、下取りした車で利益を得ることが目的ではなく、新しい車を購入してもらうための手段でしかありません。
ディーラーなどの下取りに比べ、買取った車を転売することで利益を上げていますので、高価買取が期待できます。
基本情報などを1度入力するだけで、複数の買取店に査定依頼を出すことができ、買取業者同士の競争を生み出すことによって、更なる高額査定に繋がる可能性があります。
もちろんどの方法にもメリットとデメリットはありますが、業者間で競争させることができる一括査定が、一番高く売れる方法であることは間違いありません。
2-1最も高い査定額を引き出せる「一括査定」のメリット
ディーラーなどの下取りと、一括査定を利用した買取では、一括査定を利用した買取を依頼する方が高く売れる可能性があります。
ディーラーなどの下取りが安くなってしまう理由は、あくまで新しい車を購入してもらい、値引きやオプションのおまけといったようなサービスなどの一環として、下取りが行われているためです。
また、すでにユーザーが購入の意思を示しており、下取りについては他社と競合することが少ないことも、下取り査定額が低くなる原因であるとも言えます。
そして、一括査定を利用せず、1社だけに査定を依頼している場合は、買取業者側に有利な条件で買取られてしまう可能性が高くなります。
そこで、一括査定を利用し、業者同士で競争させることで、プロ相手に難しい駆け引きや交渉をしなくても、自然と高い査定額を出してくれる可能性が高くなるのです。
それでは下記より、一括査定を利用するメリットについて具体的にご紹介しておきましょう。
- 24時間いつでも申し込める
- 連絡する手間が省ける
- 登録しているのは信頼できる業者ばかり
一括査定を依頼する際は、インターネットのサイトから申し込むことになりますので、パソコンからはもちろん、スマートフォンなどから、いつでもどこでも申し込みを行うことができ、忙しい方にはうってつけなのではないでしょうか?
複数の買取業者1社1社に、ユーザー自ら申し込むのは相当な時間と労力を要します。
しかし、一括査定を利用すれば、車両情報や連絡先などの入力は1度で済ませることができ、楽に複数の業者に査定依頼が行えます。
一括査定サービスを提供しているサイトにより、登録している買取業者の数に違いはありますが、大手と呼ばれる有名買取店はまず登録しているため、買取り価格だけでなく、手続きや支払いなども安心して任せることができます。
2-2 知っておきたい一括査定のデメリット
最も高く売れる可能性の高い一括査定ですが、当然デメリットもあります。
しかし、きちんとデメリットを理解し、多少の手間を惜しまず行動することで、ディーラーなどの下取りよりもはるかに高い査定額を引き出すことができるのです。
ここから、一括査定のデメリットについてご紹介していきます。
- 申し込み後、即座に複数の業者から連絡が来る
- 買取契約後、すぐ引き渡しを求められる
- 査定の段取りに多少手間がかかる
ヴェルファイアなどの人気車種は、当然買取業者側としても是非買取りたいと思う車種であるため、ライバル業者よりもできるだけ早く査定のアポイントを取ろうと連絡をしてくることになります。
そのため、申し込み後すぐ連絡が来ることを見越して、時間の余裕があるときに申し込みを行いましょう。
中古車の相場は日々変化しているため、売買契約成立後は、すぐ引き渡しを要求されることがあります。
そのため、いつ引き渡しができるのかということを事前に伝えておくと良いでしょう。
1社でも多く査定をしてもらうことが、高価買取の大切なポイントですが、複数の業者の時間があまり近くならないよう、予め段取りをしておく必要があります。
可能であれば1日時間をとり、1~2時間程度の時間を空けて、1日で査定を済ませてしまうことがオススメです。
このようにデメリットもある一括査定ですので、初めて利用する方にとっては少々不安に思う方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、ほんの少しの手間と努力を惜しまず、一括査定を上手に利用すれば、ディーラーなどの下取りよりも数万円から20万円程度高く買取ってくれる可能性があります。
そして、もしも納得した査定額が提示されなければ、買取を辞退することも可能ですので、是非挑戦してみることをオススメします。
下記フォームより、簡単に一括査定に申し込むことができます。
3ヴェルファイアの査定額を引き上げたい!査定額を上げるポイントを解説
ここまでお話ししてきたように、どの方法を選択し「どこに売るか」が最大のポイントであり、特に人気のあるヴェルファイアなどの車種では、業者同士の競争が激しくなり、より一層の高価買取が期待できます。
さらに、下記より紹介するいくつかのポイントを押さえておくことによって、プラスαの査定額アップの可能性も出てきます。
3-1純正部品は保管しておこう
わざわざ工賃をかけて純正に戻す必要はありませんが、純正パーツがある場合は査定の際に伝えておくと良いでしょう。
ヴェルファイアはカスタムベースとしても人気のある車種であるため、ホイールやランプ類などを社外品位交換している方も多いと思います。
しかし、純正品ではないカスタムパーツは、人によって好みが分かれるため、必ずしもプラス査定になるとは限りませんが、純正パーツがあることで無駄なマイナスを防ぐことができます。
3-2洗車や室内清掃し思いをアピール
汚い車よりも、きちんと洗車され、車内も綺麗にしてあれば、大切にされてきた車であるという好印象に繋がり、業者側としてもプラス査定を出しやすくなる傾向があります。
ただし、正直に申し上げて、洗車や車内清掃をしたからと言って、劇的に査定額が高くなることはありませんが、査定する側も人間ですので、エンジン内部など、外から見えない部分については、ある程度、経験と勘に頼らざるを得ません。
そこで、大切にされてきたんだなという印象を持ってもらうことが大切なのです。
3-3 メンテナンスノートは取っておく
上記の洗車と同じような効果ですが、やはりきちんと整備されていたことが証明できるメンテナンスノートがあれば、中古車として高く売れる可能性が高くなります。
高く売れるということは、その分高く買取ることができるということになるのです。
3-4高く売れる時期を見極める
他の車種に比べて値落ちがしづらいヴェルファイアでも、やはりある程度高く売れる時期と、そうでない時期があるということは念頭に置いておきましょう。
比較的高く売れる時期というのは、販売が好調になる少し前ということになり、決算月である3月か9月と、その1か月前である2月か8月が最も高く買取ってもらえる可能性が高い月と言えます。
また、逆に車検切れまで1か月を切ってしまっている場合などは、査定額が低くなる可能性があります。
4まとめ
ここまでお読みいただき、どのような感想をお持ちになったでしょうか。
この記事ではヴェルファイアの買取相場や、高く売るためのポイントなどについてお話ししてきました。
ヴェルファイアは、トヨタ車としての高い信頼性と、高級セダンにも負けない豪華な内装で非常に人気が高く、新車の販売価格も相応に高額な高級車ですので、そう簡単に新車で購入できる金額ではありません。
そのため、数年落ちの中古車であれば手の届きやすい価格になるため、中古車市場ではとても人気の車種であり、どんなグレードでもほかの車種に比べ、高額査定が期待できます。
そして、この記事でご紹介している一括査定を利用することにより、業者同士を競わせることで、更なる高額査定を実現させ、あなたのヴェルファイアを本当に欲しいと思っている業者に売却することが大切です。
一括査定を利用すれば、複数の買取業者に査定を依頼する手間が省けるばかりか、必然的に競争を激しくさせる効果が期待できますので、下記入力フォームから一括査定に申し込んでみましょう。